
フジTVの問題で、AC広告に差し代わり一躍話題になった「なかやま検脈」。
心房細動による不整脈に気をつけてね。
という内容でしたが、まさにこれを患っていました。
昨年11月、自宅近くをウォーキング中、そろそろ帰宅という坂道を登っていたら、急に胸が重く息苦しくなったので、脈を測ってみたら明らかな不整脈が出ていました。
内心「またか!」
過去にも何回か不整脈は出た事があったので、直に治るだろうとゆっくり歩いて帰宅。
しかしその後も不整脈は続き、日頃、糖尿病でお世話になっている病院へカミさんに連れて行ってもらいました。
松戸市立医療センターです。
病院に到着しても一向に治る事はなく、車椅子で院内を移動しつつ心電図や胸部レントゲン、採血などを行って診察。
そのレントゲン撮影時には、車椅子から立ち上がる時に強烈な立ちくらみで倒れそうにもなりました。
糖尿の担当医は内科の副院長だったのですが、専門外という事で若い循環器内科のドクターに診てもらいました。
その時点で、内服薬での治療となり血液をサラサラにする薬、それに伴う胃薬、そして心拍数を抑える薬が出ました。(脈拍数が99あったので)
ちなみに血圧はほとんど測れない状態です。
またその時に、「アブレーション治療もありますよ」と話され、「詳しくはネットで検索してください」との事。
※アブレーション治療は、心臓カテーテルにより行う治療法です。詳しくはネットで😆
不整脈がまだ治らない中、帰宅しました。
その三日間不整脈が続きましたが、その後しばらくは正常な状態が続きました。
そして12月10日の朝7時前。
また不整脈が発症。
この時間は病院は時間外です。
仕方なく救急車搬送になりました。
いつもお世話になっている病院とは連絡が付かず、救急隊の判断で行徳総合病院へ。
実質初めて救急車のお世話になりましたが、隊員の方々がとても親切で感動してしまいました。
それとは逆に、救急車の乗り心地の凄さにビックリ。
車内のストレッチャーにベルトで固定されているんだけど、その揺れと振動で落っこちそうな感じに。
あまりにびっくりしたせいか、病院に着く頃には不整脈も治っていました。
その病院では、心電図、採血、胸部のCT。
ドクターの診断は心房細動による不整脈で、行きつけの病院でアブレーションが出来るなら、ぜひやってもらった方が良い!
と言われました。
その後は目立った不整脈は出ていないものの、二ヶ月に一度行く無呼吸症のドクターに話しても、「アブレーション治療はやった方が良い」と言われました。
そのドクターは普段は大きな病院で循環器内科のドクターでもあり、もうアブレーション治療は一般化してきているとの事。
心房細動が起きると、心房内の血流が鈍くなり、そこで血栓が出来て脳に回ると脳梗塞や脳溢血になると言われました。
その予防も含めて、「アブレーションは絶対おすすめです。」と。
話したドクターはその他の先生も含めて全員が勧めてきました。
再び、松戸の医療センターに行った時に、その若い循環器内科のドクターに「アブレーション治療をお願いします」と
「わかりました、では次回、その専門医の診察を受けてくだい」
そして専門医に受診するとドクターは、
「この病気は薬を飲んでも治る事はない。どんどん悪くなる一方です。なので早いうちにアブレーション治療を行った方が完治の可能性が高いです。すぐやりましょう!」
と、専門医だけあって話が早く、2月4日に血管造影剤を使ってCT検査となりました。
もちろん、この時も心電図と採血・採尿も。
そしていよいよ2月17日に入院。
スケジュールはこんな感じ。
アブレーション治療自体、局所麻酔と静脈麻酔で殆ど寝ている内に行われるので痛みは感じませんが、唯一強烈な痛みを感じたのは、術後にカテーテルを挿入した部分の止血作業の時に、思わず痛みで正気に戻りました。
一瞬でしたけどね、その後はすぐまた意識のない世界へ。
実際に大変なのはその後で、安静に寝たままの状態で6時間。
6時間過ぎても、翌日朝の診察でドクターからOKが出るまでは、上半身は多少動かせても下半身はほぼ動かせません。
腰は痛くなるし、おしっこはパイプを挿入されているので痛いし気持ち悪いし。
翌朝ドクターが病室に来て、傷口を確認しOKが出たので、ナースが点滴を外し、おしっこのパイプも抜けて、やっと自由の身になれました。
今回の入院で痛かったのは、先ほどの止血処理とおしっこのパイプを挿入する時でしたね。
男性は高齢者になって来ると、前立腺が肥大してきて尿道が狭くなる傾向があるので、そこを通す時が一番痛いとか。
自分も1箇所、悶絶する痛みでした。
逆に抜く時は、軽い痛みはあるものの、なんか気持ち悪い感じ。
抜かれたパイプ(ホース)があまりに長いのと先端がかなり細いのにはびっくりしました。
自分のようなコンパクトな局部でも😆あんなに長いのを入れるんだとね。
6階の病室なので、廊下からの景色は良かったです。
スカイツリーと富士山。
筑波山。
ほぼ隣にある、清原元選手が薬を抜くために入院した千葉西総合病院。
ここの院長の三角先生は、心臓カテーテル治療では有名な方です。アブレーション治療とは違います。
翌日、無事に退院して寂しい病院食だったので、まず院内のドトールでブレンドコーヒーを飲み。
その後帰宅途中でスシローによってカミさんと一緒に昼食としました。
みんカラも割と同世代の方々がいらっしゃると思うので、不整脈が出たら早めの受診をお勧めします。
長々とありがとうございました。