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アース烏のブログ一覧

2020年07月02日 イイね!

Assetto CorsaをRX-8で走る 2.1:タイヤのグリップを5倍にすると・・・?

前回のオマケ。

タイヤのグリップを5倍にしてみました。
すると、どんなコーナーでもノーブレーキで走れるほどタイヤが滑らない!

でも、すぐに・・・



こうなります。


実車においても、重心が高い車にSタイヤやモータースポーツラジアル(12DやA052等)を履かせ、サスペンションセッティングがタイヤグリップに合っていないと、この現象が起きます。

昔のレースゲームのようにタイヤのグリップを旋回最高速度を向上させる単純計算では無く、物理モデル計算をしている、という裏付けになるのかな。
Posted at 2020/07/02 21:56:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | レースシム | クルマ
2020年07月01日 イイね!

Assetto CorsaをRX-8で走る ②:車で最も大事なのはコレでしょ。

Assetto CorsaをRX-8で走る ②:車で最も大事なのはコレでしょ。前回はこちら

Assetto CorsaでRX-8を走らせよう、の続き。

前回で、実車とは大幅に異なるサスペンションジオメトリとエンジン出力特性をあわせました。これで挙動は実車にかなりあってきましたが、一つ不満点が出てきます。

それは、タイヤ。

Assetto Corsaに出てくる市販車のほとんどが、標準で選べる最もハイグリップな物が"Semislick"というものです。RX-8 Modもこの設定をそのまま使用しているので、Semislickが最もグリップするタイヤです・・・が、コレが名前負けしてグリップしないし、暖まりも良くない。走らせた感じとしては、RX-8純正 POTENZA RE050A 225/45R18よりちょっと良い程度。

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実際、TC2000で出せたタイムもこのくらい。
シミュレーターだと実際よりもちょっと早いくらいになるはずだから、050+αってところでしょう。

シミュレーターなんだから、実際よりも難しい環境のほうが練習になる、というのはごもっともであり、このままでも十分すぎるほど練習することが出来ます。しかし、実際に使用している、現在発売中のハイグリップタイヤやモータースポーツラジアル(仮称 RE-12DとかA052等)と比較すると、やはり挙動が少し違います。

Assetto Corsaは、1車種ごとにタイヤの種類を何種類も持てるので、ここは練習用の標準Semislickを残しつつ、今まで使ってきたタイヤを追加していきます。

とは言っても、前回のエンジンパワーやサスペンションジオメトリーと違って、タイヤの物理特性はタイヤメーカーから資料が公開されているわけではありません。お願いしても絶対出てこないでしょう。ということは、自分の経験を基にして、タイヤのパラメーターをトライ&エラーを繰り返して作り込んでいくしかありません

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これがAssetto Corsaの車種毎タイヤ設定パラメーターです。
こいつらを一つ一つ調整し、走り、調整し、走り・・・となるわけですが、
・該当タイヤの該当項目を探すのが大変
・使用していない項目も多い
 (過去バージョンとの互換性確保のために項目は残さなければならない)
・最終的なグリップを、複数のパラメーターから計算するので、どの程度修正するか都度計算が必要

つまりは、めんどうくさい、ということです。

でも、普段使ってるタイヤも作ってみたい以上、この作業は避けて通れません。

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面倒な作業があるなら、プログラムを作れば良いじゃない!
20年以上前の学生時代にそう教わりました。

ということで、各タイヤのパラメーターを入力し、そこから最終的なAssetto Corsa用設定ファイルを書き出すVBA Excelシートを作りました。これなら項目を探すのも楽ですし、パラメーターを入力しながら計算結果も確認できますし、ボタン一つでAssetto Corsa内へ反映できます。
VB使ったのなんて何年ぶりだろう。C派なので、EndIfとか忘れてたよ。


あとは、各タイヤを作り込んでいくだけです。
普段使いのRE-71RとRE-12D、一世代前のAD08R、225用のNS-2Rを作り込んでいます。

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これが自分で作ったRE-71Rで、先ほどのSemislickと同条件で走ったときのタイムはこのくらい。まあまあ良い感じになりました。
国産タイヤはおおむね良いところまでいっていますが、NS-2Rの縦横が強いが斜めが弱いという癖の部分について、もう少し作り込んだ方が良いかな?というのが現状です。


練習環境が整ってきた・・・かな。
Posted at 2020/07/01 16:57:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | レースシム | クルマ
2020年06月18日 イイね!

Assetto CorsaをRX-8で走る ①:妙に早く、妙に速い挙動を修正してみた

Assetto CorsaをRX-8で走る ①:妙に早く、妙に速い挙動を修正してみた怪しい病気が流行して、お国から外出自粛令が出たために走行会も中止になり、ハンドルコントローラーを買ってAssetto Corsaでレースシム練習を始めました。・・・というのが、ゴールデンウィークの話。

前回までで、キャスターとロッキングを殺せば普通のオフィスチェアでもレースシムが出来るというのがわかったのですが、臨時収入があるなら使ってしまおう、ということで、ハンコンシートを導入しました。

これは今年発売されたらしい、Next Level RacingF-GT Lite。折りたたみ式ながら、けっこう剛性があるので、そもそもオフィスデスク&チェアでも十分と感じてた私には十分すぎるほどでした。ただし、剛性確保のためかごつい関節になっており、頻繁に折りたためる構造ではありません。
ちなみにディスプレイは手持ちの30インチディスプレイ DELL U3014、ディスプレイスタンドは同じく手持ちのベッドテーブル、床マットはホームセンターのヨガマットを使いました。

ここまでは前振り。


さて、Assetto Corsaはイタリア製のレースシミュレーターで、コースや車は主にヨーロッパ製のものが標準で入っています。ダウンロードコンテンツで一部車種の追加も出来ますが、その中には日本のコースと、肝心のRX-8は入っていません。
しかし、公式にユーザーが作成するコースや車(通称Mod)に対応しているため、自分でデータを作る、または雄志が作ったデータをダウンロードすることで、RX-8で日本のコースを走ることが出来ます
RX-8のModも数多くダウンロード可能で、労せずともエイトで走ることが出来ます。

でもどのModも、実際に走らせてみると何か変です

・どんなセッティングにしても、オーバーステア。
・ストレートが妙に速い。または、妙に遅い。

実車よりも難しいという状態なので、これで練習して上手くなれば良い、という意見もあるでしょうが、ここはMod、せっかくデータを弄れるので、より実車に近い状態で練習したいです。そこで、データを修正していきます。

1.サスペンション設定変更
 ほとんどのRX-8 Modはものすごくオーバーステアで、どんなにアンダーステアなセッティング(フロント車高高、リアトーイン等)にしても、必ずリアが出ます。なおかつ、リアが滑り出した後のコントロールが実車よりも難しく、すぐスピンしてしまいます。
具体的には、TC2000の80Rや鈴鹿のダンロップを全開で走ると、いとも簡単にスピンする、TC2000の最終や鈴鹿の1コーナー立ち上がりでアクセルくれるとスピンする、という状態です。そのかわりきついコーナーの回り込みはかなり良く、あっという間に向きを変えてくれます。
 RX-8はこんな挙動の車じゃない、とサスペンションジオメトリを確認してみると・・・

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黄色がロアアーム、赤がアッパーアーム、青がタイロッドorトーコンロッドです。

特にリア側が、RX-8実車に比べて全然違う設定になっています。8のロアラテラルアームは車体中心のデフ脇ギリギリまで伸びていますし、ロアのラテラル・トレーリングアームはA形状に配置されていて、このようにL型の配置になっていません。

・・・なんか、この配置、見たことあるな・・・

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こいつだ。
これはご存じRX-7 FD3Sの設定。このデータはダウンロードコンテンツに入っている、AssettoCorsa純正のデータ。このメーカーの純正データは定評があり、相当よく出来ています。実際、FD3Sのサスアーム配置も、簡略化するとこれとほぼ一緒。
つまり、巷のRX-8 Modのほとんどは、ゲーム純正RX-7用データから車体外観を変更したけど、サス配置は変更していない状態、ということです。私みたいな下手くそではキリキリ舞いになるわけです。

幸い、自分の手元にはRX-8実車があります。さらに、RX-7と8のサスアーム長がどれだけ違うかは、マツダが公式に謳っています。それを元に、サスペンションジオメトリを再設定。

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こんなもんでしょう。
ちなみに後期を参考にしたので、前期であればリアアッパーアームのホイール側ピボットを下げればOKでしょう。

これで走らせたところ、強烈なオーバーステアは全くなくなり、RX-8特有の「基本アンダーステア、リアが滑り出してもしばらくはコントロール可能」という、相当実車に近い挙動にすることが出来ました。


2.エンジン設定変更
 こちらも、ほとんどのRX-8 Modは妙に速く、TC2000のバックストレートで170km/hオーバー出てしまいます。走らせてみた感じでは、どうも中間域のトルクがありすぎ。そして、ギアの繋がりも素晴らしく良い・・・というか、極端に良すぎる。これも、エンジン回転慣性が少なすぎて、レスポンスが良すぎているため。RX-8はそんなレーシングビンビンエンジンではありません。
 また、他のModで試してみると、今度は妙に遅い・・・鈴鹿のダンロップをアクセル全開で上っても、速度が上がらないんです。これはピークパワー不足。8のエンジンパワーを再現したかったのでしょうが、おそらく8の「遅さ」を勘違いしているのでしょう。ピークパワーは実測でも200ps以上あるので、そんなに遅い車じゃないよ。
 よって、これも修正。

Assetto Corsaでは、エンジン性能曲線(回転数/トルク値)をぶっ込むことが出来るので、実車のこれを入れればOK。さて、実車のデータは・・・

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はるか昔の2014年のRX-8処刑台祭りの時に、ローラーシャシダイで計測したデータがあるじゃん! ダイナパックと違って、本当にタイヤ出力で計っているので、このようなときは逆にありがたい! ということで、このデータをぶっ込んでみました。エンジンの回転慣性は、値を変えて走ってみて、のトライアンドエラーで修正。

最終的に、各コースのストレートエンド速度や、ギアチェンジポイントが大体一緒になり、走っている最中の違和感も相当少なくなりました。


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これで車両側はかなり実車に近くなりました。


このシリーズ、なんと次回へ続きます。

Posted at 2020/06/18 15:30:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | レースシム | パソコン/インターネット
2020年05月11日 イイね!

それでも引きこもらなければならないときもある レースシムゲーム導入

それでも引きこもらなければならないときもある レースシムゲーム導入
車のメンテナンスにいそしむ日々が続きます。幸いにして、日本の5月初旬は天気が良く、ガレージなんて物が無い素人タイムアタッカーにとっては絶好の車いじり日和です。

しかし、相手は天気。雨が降る日もあります。
そしてこの日も、車をいじろうと朝起きたら、写真の通り雨・・・しかも、天気予報によると翌日も雨・・・家に引きこもるしかありません。
そして、さらにこの状況下、近隣のサーキットも軒並み閉鎖され、予定していた走行どころか、フリー走行も行うことが出来ません。仕方がありませんが、このままではただでさえ少ないUDEが鈍ってしまう。

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ということで一念発起。ハンドルコントローラー(通称ハンコン)Logicool G29を導入し、家でゲームを使って練習することにしました。

実は私、この手のレースゲームでの練習は大の苦手でした。というのも、実際の車の挙動との差異や、Gが無い事への違和感が大きすぎ、どうしても実際に運転しているという感覚になれませんでした。実際、5年前に練習になるからとデンドロおぢさま家でグランツーリスモ(4?5?)でRX-88での鈴鹿走行をしたときも、違和感バリバリでゲームをしている感覚にしかなりませんでした。

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そんな折、昨年オーストラリアに行った際に出会った、WTAC2019 LEGドライバーの大井さんと夕食を共にした際にシミュレーターの話となり、いろいろ話題にあったのですが、「どんなに良いシミュレーターでも結局は実車とは違う」と仰っていたのを聞き、それを前提に自分でも試してみようかと思った次第です。しかし、踏ん切りがつかず今に至りましたが、実際に走れなければUDE(略)

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さて、レースゲームはフル3Dを高解像度で動かすので、パソコンにかなりのスペックが必要となります。幸い現在使用中のPCは、Core-i9 7980XE、ゲーム向けじゃ無いCPUだけど、それは4Kで高リフレッシュレートを求めるなど、頂点を求めるときの話。今求めるものには7980XEは十分すぎです。
ただし動画編集をメインとしていたため、グラフィックボードの性能が不十分です。

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やるなら良い物を。グラボ交換です。
準備したのは、ASUS DUAL-RTX2060-O8G-EVO-V2。GeForce RTX2060Superチップ採用品です。スペック的には十分すぎでしょう。

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導入したゲームはAssetto Corsa。後継のコンペッツィオーネという噛みそうな物も出ていますが、今回は無因版です。
ゲームに関しては全く無知だったのでググったところ、車の挙動が比較的リアルなところと、ユーザーによる改造データ、いわゆるModに公式に対応しているので、有志Modによりコースや車種が豊富にあるとのことで、これにしました。 PCゲームはコンシューマーより価格が安いので、別の物が良ければそちらを入れれば良いでしょ☆

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これで自分のパソコンデスクに設置し、まずは走り慣れた鈴鹿サーキットとRX-8のModを導入して一回走ってみました。・・・とは言っても、鈴鹿ModもRX-8Modも何種類かありますので、それも比べ試しです。

気がつくと、画面で走ることに没頭していました。
正直に、予想外に実車に近くて良いです。
確かに、実車とは異なります。実際にAssetto Corsaで走り始めたときに、Gが無くて加減速間が掴めずにう~んという感じになりました。しかししばらくすると、車の挙動・・・ハンコンからのフォースフィードバックによるグリップ感、画面の見た目の挙動、そしてハンドル・ペダルによる入力に対する車の挙動、それぞれが実際に純正RX-8で走るときにかなり酷似しており、自車で鈴鹿を走っている感覚になっていました。

これなら、十分練習になります!

ただし、RX-8 Modはチューンドの物もありますが、純正SpiritRのModが挙動が一番実車に近く、かつに含まれるタイヤはグリップが非常に低く、純正RE050A+α並。ということで、これを自車と同様にセットアップ。この辺もPCゲームかつMod公式対応なので、やり方さえ解ればたやすいこと。自分1人の練習用なので、気にせず自分車を作っていきました。

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結果、車の挙動はさらに現在の自車に近づき、タイムも自信のベストとほぼ同じか少し上、しかもそのタイム感(このラップはいけた、このラップはダメだ)も実際そっくりになりました。
ここまで揃えれば、十分すぎるくらい練習になると考えています。

実際に試してみて、試す前に気になっていた点の結果も書いておきます。

・シート
 手持ちの回転椅子でも十分対応できます。横Gがかからないので、ホールドが無くても十分です。ただし、ロッキングはロックできた方が断然良いです。
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 また、キャスターをロックできないと、フルブレーキが出来ません。特にハンコンG29のブレーキペダルは実車に近づけるためにゴムダンパーで重くなっており、椅子が動くとブレーキが甘くなってしまいます。
 キャスターについているロックでは不十分なので、ホームセンターに売っているキャスター止めで対応しました。合計1000円くらいでしたが、これで十分でした。

・Hパターンシフトコントローラー
 無くても大丈夫ですが、私はあった方がギアポジションを気にせず走れました。パドルシフト+クラッチでも、車の挙動が実車に近ければ十分走りに没頭できます。ただし、普段Hパターンマニュアルになれていると、パドルシフトではギアがどこに入っているのかが画面のインジケーターでしか判別できないので、違うギアに入れてしまうことがあります。Hパターンなら触ればだいたい分かるからね。
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 ということで、私は後日Hパターンシフターを増設しました。シフター自体はただのスイッチで、ギアの入れにくさ等は再現できませんが、これでも十分練習になりそうです。

・ディスプレイ
 視界いっぱいの大きな画面の方が良いです。具体的は30インチくらいある方が良いでしょう。視界が全て車内画面になれば、かなり実車っぽく走れます。解像度はフルHDでも十分でした。もちろん高いに越したことは無いですが、お値段の絡みもありますしね。
 枚数は、タイムアタック練習用としては、大きなディスプレイ1枚でも十分です。レースや実際シミュレーションのように、他者がいる場合は視界の広い3枚や超ワイド型の方が良いでしょうが、1人フリー走行では前が見えれば十分でした。



食わず嫌いでいるうちに、世の中かなり進化してびっくりしました。
実車で走れるようになるまで、これで練習します。

Posted at 2020/05/11 22:19:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | レースシム | パソコン/インターネット

プロフィール

「蝮の毒に花粉をプラス at DKM FISCO CHALLENGE in 富士スピードウェイ http://cvw.jp/b/1388249/46806080/
何シテル?   03/12 22:59
新潟→奈良→愛知→広島→? 雪国FR育ちです。
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