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飯能の紅葉ポイントだというので行ってみました。











Googleマップの写真をざっと見ただけで行っちゃったんですよね。

東郷元帥が祀られている、紅葉がきれい、くらいな予備知識で出発しちゃった。

これが大間違いの始まりでした。

ネットでググってれば、

　『参道が迷路。「秩父御嶽神社・東郷公園」での紅葉狩りは体力勝負』とか、

　『〖地獄〗秩父御嶽神社の御朱印と延々と続く石段』云々

なーんて記事がイヤでも目に入った筈なのですが。



　
ここは鳥居観音と似たところがいくつかあります。

個人が開いたところだということや、山全体が敷地になっているということ。




1894年（明治27年）、秩父郡坂石村芳延（現：飯能市坂石）の百姓庄吉の長男であった鴨下清八（かもした せいはち、文久元年6月5日（1861年7月12日） - 昭和30年（1955年）12月8日）が創建した。清八は久保新衛門、井上頼圀に師事し、国学を修めた。17歳のとき、母が危篤となり、薬、医術も効かず神を頼り御嶽教信徒となって修行、そして母の平癒を見た。清八は神徳を深く信じ、福寿山を開き秩父御嶽神社を祭祀した（Wikipediaより抜粋）。


そして、東郷平八郎さんの唯一の生前に建立された銅像がある場所です。






この東郷元帥像までは約３分とさほどかからず到達でき、また、このあたりの紅葉が非常に美しいそうです。

昨日はやはりまだ時期が早いようで、陽当りが良い箇所だけが色づいていました。




で、当初はこの銅像付近まで行って戻るつもりだったのですが、上の方にもいろいろありそうで、つい出来心で上り始めてしまったのですね。

最終的には上の絵地図の一番奥、秩父御嶽神社まで上りました。

絵地図には「20分」と書かれていますが、これは東郷元帥像の上あたりから延々と続く石段を勢いよく直登した場合の話。

ちょうど山登りのように山道を登るルートもいくつもあって、私はおおよそ左巻きに登っていきました。

これは完全に山登りです。

石段の直登も太ももがパンパンになりそうですが、山道も傾斜がきついのでかなりしんどい。



登っていく間に石段の途中の部分に出くわしたのですが、

上を見ればこのように。
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振り返って下を見ればこの通り。
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遥かに続く石段が！



大変なのが修復等を請け負う職人さん。

もちろん、そういう業者さんたちはある程度のところまで車で上がって来られるのですが、本堂の直近までは入れない。

最終的にはやはり歩くしかない訳です。

ちょうど本堂の額が傾いているからと言われて見に来た職人さんがいらっしゃいました。

支えにかましてある木片が片方だけなくなっていたのが傾きの原因だったのですが、このなくなった木片の代替を作るための木っ端を取りにまた車まで戻らねばならない。

こりゃあしんどいですね（汗）





上るのは大変ですが、東郷元帥にまつわるものが色々あって、今年横須賀でようやく記念艦三笠を見た私にとってはこれも縁だなあと感じさせられました。

せっかく苦労して登ったので、下りながら全部のルートを走破してきました(^^)v


これは三笠の被弾甲板。




ロシアの３インチ野砲。




日露戦争の歴史を振り返る旅にもなりました。

なお、開祖の鴨下清八さんという方、物事をきちんと見る目を持っておられたようで、昭和20年、時の内閣総理大臣鈴木貫太郎に建白書を呈し、無条件降伏を勧告したそうです。これは非常に勇気のいる行動だったと思います。



あ、そうそう、余談ですが、トイレを探して近所をウロウロしたときに、偶然見つけました。



２台ともちゃんと稼働してるっぽいです。

すごい！




●所在地
　　埼玉県飯能市坂石550-2
　　位置　北緯35度54分54.81秒　東経139度12分42.73秒