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アース烏のブログ一覧

2020年05月26日 イイね!

宿敵!赤いあいつとの戦い! お一人様メンテナンスvol.4

宿敵!赤いあいつとの戦い! お一人様メンテナンスvol.4
これもGW中の話。

このご時世ですので、晴れたら車いじり、雨ならレースシムの繰り返しの日々です。GW後半にまとまった雨が降ったので、仕方なく家でレースシムをしていました。

久しぶりの登場、我が家の保護猫もみじ。
珍しく私がずーーーーっと家にいるので、真似してずーっとこんな感じのぐうたら状態。気がついたら犭(けものへん)で寝ていましたとさ。


それはさておき、晴れたら車のメンテナンスしましょう。

今日のお題は8。
しかも、宿敵・赤いあいつを撃退します。

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そう、そいつはサビ!
我が家の2代目8も9年目。飛び石や外置き駐車の影響で、下回りにこんなサビが出てきてもおかしくありません。特に最初の2年間は雪道も走っていたため、塩害も少ないながらも食らっているはず。

このようにサブフレームの縁や

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溶接部にサビが浮いてきました。
これでも年式に対しては錆は少ない方だとは思いますが、サビはサビ。車を長く愛用する我々にとって、憎き赤い天敵!
この時間のあるうちに、退治できる物は退治してしまいます。

外せる部品は外し、浮いているサビはスクレーパーやワイヤーブラシで落とします。
しかし、どうしてもサビは落としきれませんし、わずかなサビも残ってしまいます。ここで上塗りすると、残りのサビがすぐに発展し赤いあいつに蝕まれてしまいます。

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そこで、こいつを塗りました。サビ転換材
赤さび(Fe2O3)を黒さび(Fe3O4)に転換し、腐食で朽ちていくのを防ぐというものです。黒さびは昔のフライパン表面がそれで、赤さびみたいにボロボロ朽ちていきません。
写真の物はロックタイト製ですが、各社から同じような物は出ています。カー用品店にもおいてあります。

これを塗り24時間乾燥後、上塗りをします。
普通はシャシーブラックを塗るのでしょうが、今回はさび止め入りのシリコン塗料を塗りました。シャシーブラックと比較して塗膜が厚くなりますが、それによる保護性能を期待してのことです。

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サビ転換材の上から塗料を塗り、24時間乾燥させれば完成です。

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同様に、フロントサブフレームやAutoexeの補強材も塗りました。
Exeの補強材は元の色が赤ですが、赤いさび止めシリコン塗料を買うのが面倒だったため、黒くしてしまいました。

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リアサブフレーム前の、おそらく燃料タンク保護プレートについては、新品がそれほど高くなかったので交換してしまいました。
品名:プレート 品番:F189-28-88Z 価格:\3,195 左右共通です。

外したプレートは、塗装剥離・サビ落とし・再塗装をして、後生大事にとっておきます。

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マフラー出口も、赤くはないですがステン焼けが進行してきたので、久しぶりに研磨します。
下に潜ったついでですので、フィニッシャーを外し、ステンレスクリーナーやクレンザーで磨きました。2年放置ですので、さすがに落としきるのに時間がかかりました。

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フィニッシャーは外すときに壊してしまったのでこちらもそれほど高額ではなかったので、新品を取り付けました。
センターフィニッシャーと共締めに気づかなかったんです・・・
どちらにしても、マフラーの熱を受けて硬化していたので、相当気をつけて取り外さない限り壊れていたでしょう。事実、片方は外し方を整備書で確認してから外しましたが、ツメが折れてしまいました。
品名:ガード(R)リヤーバンパー(F1) 品番:F189-50-361A 価格:\3,195
品名:ガード(L)リヤーバンパー(F1) 品番:F189-50-371A 価格:\3,195

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マフラー、下回りといえば、サーモバンテージ。デフの油温上昇緩和のために巻いていましたが、5年間であちこち擦ってボロボロになってしまいました。特に、昨シーズンは試しに車高を下げて乗っていたのですが、それがボロ化を加速させてしまいました。まぁ、どうせ巻き直しが近かったので、下に潜るついでにやっつけてしまいます。

長袖手袋等、肌の露出を極力避け(ここ重要!半袖で作業すると手がちくちく痒くなるぞ)、バンテージを外し、ある程度汚れやサビを落とし、再度車両後方側からまき直すだけです。

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使用したのは、レダホトのサーモバンテージ。アマゾンの安バンテージでおなじみ。以前はビリオンの高級品を使用していましたが、正直この場所のバンテージは消耗品というのがわかったので、安物を使用します。これでも十分でしょう。
サイズは5cm×15mを使用し、メインパイプ後端20cmから前端ギリギリ、つまり燃料タンクの下まで巻いて、2m程余りました。

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下回りが一気にきれいになりました。
これでしばらくの間は、赤いあいつを見なくても済むでしょう。

Posted at 2020/05/26 17:31:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | RX-8 | クルマ
2020年04月30日 イイね!

割れたキャリパー塗り塗り、ホイールナットを本気でバリバリ。 お一人様メンテナンスvol.1

割れたキャリパー塗り塗り、ホイールナットを本気でバリバリ。 お一人様メンテナンスvol.1
このご時世に付、エントリーしていたエイトリアンカップSUGO、およびRevSpeedオートポリスともに中止になりました。今後永続的にこの趣味を続けていくためにも、今は我々がリスクになることは避けなければならないので、主催者の判断を尊重します。

さて、走ることがなくなったら何をしましょう?
時間があるけど、人と接してはいけない・・・となったら、自分一人で車のメンテをするしかないでしょう。

ということでまず手をつけたのはブレーキキャリパー。
2015年に導入したProjectμ 4piston×4pad、熱容量は特筆すべき物で、導入後はそれまで頻発していたブレーキやハブトラブルが皆無となりました。ただし、ブレーキフルードが滲みやすいことと、そもそも私の運転はブレーキに厳しいので、冒頭の写真の通り塗装はかなり痛んで割れてしまいました。
補修方法をいろいろ検討していたのですが、プロμ独特のエメラルドグリーンな耐熱塗装がなかなか無いこと、業者へ出しての粉体再塗装も受けてくれるところが見つからないので、ずーっと放置していました。
このキャリパー塗装を補修します。

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用意したのは、フォーリアテック キャリパーラッカー ターコイズ。 
キャリパーに使える塗装で唯一のエメラルドグリーン。

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中は2液ラッカー塗料と塗装道具です。
耐熱性がどのくらいあるのか不安がありますが、そもそもサーキットアタック用途ではブレーキキャリパーはどんな塗料を使ってもいつか痛むので、とりあえず公式にキャリパーに使えるこいつを塗っていきます。

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古く痛んだ塗料を、#400と#800のペーパーで削り落としていきます。手でしこしこ削ると時間がかかるので、マルチツール+サンドペーパーツールを使いました。マルチツールはこんな用途にも使えますよ・・・いや、本来このように使うのですが・・・

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パッドスプリングおよびピンを外してマスキングして、刷毛塗りします。乾燥時間15分で3度塗りです。
元のプロμ色とどうしても異なる(キャリパーラッカーの方が明るい)ので、キャリパー前面側ブロックを塗ります。

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24時間乾燥させたら、あらかじめ準備したロゴステッカーを貼り付けて完成。ラッカーなので塗膜がラバーみたいに柔軟性がありますが、おそらくいずれは固くなるでしょう。
元よりも明るく、かつ左右で違う色になってしまいましたが、思ったよりもきれいに出来ました。
このまましばらく使用し、調子が良いようであれば、次回オーバーホール時に左右とも全面塗装しようと考えています。


あとはタイヤの取り付けですが、今回こんな物も入手してテストしてみました。

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モノタロウオーバートルク防止インパクトアダプター
インパクトレンチとソケットの間にエクステンションのように挿入し、中のクラッチ機構で100Nm以上のトルクで締まらない構造になっているようです。ゆるめ側はインパクトのトルクがダイレクトとなります。
各工具メーカーから同様な商品が出ていますが、一番安いモノタロウのモノを試しに調達してみました。

これが使えれば、トルクレンチいらず。タイヤ交換の手順が一つ省けます。
ただし、ホイールナットを100Nm以上で締め付けることが出来るインパクトレンチがなければ意味がありません。製品にも、最大トルク300Nm以上のインパクトを使ってねと謳っています。300はかなりデカいインパクトで、個人でのタイヤ交換用はまず使いません。

でも手元にモノはあるので、実験してみましょう。

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いつも持ち歩いている、ボッシュの最大トルク180Nmインパクトドライバー
6.35六角と12.7mmが変換無しで両方使えるもので、大変重宝しています。ただし、最大トルクが低いので、110Nm以上で締結されているボルトを緩めるのに時間がかかります。

これにオーバートルク防止アダプターをつけて、ホイールナットを5秒ハンマリングし、締結トルクを確認してみます。
すると、締結力は55~75Nmで、5個ともバラバラ・・・
このインパクトでは、M12×1.5pで必要な90~110Nmの締結力はそもそも出せないようです。これを使っている限りはアダプター不要で、トルクレンチが必要、ということでしょう。

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選手交代。
今度は同じボッシュですが、最大トルク250Nmのインパクトレンチ
仕事で使用しているもので、これがあれば大概のボルトと戦えるという高トルク品です。こんなのでホイールナットを本気で締めたら、たぶんナット・ボルト・ホイールのどれかが逝くでしょう。
これに先ほどと同じくオーバートルク防止アダプターをつけて、ホイールナットを5秒ハンマリング後、締結トルク確認。
すると、締結力は105~110Nmで、5個とも比較的揃っています
このインパクトではホイールナットを100Nm以上で締結できるようで、オーバートルクアダプターが機能しているようです。

実験結果:
・180Nmインパクトでは、オーバートルク防止アダプターはつけても意味が無い
・250Nmインパクトでは、オーバートルク防止アダプターは有効

社有車のタイヤ交換に有効活用してあげようかな。



Posted at 2020/04/30 17:43:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | RX-8 | クルマ
2020年04月02日 イイね!

9年目のリフレッシュ、暖めに暖めたレアものへ交換

9年目のリフレッシュ、暖めに暖めたレアものへ交換
2011年11月に導入したうちの2号機RX-8。
マメにメンテナンスしているので、ぱっと見はそれほどボロっちくなってはいないと勝手に思っています。しかし、この間ずーっとサーキット走行をしているので、フロント周りの飛び石傷が酷くなってきました。特に、ハイグリップかつ高速な鈴鹿サーキットを、昨今の超ハイグリップタイヤで頻繁に走るようになってから、飛び石がさらに酷くなった気がします。
さらに、この飛び石を起因とするクリア剥がれや、長年の外置き(ガレージ、何それおいしいの涙)による退色も進んできており、フロントだけ見るとちょっとみすぼらしくなってきました。

このまま補修しても良いのですが、思い切ってバンパー交換することにします。

RX-8のバンパー交換は、チューニング、特に見た目を変えるのに最もポピュラーな手法で、メーカー純正から各チューニングショップまでよりどりみどりのバンパーがあります。今回はその中でも、激レア物へ交換することにしました。

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後期RX-8純正、大型エアロバンパー、ヴェロシティレッドマイカ塗装。
要は、同じ物への交換です。

・・・なんだよ、全然レアではないじゃないか・・・と思うのはまだ気が早い。
実は今回入手したこいつ、新品未使用のメーカーライン塗装品です。生産終了より年月が経った車でもバンパーは入手可能ですが、その場合通常は未塗装品のみとなり、塗装は板金屋でやってもらうことになります。しかしこいつは新車と同様にメーカーのラインで塗装した、正真正銘の純正塗装!ヴェロシティレッドの新車がなくなった現在では、入手困難なレアものです。
元々後期のTypeRSを購入するときに、外装はいじらない方向でいたので、車外バンパーは目もくれず、2年前にこの掘り出し物を購入し、後生大事に暖めていました。
既に塗装済みなので、バンパーを外し、フォグランプ、アンダーリップ等を取り付け直せばOK、なんて簡単!

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新旧比較です。
どちらが新か説明せずともわかるくらい、色つやが違う!
ということは、ボディ側はここまで酷くはないにせよ、やはり退色しているため、ボディとバンパーの色が合わないと言うことになります。ボディ側に板金ぼかし塗装でも入れれば解決するのですが、とりあえずはこのままつけてしまいます。

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RX-8のバンパーには、先ほども説明したとおりフォグランプ等装飾品が多数付いています。これらも新品に変えても良かったのですが、樹脂打ちっ放しの未塗装品で樹脂モール復活材を使えばほぼ元通りになるため、清掃・復活材で再生の上再利用です。ただし、クリップとボルトは、経年劣化で硬化している物もあったため、3/4程は新品へ交換しました。
組んでみるとご覧の通り。まさに新品バンパーそのもの。

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そして、バンパーを外すなら劣化したライトも交換すべきでしょ☆
こちらは、青のおっちゃんから購入したもので、以前に谷田部君とブッチュ後に交換した際の外された品。黄変した表面を磨き撮りウレタンクリアをたっぷり吹き付け、お目目ぱっちりにリフレッシュ。その後3年以上暖めに暖めていましたが、いよいよ出番が来ました。おっちゃん、ありがとぅー。

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なんやかんやで、装着完了。
やはりボディの色とは違いますが、バンパーもお目目も新品ぴかぴかになって大満足。

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ついでに、バンパーにこのような物もつけてみました。
これはサンキという、今は無き会社のフェンダースプラッシャーというもので、いわゆるフェンダーモールアーチ。太いタイヤをはいたときのハミタイ防止のために購入したのですが、これまた出番がなく4年以上後生大事に暖めていました。偏心ピロでキャンバーを多くつけることにより、フロントタイヤ下側がバンパーよりはみ出て直接空気に当たるのを防ぐため、当初の目的とは異なりますがストレーキ代わりとして登場となりました。


倉庫の中で長年暖めていたレアもの達に登板してもらい、今後とも頑張ってもらいます。
Posted at 2020/04/02 16:43:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | RX-8 | クルマ
2019年02月24日 イイね!

みっしょん、みっしょんこんぷり~と?

みっしょん、みっしょんこんぷり~と?
話はさかのぼること、鈴鹿チャレンジクラブグランプリの前日。
この日は八屋へ宿泊し、翌日鈴鹿サーキットへ行く予定でした。そしてこのとき、スタビライザーの交換やアンダーブレース(一部のみ)の取り付けを依頼していました。すると、下に潜ったデンドロおぢさまより嫌な言葉が・・・

「ミッションオイルが滲んでるね」

お、おう・・・コースにオイルを漏らす様では走れません。
ただし、ボタボタ垂れてくるようでは無いので、このときはドレーンとフィラーの締め直し&清掃で様子を見ることにしました。

そして鈴鹿走行後、ピットの下を見るとオイルは垂れていません。一安心♪
・・・かと思いきや、自宅に帰ってミッションオイルを交換しようとジャッキアップすると、また滲んでる・・・ 場所はどうもドレーンボルトの上から来ているようですが、RX-8の場合はミッショントンネル内の空気の流れがあるため、ドレーンから滲んだ物が上に上がったのかもしれません。このときはオイル交換&ドレーンパッキンも交換して様子見。

その後、1週間ほど車を不動状態にして、再度ジャッキアップ・・・滲み無し。これで治ったー
・・・しかし、TSタカタを猿走りした後に確認したら、やはり滲んでる~orz しかも同じく、ドレーンの上あたりの滲みが激しい・・・

これを八屋に相談したところ、

「バックギヤ調整用のサービスホールから滲んでるのでは?」

とのこと。ここを確認するためには、ミッションを下ろす必要があります。しかし、致命的にオイルが漏れてくる様になったら、走れないどころか他人に大迷惑をかけることになります。下ろす意外に選択肢はありません。

ということで、ミッションを下ろして確認してもらったところ、ビンゴ。デンドロおぢさま、さすがです。

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8年12万キロ、サーキットをサル走りしたミッション。まだまだギアはスコスコ入り壊れる気配すら無い、オイル滲み以外は絶好調なミッションです。
写真の矢印部分に、バックギアの調整サービスホールがあります。

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これがそのサービスホール。ここから滲み出ていました。
ここからのオイル漏れを防ぐために、蓋の内側にOリングが入っています。そのOリングが熱劣化して弾力性を無くした事が原因で、ミッションが高回転になって蓋付近までオイルが回ってきた時にオイルが滲み出るという現象でした。通りで、静止時には滲み出ず、回して走った後だけ滲んでくるわけです。

外したOリングはというと・・・



この通り、もはやゴムでは無くプラスチックの輪。これでは油は止まりません。

このOリングは、一般的なニトリルゴム製で、純正で1本150円ほどです。通常の使用用途では、この場所がゴムを早期劣化させるほど高温にならないため、問題が無いかと考えられます。しかし私の場合、サーキットをサル走りすることがままあり、その結果、劣化してしまったと考えられます。同じOリングを付ければまた8年は保つのでしょうが、せっかくなら何か対策をしたいところです。

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そこで、Oリングを市販のシリコンゴム製の物に交換しました。幸い、純正の物は一般的なサイズであるため、シリコン製でも同サイズの物が入手できました。これで長寿命化出来ることを期待します。


さてこのOリング、部品代は純正150円ほど、市販同サイズ10~20円ほど、シリコン製でも50円ほどと大したありません。ですが、これを交換するにはミッション上面の蓋を開け、ミッションの内部のバックギアを脱落しないように抑えながら行う必要があります。ということで、ミッションを下ろす必要があり、結構な工賃がかかってしまいます

ミッション下ろすのか・・・

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なら、ついでに新品にしてしまえ☆

ということで、部品名トランスミッションコンプリート、新品ミッションアッセンブリーに交換しました。前のミッションは絶好調だったのですが、新品がそれほど高くなっていないので、これを機会に新品に変えてもバチはあたらないでしょう。

オイル滲みともおさらば、しかもミッションも新品リセット。
これで安心して走れます。


P.S.
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下ろしたミッション、Oリングはシリコンに交換済み。
ブローしてない、遊んでる好調ミッション。
フフフ・・・

Posted at 2019/02/24 16:25:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | RX-8 | クルマ
2018年11月04日 イイね!

7年目 年貢を納め 継続し さらに上乗せ 延命図る

7年目 年貢を納め 継続し さらに上乗せ 延命図る
新車のRX-8から、新車のRX-8に乗り換えること早7年。
ということは、車検を受ける必要があります。
さらに、ただでさえ7年経過している上に、ハイグリップタイヤでサーキットをガチで走っているため、あちこちに疲労がたまっている状態です。当たり前ですが車は放置しても治らないので、今回施工可能な修理はまとめて実施することにしました。まぁ、今なら消費税増税前、かつ車検と同タイミングという理由で、我が家の大蔵大臣から予算が下りやすいという理由もあります。

いつもならいつも車屋に丸投げしているのですが、今年は度重なる遠征、サブカーの入れ替え、そして8のエンジンオーバーホールと出費がかなり重なってしまいました。そこで、手持ちの工具で行える整備については、車検前に自分で行いました。


1.ミッション・デフオイル交換
いつものPANOLINです。
ミッションオイルは楽勝なのですが、デフオイルはデフを回り込むように配管されるフジツボのマフラーがハイパー邪魔で、いつも苦労します。しかも交換中に雨が降るし、オイル注入中にサーバーのホースがすっぽ抜け、ボディにオイルがかかる始末・・・オイル高いのに・・・このオイル激しく掃除しにくいのに・・・orz


2.前後ブレーキパッド・フロントローター交換
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パッドはいつも通りProjectμ Racing-N1です。RX-8用パッドは過去何種類か使用してきましたが、今のところこれが最も自分の用途(サーキット7割、街乗り3割)に最も適しています。
ただし、フロントローターが3シーズン使用して使用限度の8割ほどを消費し、さらにわずかにヒートクラックが入り始めましたので、まだ問題ありませんでしたが交換することにしました。ハイグリップタイヤでハードな使い方をしても、3年持つのですから大した物です。
今回はベルハウジングは再利用し、補修用ローターを使用しました。ベルとローターを固定するボルトが錆びてボロボロで、取り外しにえらい苦労しました。


3.プラグ・プラグコード交換
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プラグは15,000km使用したので交換です。数年前から、標準のL:#7、T:#9では無く、マツダスピード用のL:#8、T:#9を使用していますが、サーキットメインではこちらの方が焼け具合はちょうど良いです。寒い時期のアイドリングで不発することがたまにありますが、気にしたら負けです。
プラグコードはプラグ交換3回分使用したので、定期交換です。こちらもいつものNGKです。
二つとも、エンジンオーバーホールの時に交換すれば良かったのでしょうが、まだ使用限度に達していなかったので、モッタイナイで交換しませんでした。


ここまで自力、あとはLEGさんにお願いしました。


4.クラッチ交換
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エンジンオーバーホールにより、元々使用していたCarbon-Dの皮膜が落ちてしまい、クラッチ滑りが多発するようになりました。サーキットで熱を入れれば問題ないのですが、低温で走る街乗り時に皮膜が落ちてしまい、また元に戻ってしまいます。しかも、嫁が免許を取りサブカーを使用し始めた都合で、自分の街乗り車が8となり、街乗り頻度が増えてしまいました。ということで、クラッチを交換することにしました。
使用したクラッチは・・・純正。Carbon-Dは状態を維持すれば非常に良いクラッチなのですが、RX-8用は既に廃盤で在庫のみと補修に難ありとなってしまいました。他の軽量クラッチも、一長一短。そうなれば、頼るのは信頼と実績の純正です。
ただし、フライホイールはマツダスピードを使用しました。こちらは以前も使用していて、フィーリングが良いことは確認済みです。以前の物は焼けきって使用不能となってしまったので、新品を用意しました。
シフトチェンジスピードは落ちてしまいましたが、レスポンスの悪化はほとんど無し。さらに3000rpm以下でのギア共振音が無くなり、おまけにクラッチも軽くなりました。なんか、すげー快適になりました。


5.クラッチレリーズシリンダー交換
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マスターシリンダーは昨年オリフィス抜きのために交換しましたが、レリーズは新車時から使用し続けていました。特に問題は無かったのですが、今後を考えて交換です。オーバーホールも可能ですが、部品代がそれほど高くないので新品ASSY交換にしました。


6.ブレーキ・クラッチフルード交換
いつものProjectμです。
これは自分でも行えるのですが、前期のレリーズシリンダー交換が含まれることから、LEGさんにお願いしました。


7.リアハブ・ハブベアリング交換
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最近、リアの荷重が抜けた時のみ、左リアからベアリングの転がる音が聞こえるようになりました。この症状はハブベアリングで間違いないので、交換することにしました。
当初はベアリング交換のみとする予定でしたが、外してみたらハブが痩せており、圧入圧がかなり下がっていたとのこと。ということで、ハブも交換することにしました。事前に八屋さんおよびLEGさんから、「ハイグリップタイヤでサーキットをガチで走っている8は、ハブが痩せるよ」との情報を得ていたので、予算を確保しておいてよかったです。

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肝心の左リアハブは、痩せて水が入り少し錆びてました。ほぼ使用限度ですね。ちなみにこの状態でもガタはありませんでした。
交換後はベアリング音は完全に消えました。ベアリングの前にハブがダメになるのはどうかと思いますが、普通に考えればハードに使っても10万キロ持つのですから、他車・他社に比べれば耐久性はある方でしょう。


8.リアハブキャリアブッシュ交換
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2年前に足回りのリフレッシュを行った際、唯一交換していなかったので交換しました。
ここはLEGさんから強化ブッシュが出ていますが、今回は純正にしました。個人的にリアの足回りをこれ以上強化すると、動きが速くなりすぎて乗りづらくなってしまうためです。

9.右エンジンマウント交換
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エアコンON時の振動が大きくなってきたので、交換です。左右とも2年前に交換しており、いつも通りまず右からダメになってくるので、右だけ交換です。
マウントは純正を使用しました。こちらもLEGさんをはじめ各社から強化マウントが出ていますが、現状のマウントでも私の走るコースではシフトの入りは問題なく、さらにこれ以上固い車にはしたくないので、強化せず純正を使用し、ダメになったら交換を繰り返すつもりです。


10.リアフェンダー爪折り
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なんと、今までフェンダー爪折りを行っていませんでしたが、今回実施してもらいました。


以上が車検のメニューです。

フェンダー爪折りについては、履いているタイヤ・ホイールが265/35R18・9.5J×18+40で爪折りの必要が無かったので行っていませんでした。今回折ったということは、必要に迫られたと言うこと・・・


新ホイール導入:RAYS TE37SL 10J×18+40
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8ガチ勢のメインが10Jに移行してから3年、いよいよ私も10J倶楽部に入会です。
こちらは新品では無く中古、しかも方々で所有者の車を不幸に陥れてきたブツを、デンドロおぢさまが後生大事に取っておいた物です。今回、私が所有しているTE37 9J+40&Zestino Gredge07RS 265と差額とで交換していただけることになったので、譲っていただきました。ありがとうございました。

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色がブラックなので、なんかすごく悪い車感が出てしまいました。品行方正、叩いても埃が出ない車がモットーなんですが・・・
あとはこのホイールの呪いが解けていることを祈るばかりです。

そして、従来1軍で使用していた9.5J+40・RE-71R 265/35R18を2軍とし、10J+40を1軍に迎え、今シーズンのアタックタイヤを履かせます。


新タイヤ導入:BRIDGESTONE RE-12D 265/35R18
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いよいよ、モータースポーツラジアル(仮)デビューです。
2018年11週のロットなので、おそらく製造最初期品でしょう。購入は名神タイヤで、1本当たりRE-71Rの1万円増しでした。高い・・・orz 
リムガードなんて甘っちょろい物がついていないので、持ち上げると驚異的に軽いです。LEGさんに組んでもらったのですが、サイドが非常に固く、さらに別の理由もあり、組むのに一手間かかるとのことでした。
これで、夏以降にやられ続けたA052勢に対抗します。



さて、これで2年間の延命ができました。
あとはシーズンインを待つのみです。

Posted at 2018/11/04 10:34:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | RX-8 | クルマ

プロフィール

「蝮の毒に花粉をプラス at DKM FISCO CHALLENGE in 富士スピードウェイ http://cvw.jp/b/1388249/46806080/
何シテル?   03/12 22:59
新潟→奈良→愛知→広島→? 雪国FR育ちです。
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