ポチ７号のブログ一覧

梅雨の最後の土砂降り続きで崖崩れが怖くて山歩きを控えてていたのですが。。。なんと昨日奥多摩湖畔で崖崩れがありました。

場所の情報も錯綜していて、昨夜ネットで確認したときには地図上「深山橋付近」がマーキングされていて、実際今朝5時の時点での青梅街道の道路情報表示も深山橋までは行けるとされていたのですが、午前10時の時点では峰谷橋の手前（ダム堰堤側）」ということになって、大麦代のトンネルの抜けたところ（小河内ダムの大駐車場のところ）で通行止めになっていました。

従って、奥多摩側からは奥多摩周遊道路には入れませんでした。

予定では「やませみ」でランチの筈だったのにぃ～

不思議なことに、帰宅して再度ネットで確認すると昨日時点の情報として「峰谷橋」が挙がっています。

昨日の昼過ぎのTVニュースの動画でも「峰谷橋」と言っている。

どうもキツネにつままれたような気分ですが、それはさておき今朝のぶらり散歩のお話です。



次は奥多摩の「むかし道」を歩いてみよう！と考えていました。

古来の青梅街道ですね。

梅雨が明ければ猛暑日続きになるのは目に見えているので、低山の山歩きはなかなかキツイ時期になります。

かと言って現在はまだまだリハビリ中みたいなもんで、運動不足過ぎてとても高山には登れません。

青梅在住の私は、奥多摩むかし道の古里駅～奥多摩駅区間ならけっこうお手軽に早朝さんぽ出来ちゃいます。

①まず車で早朝奥多摩駅に行き、パーキングに停めておく
②始発（5:07）で古里駅まで戻る
③古里駅～奥多摩駅まで、むかし道で歩く
④奥多摩駅で車をピックアップ
⑤山のふるさと村へ行き「やませみ」でランチ♪

という計画で、涼しいうちに歩いてしまおう！という魂胆です。

4時過ぎに家を出て奥多摩駅付近のパーキングへ。



奥多摩駅付近にはパーキングは２つしかありません。

１つは町役場管轄のもの、もう１つはタイムズです。

町役場の方は24時間営業ではないので、早朝だとタイムズ一択です。

そして5:07発の始発に乗り、



古里駅へ。



駅前のセブンイレブンで朝食を調達。

ここから先にはコンビニはありません。



少しR411を歩き、ここから脇道へ入っていきます。



「むかし道」は「大多摩ウォーキングトレイル」というコースに組み込まれていて、よく整備されているので安心して歩けます。

分岐には必ずこのような標識があるので迷うこともありません。



中でも特筆すべきはトイレですね。

公衆トイレの常識を覆すキレイさです。



街の中でだって、公衆トイレでこのキレイさはなかなかお目にかかれないと思います。



奥多摩にはOPTというグループがあります。

奥多摩、ぴかぴか、トイレ。

略してオピトです。

このOPTの方々がトイレをピカピカにしてくれているのだそうです。

山歩きやアウトドアに馴れていない女性でも抵抗なく入れると思います。





小丹波駐車場観光トイレのところから橋を渡って左岸へ。



いよいよ山道になります。



最初は沢づたいでけっこう暗い。





川は陽が当たるので明るいのですが。



そしてここから最初の急登です。

古里駅から奥多摩駅までの区間では、①古里～松ノ木展望台まで　②鳩ノ巣渓谷～白丸ダムの２か所だけキツイ上りがあります。



松ノ木の展望台まで一気に登ります。

今日のルートの中ではここの登りが一番キツイです。



朝ごはんを食べて、少し下って雲仙橋。



下ったと言ってもこの高さです。



橋を渡ったら、民宿のすぐ脇からさらに下へ降りていきます。





下り切ると水神様の鳥居を正面に見て右へ進みます。


ここの階段は上らず、左脇を抜けていき、




ここから右の崖づたいに上がっていくと、右上の建物のところに出ます。



ちなみにこの建物は以前紹介したギャラリーぽっぽです。


ぽっぽの脇を抜けて吊り橋を渡ります。



ここからしばらくは鳩ノ巣渓谷を沢づたいに歩きます。







ここからまた急登です。

階段が整備されているのですが、段が高めなのでかなり体力・脚力を消耗します。

約130段。

なかなかしんどい。



でも、キツイ上りはこれが最後です。

登り切ったらすぐまた下っていき、白丸ダムに到達します。







白丸ダムから数馬峡まではずっと多摩川に沿った道です。







ジビエ料理の「アースガーデン」の脇を通って



数馬西トンネルを抜け、





道なりにずんずん進んで







変電所？の脇を通って








どんどん上って一般道へ。







ここから奥多摩駅まで約1.5km、ひたすら灼熱のアスファルトの上を歩くことになります。










最後の最後にこれはキツイ。

これまで木陰と沢づたいばかりだったので、案外涼しく歩けていたのですが、ここで一気に暑さにやられます。

死ぬ。

と思っていたらカフェを見つけました。



氷川キャンプ場のカフェkualaです。



よかった、暑さで死にそうでした。



生き返って最後の500mを歩きます。



奥多摩駅に戻ってきました♪




白丸ダムから先はあまりビューポイントもありませんし、今の時期は白丸ダムから白丸駅に抜けてしまった方がいいかもですね。

白丸までは快適なコースでした♪

冒頭に書いた通り、崖崩れのために予定していた「やませみ」には行けず、ランチを食べられなかったのが想定外でしたが、午前のちょい山道さんぽを楽しく歩けました＾＾



あ、あと、奥多摩（青梅、飯能界隈も）の山歩きは必ず熊よけ鈴を用意してくださいね。



ここ５年ほどの期間だけでも、奥多摩はもちろんのこと、青梅、日向和田、二俣尾、軍畑などの住宅地のすぐそばで何度も熊が出没しています。

住宅地の近くに出没するくらいなので、青梅・奥多摩・飯能界隈ではたとえ200mくらいの低山エリアであっても熊に出くわす可能性があります。

2008年には有名なクライマーの山野井泰史がランニング中に熊に襲われて鼻がもげる寸前という大怪我を負った事件も起きていますし、一昨年も川苔山で作業中の男性が指を食いちぎられる事件が起きています。

特に親子連れの母熊は攻撃性が強い傾向があります。

You Tubeを見ていると、音が入るのを嫌うのか多くの方が熊よけの鈴をつけずに歩いていますが、地元民から見れば無謀としか思えません。

出没情報リストがありますのが、ご覧になってください。