
それは、6/17(金)の事でした。
会社の本社からTEL。
「あー、アースさん、来週火曜日出発で南アフリカね。」
あの、いくら出張族とはいえ、北海道か九州に飛ばすノリで、南半球まで飛ばさないで欲しいんですけど…
ということで、先日のブログで書きましたが、エイトリアンカップinオートポリス前の先月6/21日出発で南アフリカまで行ってきました。前回の海外出張は2015年9月だったので、なんと6年9ヶ月ぶり。海外そのものも、エイトリアンリーダーのWTAC金魚の糞で2019年10月以来なので、約3年ぶり。コロナで海外出張も無くなっていたので、すこぶる久しぶりになりました。
今回は成田出発になります。当日朝一にある広島→成田便を利用すれば前泊は不要なのですが、広島界隈の方には有名ですが、交通の便がすこぶる悪い広島空港から朝一発に乗るのはあまりに危険すぎる!とくに海外出張なんて日程変更がききにくい場合は地雷になってしまいますので、素直に前泊です。
夕食は成田空港かホテルで取れば良いだろうなんて甘っちょろい考えは、コロナ後には通用しませんでした。成田空港のレストランはどこも17:00には閉店、ホテルのレストランも、20:00にはラストオーダー。21:30に空港に到着した私は…しかたなく、成田に来てまでコンビニ弁当となりました。
成田空港のイミグレ後の出発ロビーは、超ガラガラ。
免税店も商売にならないのでしょう、ほとんどが閉まってました。
こんなにガラガラな成田空港を見たのは初めてです。
南アフリカは日本人の海外旅行選択肢には入りづらいため、直行便はありません。従って、乗り継ぎで行きます。
まずはタイ航空のBoeing 777で、バンコクに向かいます。
タイ航空のビジネスクラスシートは、フルフラットになるけど足下に向かって細くなっていくという現在主流のタイプ。長身の私には、このタイプだと足下が狭くて休憩しにくいんです。まぁ、それでもエコノミーに比べれば1024倍(当社比)マシです。
タイ航空のタイメシ。
日本人にとってもタイメシに外れは少ないので、拒否するなんてもったいない。もちろんおいしくいただきました。
6時間半で、バンコク・スワンナプーム空港へ到着です。
タイは元々観光の国なので、「タイランドパス」をワクチン接種証明を元に事前申請するだけで入国することができました(2022/7月現在はそれすら不要)。ただし、トランジットの我々は入国するわけではないのでそれは不要です。それらの兼ね合いからか、成田空港のような閉店ガラガラ状態では無く、コロナ前の深夜並に利用者があり、免税店もほとんどが開店していました。
7時間半(!)ここで待機して、次のフライトへ。
次はエチオピアの首都、アディスアベバまでエチオピア航空Boeing777でのフライトです。予定ではBoeing787でしたが、何らかの理由でシップチェンジ。
この777、なかなか古い機体でしたが、ビジネスクラスも同じくパーティションが無い古いタイプでした。ただしこのシート、ものすごくダダっ広く、前後長も長い! 過去乗った飛行機の中で、最も熟睡できたシートでした。
エチオピア航空のオレンジジュースは、日本では味わうことが出来ないフルーツ感が前面に出た味で、なかなか美味でした。ただし、この時点で日本時間AM3:50とヘトヘトだったため、爆睡して機内食はスキップしました。
アディスアベバ、ボレ空港に到着です。
長距離国際線なのに、ボーディングブリッジを使わせてもらえない…ここはフランクフルトか。
この後の南アフリカもそうだったのですが、日本・アジア・欧米では一般的なNo.1ドアからではなく、その後のNo.2ドアからの乗降でした。これがアフリカンスタンダードなのでしょうか。メカ好きの人間にとっては、B777の超巨大なエンジンが間近に見れるので、こちらの方がうれしいです。
アフリカの朝。
既に成田出発から26時間40分経過しているので、ラウンジで朝食と休憩に終始しました。
コレがアフリカメシ。
なんだかよく分からないスポンジ?となんだかよくわらから無い香辛料で味付けした肉。ただし、なんだかよく分からないのはこちらの知識不足なだけで、何味なんだか分かりませんが普通においしかったです。
奥のジュースは、フルーツミックスジュースとあるのですが、コレがまた非常に変わった味で、日本では味わえない刺激的な味でした。自分は…あまり好みでは無かったかな。
エチオピアは中国の経済支援…というか中国の経済傘下な国で、コロナでのテドロスWHO事務局長(エチオピア出身)の言動からもその当たりがうかがい知れるというのは有名になりましたが、このアディスアベバ・ボレ国際空港のターミナルビルも中国の援助で建設されています。なので、物理的にかなり遠いのに案内看板は全て中国語併記です。
空港内はエチオピア発着および乗り継ぎの旅行者で大変混雑していました。コロナ?何それ美味しいの状態でした。ただし、過去14日以内にエチオピア滞在の外国人は、これを書いている現在コロナを理由に入国拒否なんですよね… もちろん日本人は帰国できますし、そもそも今回私は乗り継ぎなので入国していないため対象外です。
ボーディングブリッジの数が十分でないのか、次の南アフリカ行きも沖止めスポット搭乗でした。普通は空港内のバスゲートから案内されるのですが、ここボレ空港の場合、優先搭乗件(ステータス持ち、ビジネスクラス等)がある人は全てA12ゲートに集められ、そこから各行き先毎の優先搭乗専用バスに案内される形でした。
ただしその案内がまぁテキトー。そもそもこのA12ゲートはラウンジ等に行かないと案内されないので、チケットや案内看板も一般搭乗ゲートが記載されていますし、搭乗時間になってもなかなか自分の行き先の便がコールされず、周りにいる人たちもイライラが募って行っているのが目に見えました。
次の便はこのパンダ顔、エアバスA350です。
日本ではJALが導入しているのですが、会社の航空宗教上スターアライアンス系ばかり乗っているので国内では搭乗したことが無く、今回が初めてでした。
こちらは機材と共に室内も新しく、タイ航空のような斜め配置のビジネスクラスシートとなっていました。ただし、ルフトハンザのように足下がすこぶる狭く、なおかつ前後長も短いので、個人的にはタイ航空の方が好みで、なおかつ同じエチオピア航空でも先ほどの古いシートの方が断然良かったです。
エチオピアン機内食です。 先ほどラウンジでも食した、ホルモンのハチノスに似た謎のスポンジ…インジェラという現地の穀物の発酵粉からできた生地に、謎の香辛料煮。ただし味は先ほどのラウンジのモノよりもさらにおいしく、特に手前のカレー色の肉(何肉?)は非常に美味しかったです。
ただし一緒に出ていたサラダは、キュウリもトマトも非常に固かったです。これがアフリカの好みなのでしょうか。自分は固くても全然行ける口なのですが、日本人の好みには合わない場合もありそうです。
成田空港を出発してから、32時間5分。
ようやく目的地の南アフリカ、ヨハネスブルグ O・R・ダンボ空港に到着しました。
直行便が無いので、必然的に距離も伸びてしまいます。
移動距離、合計15,436kmでした。
需要が無いのは分かっていますが、次回に続く。
Posted at 2022/07/21 16:24:42 | |
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海外出張記 | 日記