前回の あーらーすーじー
オーストリアに飛ばされて、3番目の都市リンツでニクばっかり食っていたら、もっと酒を飲ませろーと思い立ち、適当な電車に乗ったらいつの間にかウィーンで飲んだくれぷらぷらたびを始めてました。
(一部かなり脚色&省略)
前回の最後でソーセージを食べましたが、それだけで腹がふくれるわけが無く、買い食い第3弾実行。
あんずジャム入りの、クリームか何かが練り込まれた甘いパン。
見た目以上にパンが甘くてもちもちしており、これ一つで腹がふくれるほどでした。
歩いてばかりでしたので、コーヒーを飲みながら休憩。
ウィーンはカフェ文化の発達した都市で、そこかしこに伝統あるカフェがあります。
DEMEL(デメル)という、超がつくほど有名なカフェ。すぐ近くがホーフブルク宮殿なので、政府の偉い人御用達。
ココは一度入ったことがあるのですが、本当においしいコーヒーを入れてくれるところです・・・んが、この日は私と同じことを考えた観光客でいっぱいいっぱい。行列に並ぶのはちょっと・・・ ということで、
市庁舎にほどちかい、SLUKA(スルカ、訛ってスルッカとも聞こえる)に来てみると、こちらもいっぱい…だけど、予約した客が30分後に来るから、それまでなら予約席を使ってもOKとのこと。やはりこちらの国はおおらかですね。というか、日本が細かすぎる・厳しすぎる・リスクを考えすぎる、とも言うかもしれませんが。
頼んだのは「Coffee with milk」、いわゆるカプチーノ。
この国のコーヒーはどこで飲んでもおいしいです。変な癖もないので、コーヒー好きなら機会があれば一度は訪問することをおすすめします。
オーストリアのカフェはケーキ屋も兼ねていることが多く、ここもその一つです。これは出入り口に飾ってあったもので、ウィーンで「トルテ」(ケーキ)といえばこの形、というくらいメジャーなもの。だたしこの店はこちらではあまり見かけない、日本で言う各種ショートケーキも取り扱っており(写真に取り忘れたorz)、日本人観光客にはかなりの人気のようです。
私も一品いただきたかったところですが、そうすると本来の予約客が来る時間になってしまうので、我慢して退散・・・
これはウィーン旧市街でも下町のほうで、観光客はあまり通らない場所です。たしかにこちらではドイツ語以外は飛び交っていませんでした。
こちらもこの時期だけ祭りのように・・・というか、事実祭りなんでしょう、出店が並んで、そこに人だかりが出来てました。
キリスト教神官の格好をした方も、町中を歩いていました。
後ろ姿でよく解りませんが、
もし緑色ならザラキをかけて続けそうなあの方と全く同じスタイルでした。
街で見かけたおもしろミュージシャン その1
見ての通り、馬なアコーディオンデュオ。
何故馬なのか・・・それは不明。
音楽の街と言うこともあり、前回訪問時もそうでしたが、ストリートミュージシャンも多くいました。ただし日本と違うのは、ギター片手にミュージシャン人種は皆無で、クラシックストリートミュージシャンが結構多いこと。この日も夜までフレンチホルンを一人で演奏している方もいました。
街で見かけたおもしろミュージシャン その2。
かなりの人だかりと、それなりな超絶技巧的演奏が聞こえてきたので見に行ってみたら、おっさんが木琴・鉄琴のバチで酒瓶たたいてノリノリに演奏していました。それぞれの瓶は酒?の量で音程をチューニングしているようです。木琴・鉄琴ならぬ、酒琴ですか?
歩いていたら日没になり、各所の伝統的建築物もきれいにライトアップされます。ただし、この旧市街地は建物ほぼ全部伝統的建築物のような物で、最初は珍しく感動するのですが・・・

実はこの教会も実はとんでもない建物だったりするのですが、1日この町にいると「ふーん」としか感じなくなってしまうから驚きです。
この広場でホットワイン(ふつうの赤ワインを単純に温めた物。渋み減・甘み増でなかなか美味)をいただいて体を温め、もう一つ有名なカフェに足を運ぶことに。まぁ、あまり期待はしていないけど…
こちらはウィーンでも超が5つ並ぶほどの超有名店、Sacher(ザッハー、訛ってサッハーとも聞こえる)。本来はホテルですが、1階のラウンジカフェでコーヒーとケーキをいただくことが出来ます。オーストリアは実はケーキの国といえるほどケーキが多く、「ウィーン人の舌は砂糖で出来てる」なんて話もあるくらいです。
ここはチョコレートケーキ「ザッハートルテ」(知らない方はググってね)の元祖なのですが、先ほど上げたDEMELも元祖の一つで、甘い戦争なんて法廷闘争の末、結局両方とも販売してイイよということで落ち着いたそうです。
もちろん、コーヒーとザッハートルテ目当て出来たのですが、DEMEL以上に人が並んでおり、断念orz。
まぁ、いつでもこれるから今日はこの辺で勘弁してやるか(涙目)

今日のリンツまでのお供は、いつもの超特急railjetではなく、オーストリア国鉄の上を走る私鉄という特急「Westbahn」。速度も社内設備もオーストリア国鉄railjetの方が上ですが、こちらも最高時速180km/hで、運賃が約1/3。

とは言っても、室内設備もそれなり。ウィーン=リンツは片道140kmで、17.2ユーロでした。日本の鉄道運賃と比較しても、なかなか安いのではないでしょうか。
以上、オチもなにもない、ウィーンのクリスマスお祭り騒ぎ体験談でした。
Posted at 2014/12/09 01:49:16 | |
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海外出張記 | 日記