
2ヶ月ほどご無沙汰でした。実はこの間何をやっていたかというと、
来春にSUGOへ行くための下見東北地方で2ヶ月ほど出張があったため、フェリーに乗って岩手にいました。行きは仙台まではフェリー、仙台から先は自走で、帰りは全線自走としました。
これでSUGO行きの計画前提となるデータが取れました。
長期の出張、しかも車社会の東北ということで、休日の暇つぶしには車があったほうが断然得、ということで、会社にお願いして自分の車を持って行くことにしました。持って行ったのはデミオの方。そういえばこのブログには久しぶりのデミオ登場です。
さて、その間8の方は何をやっていたかというと、
八屋にぶち込んで怪しい計画を実行・・・
LSDをぶち込んでました。
ここ最近、
サーキット走行でコーナー内輪の空転がかなり気になるようになりました。特に高低差の大きい美浜サーキットや、グリップレベルの高い割に凹凸の多い間瀬サーキットでは顕著に出るようになってきました。純正のスーパーLSD(構造的にはイニシャルトルク4kgf・クラッチ左右1枚づつの機械式LSDとほぼ同等)には異常は無いことから、いよいよ純正LSDの能力の限界と判断し、投入と相成りました。
ぶち込んだのは
クスコ LSD type RSの1.5way。汚友達の間で採用例が多く、デフオイルをあまり選ばず、かつ耐久性も高いことも証明されていることから、こいつを選びました。対抗品として、OS技研のスーパーロックLSDも検討していたのですが、クスコLSDの方が身近な所での情報が多いことと、価格が5万円も安いことが決定打になりました。
モノはついでで、デフマウントを
LEGセミリジッドデフマウントを入れました。
8のデフマウントブッシュはかなり大きめのゴムブッシュを使用していて、防振性と耐久性を両立させているのですが、サーキット走行のようなハードユースではどうしても亀裂が入りやすくなってしまいます。ちなみに、デフマウントブッシュはアルミキャリアとのアッセンブリーでないと純正部品が出ません。
ということで、ウレタン製のこのブッシュに交換して、あらかじめブッシュ切れの対策をしておきます。
当方の2代目8は、デミオが来るまでの約2年間、新潟の実家に帰るための足としても使っていました。実家が新潟の中でも豪雪地帯にあることから、2代目も初代8ほどではないにしろ、他の車と比較して錆が多く浮いていました。恐るべし塩化カルシウム。
八屋側が気を利かせてデフキャリアとデフ裏のシャシーを塗ってくれました。八屋さん、いつも細かいところまで面倒見ていただいてありがとうございます。
ついでに、リアキャリパーのダストシールが切れていたことから、リアキャリパーオーバーホールをしていただき、時期が来ていたことからブレーキ/クラッチフルードも全交換していただきました。さらにキャリパー塗装までしていただきました。
さて、デフを交換したということで、早速馴らし走行に行ってみました。
・トラクションは格段に良くなっている
馴らしということでそれほど踏んでいないのですが、それでも峠道でのトラクションは純正とは比較にならないほどよくなりました。特にコーナーの出口で、純正スーパーLSDでは車が真っ直ぐになるにつれ徐々に加速していったのですが、機械式LSDではアクセル踏めばそれに従ってすぐに車が前に加速していきます。
・加速時と減速時で、アンダーステアの出方が異なる
具体的には、コーナー中にアクセルを抜くと、純正デフの時よりアンダーステアが減り車がインに入り込もうとします。これは今回のデフが1.5Wayであることによる、加速時より減速時のロック力が減少することによる効果です。多少は馴れる必要がありそうですが、それほど違和感があるわけではないですし、馴れれば武器になりそうです。まぁ、最悪馴れなかったら2Wayに変更すれば良いだけですので(クスコの1Wayおよび1.5Wayデフは、オーバーホールで2Wayに変更可能)問題なしでしょう。
・馴らし前なのでバキバキゴリゴリ
これは多板クラッチの機械式LSDでは仕方がありません。馴らしのデフオイルを抜いて、前回具合が良かったPanolinに交換して様子見です。
・室内の走行音が大きくなった
デフマウントを固いLEG製のウレタンに換えたためです。気にならないと言えば気にならないですが、気になる人は不快に感じるほどでしょう。
※当方の2代目8は、リアサブフレームマウントのリジッド化、リジカラ投入も行っているので、余計に室内騒音が大きくなります。部品を交換するごとに、RX-8の設計者がリアサブフレームとデフに大きなゴムブッシュを使用している理由が理解できます。
500kmしか走っていませんが、
機械式LSDとマウントの強化は、はっきり言って街乗りレベルでは不要と感じました。室内の音も大きくなりますし、なにより交差点でのスムースさはなくなります。
ただし、
サーキット走行ユースではかなり大きな武器になりそうです。街乗りしただけでもトラクションのかかりが非常に良くなりますし、その分アクセルワークに車がついてくるようになり、車のコントロールがやりやすくなりました。
これで、今冬シーズンへの部品投入は完了です。
あとはタイヤとブレーキパッドをサーキット用に戻して、アライメントをとれば準備万端。
最後に、クスコLSD投入の証明シールを貼って、今回の作業は終了。
来週の225カップへ向けて、徐々に気合いが上がってきました。
Posted at 2014/10/13 17:15:10 | |
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