
新車のRX-8から、新車のRX-8に乗り換えること早9年。
ということは、車検を受ける必要があります。
さらに、ただでさえ9年経過している上に、ハイグリップタイヤでサーキットをガチで走っているため、あちこちに疲労がたまっている状態です。当たり前ですが車は放置しても治らないので、今回施工可能な修理はまとめて実施することにしました。まぁ、今なら消費税増税前、かつ車検と同タイミングという理由で、我が家の大蔵大臣から予算が下りやすいという理由もあります。
・・・以上ここまで、98%
2年前の車検ブログのコピペ。歯磨き粉のCMかよ。
要は、お国に年貢(税金)を納入し、消耗品を交換して延命です。まだまだ乗り続けるつもりなので、消耗品はガンガン交換していきます。
①ステアリングラック交換
RX-8のラックアシスト電動パワステは、アシストモーター・トルクセンサー・ラックギアが非分解となっており、アッセンブリーでしか部品が出ません。そして経年劣化でトルクセンサーが突然死してアシストが効かなくなる現象が発生することがあります。
今のところその前兆現象は発生していませんが、RX-8もいよいよ古い車になってきたので、部品が出る内に新品へ交換し、外した部品は予備で取っておくことにしました。
そういう理由であるため、ラックだけなく、ハーネス、ラックエンド、ラックブーツ、タイロッドエンド、およびボルト・シール類の、ラック関連部品全て新品に交換しました。また、コラムユニバーサルジョイントも変えました。こいつがゴリゴリでほぼ死にかけていました。
交換すると、ステアリングがすごく軽くなります。実はアシストモーターが時代柄直流ブラシ付きモーターであるため、劣化でアシスト力が徐々に弱くなっていきます。知らず知らずに少しずつ重くなっていたんですね。
さらに、ステアリングがなめらかに回るようになりました。ゴリゴリのユニバーサルジョイントを変えたからでしょう。
②オイルパン交換
私の個体は、新車1年経過しないくらいから、エンジンオイルのドレーンからオイルが滲み出る症状が続いていました。下に垂れる程ではないのですが、ドレンボルトを変えようがパッキンを変えようがにじみは収まらず、走行風でエンジン後までうっすら油々しくなってしまう状態で、結局液体ガスケット等で滲み防止していました。エンジンOH時に交換しようかと思っていたけど、忘れてたw
原因はドレンボルトの座面に傷が入っているため。一度オイルストーンで磨いてみたけど症状変わらず。すると、修理する方法はただ一つ。ということで、オイルパンを交換です。
外して明るいところで見てみたら、傷は思いの外深く、これでは何やっても漏れるわけです。こうなったのはドレンボルトの締めすぎか、あるいは最初からか。今となっては昔すぎてどちらかは解りませんが、自分で作業するときは気をつけるようにします。
③クーラント交換
前回交換から2年なので、定期交換です。
いつものC72。こいつなら確実に2年間は消泡・防錆効果が維持できることは、エンジン開けて確認済み。信用してます。
④Projectμキャリパー エア抜きバルブ交換
このキャリパー、エア抜きバルブ周辺に水がたまりやすく、バルブが錆びやすいです。そのままにしておくとバルブが痩せてしまい、サーキットでのハードブレーキ時にフルードが滲み出てきやすくなります。
こちらも下に垂れるほどでは内のですが、キャリパーの塗装が犯されてぶよぶよに溶けていくので、このバルブも交換しました。
⑤リアロアトレーリングアーム交換
RX-8のリアアーム5本のうち、このアームの車体側ブッシュが最も消耗が激しく、まず最初にこいつからヒビが入ってきます。この車の全サスアームは4年前の2016年に交換しているのですが、今回は左右のこのトレーリングアームだけ交換しました。
外してみたら、右は少々ひび割れ、左は絶賛ひび割れ進行中でした。
以上ここまでは、八屋にて実施。
ここで車を広島まで持って帰り、いつものレッグにて車検です。
⑥圧縮測定
RX-8は、正直圧縮は気にしだしたら負けです。
しかし、2年前にオーバーホールしたエンジンが、3万キロのサーキット走行(およびその道中の回送)にて、一体どのくらいになっているか、今回ものは試しにレッグにて測ってもらいました。
測定:2020年10月 オーバーホールから3万キロ走行
F:7.9/8.1/8.1
R:8.1/8.1/8.2
@250rpm
前回測定:2018年8月 オーバーホール直後
F:8.3/8.4/8.4
R:8.4/8.4/8.3
@250rpm
こんなもんでしょう、という数値となりました。多少は減っていますが、3室差もなく普通通り。ちなみにレッグ所有の測定器はちょっと値が渋めに出るらしく、他で測るともう少し高い値が出るようです。
RX-8は、正直圧縮は気にしだしたら負けです。エンジン制御がそれまでの車よりも進化しているため、多少圧縮が低くても普通に走れてしまいます。実際、7.0程度でも普通にサーキットで一級に走れてしまいます。極端に減ると燃費の悪化やストレート速度の低下という症状が出ますが、メーカーが限度値と言っている、1室6.8以上、3室差1.5以内、ローター差1.0以内なら、細かいところまで気にする必要は無い、ということでしょう。
以上で車検は終了です。
最後に、車検代としてレッグの新製品であるガラスボタンを取り付け。
実は製品が仕上がってすぐに購入したトップバッター品なのですが、取付を後回しにしていました。
延命完了。
まだまだ走りますよ。
Posted at 2020/11/06 14:22:14 | |
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