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2018年01月31日 イイね!

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その6:サーキット走行時の弱点対策

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その6:サーキット走行時の弱点対策その5はこちら

だらだら続いてる布教活動、まだまだ続くよ~。

さて、サーキットにどっぷりつかってしまった方へ、これから始めるRX-8のサーキット向け車作りについて書いていきます。
この手の内容は、話してごとに異なることが普通ですので、あくまで私の思考、事例、推奨と言うことでおねがいします。また、あくまでサーキット走行を前提とした車作りです。街乗りしかしない場合の車作りは、ここまで大げさにしなくても良いと私は考えています。

RX-8はサーキットを走る車としては、実は比較的弱点が少なく丈夫な部類に入ります。強度不足から来る走行不能に至る致命的弱点は1点(しかも現在は対策済み)しかありませんし、消耗が早すぎて頻繁な定期交換が必要な高額部品も少ないです。しかし、全くゼロというわけではありません。車を作って行くに当たり、優先して強化していきたい場所について触れていきます。




1.触媒
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RX-8の触媒は消耗品です。
かなりの確率で内部の浄化セルが割れ、崩壊します。サーキット遊びをしていなくても、街乗りだけでも崩壊する事もあります。NA高回転ロータリーであるため、排気温度も排圧も高く、過酷な条件であることが原因でしょう。1号機は崩壊しませんでしたが、2号機はサーキット走行頻度が上がったためか、78,000で写真のように真っ二つになりました。この状態では具体的な症状は出ませんでしたが、より崩壊が進むとエンジンが一定回転以上回らなくなってしまいます
崩壊状態のまま走行すると、排圧が高くなりすぎ、最終的にはエンジンにダメージが行ってしまいます。崩壊したら交換するしかありません。純正触媒へ交換するか、社外のメタル触媒に交換しましょう。メタル触媒は文字通り金属をベースにしているため、セラミックをベースにしている純正よりも崩壊しにくく、さらに排気の抜けも良くなります。新品価格が純正と余り変わらないため、メタル触媒に変えられるケースが多いです。ただし、一部車種(後期5MTなど)については、対応する車外触媒がないため、純正に交換し定期的に点検するしかありません。
また、メタル触媒でも全く崩壊しないわけではありません。マフラー、エキゾーストマニホールド(エキマニ)、触媒についているO2センサー交換時等に、点検してもらいましょう。

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メタル触媒へ交換する際、2008年3月以降の後期型車両の場合は、物によってはエンジンチェックランプがついてしまう事があります。後期型は車両の自己診断機能が強化されているため、前期型よりも厳しく診断しているためです。
オススメは写真のサード製およびそのOEM品です。社外品の中で最も崩壊事例が少なく、後期のエンジンチェックランプとの相性も良いことが理由です。ただし、使用するエキゾーストマニホールドとの相性が悪いと、エキマニ側のガスケットが抜け排気漏れしてしまうことがあります。床下からバスバス音がする、冷間時の排気音が妙にうるさい、なんとなく低速トルクが薄くなった、などという症状が現れます。その際は、ガスケットを2枚入れて漏れを止めるか、それでもダメならサード製触媒を扱っているショップに相談してみましょう。
あと、サード製を含む一部の社外触媒は、サブサイレンサーのサイズが小さく排気音が大きくなってしまうことに注意です。


・点火系(プラグ、プラグコード、コイル)
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ロータリーエンジンの点火系は、レシプロエンジンの2倍仕事をしています。よって、消耗の速度はかなり早いです。
どんな雑誌にも言われていますが、プラグは定期交換しましょう。部品は純正で十分です。交換頻度はいろいろ言われていますが、私はサーキット走行中心であれば20,000km以内に交換するようにしています。
またこれも雑誌等で定番ですが、写真のプラグコードが刺さっているイグニッションコイルも消耗品です。高電圧で動くため、少しずつ劣化して点化能力が落ちていきます。完全に壊れるとエンジンチェックランプが点灯しますが、消耗しただけではチェックランプは点灯しません。よって、私はプラグ交換3~5回ごとを目安に、定期的に交換しています。部品は純正で十分です。
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あまり触れられることがないのですが、プラグコードも消耗品です。とくにロータリーはプラグ交換の頻度が高いので、プラグコードのキャップ部分が緩くなってしまうことがよくあります。こうなるとプラグが十分仕事をしなくなってしまいます。写真は私の車に新車時からついていたコードで、プラグ交換5回で緩くなってしまい、水が入って錆びかけました。
プラグコードも、コイルと同タイミングで交換するようにしています
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部品は純正もしくは写真のような純正相当品で十分です。定期交換するため、高価な物は必要ないと考えています。特に写真のNGKケーブルは、Amazonで純正よりも安く買えるのでオススメです。
ちなみに点火系に不具合を起こすと、未燃焼ガスが多く発生しそれが排気管内で燃えるため、O2センサーや触媒を損傷してしまう可能性が高くなってしまいます。


・フロントロアアーム

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初期(2003~2004年)に製造された初期型のフロントロアアームボールジョイントが、サーキット走行中にまれに脱臼する場合があります。私も長いことこの趣味を続けてきて脱臼した事例は1件しか知らないほどまれですが、発生したら車がコントロール不能になるため非常に危険です。サーキット走行時の、RX-8唯一にして最大の致命的弱点といえるでしょう
ただしこの件は既に対策部品が出ており、さらに対象の初期型はリコールがかかっていますので、まだリコール修理が済んでない方は必ず済ませましょう。リコールで対策済みの最新型ロアアームへ交換となります。ブッシュまで新品になる上に、後述の強化もされているため、リコールを先延ばしにする意義は全くありません。

リコール対象でない車も、フロントロアアームは入力が大きいため、ブッシュに疲労がたまって切れているケースがあります。よって、リフレッシュのためにフロントロアアームを交換するのもアリだと考えています。
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とくにロアアーム後ろ側のブッシュについては、2011年以降に製造された車両から強化されています。それ以前の車両はブッシュに穴が開いていて、動きが柔らかかったのですが頻繁に切れていました。このブッシュが強化され、穴のない切れにくい物に変更されています。写真の物は80,000km走行した強化品で、一度非常に大きな衝撃を与えたため割けてしまいましたが、逆に言うとこうでもしない限り切れなくなりました(事実、反対側は切れていなかった)。
現在入手できるのはブッシュが強化されたロアアームですので、いっそアームごと交換の意義は高いです。なお、両方乗り比べた感想として、乗り心地の差は特にありません。

※2018/7月 重要追記
ロアアーム後ろ側ブッシュについては、現在でも前期用は穴あり、後期用は穴無しと異なる部品が用意されています。そのため、前期型ロアアームボールジョイントのリコールで交換されるアームは、前期用穴ありブッシュのものとなります。
後期でもグレードによって異なるブッシュになっているかもしれませんが、まだ未調査です。
穴無しブッシュ採用アームを入手するには、後期TypeRS用を発注しておけば間違いありません。


次回も車作りを書きます。
つづく・・・
Posted at 2018/01/31 22:04:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーキット布教活動 | クルマ
2018年01月28日 イイね!

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その5:ステップアップ(基本)

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その5:ステップアップ(基本) その4はこちら

サーキットのデビューを終え、もしもサーキット走行にハマってしまったアナタ、そう、アナタですよ!

ようこそ、こちらの世界へ!
WELCOME!
(イメージはこんな感じ

ハマったら、足繁くサーキットに通うことになるでしょう。そして、車もいじりたくなって、あれこれパーツを投入したくなるでしょう。

サーキット走行を、楽しく続ける秘訣としては、個人的には一つしかありません。
それは、全てにおいて無理しないこと。

たとえば資金的。サーキット走行代、ガソリン代、移動費、車いじり代・・・この趣味を続けていると、自ずと出費も増えてきます。特に車の部品代については、一気に入れたい気持ちもわかります。でも金銭的に続かなくなってしまっては、結局やめざるを得なくなります。資金的に無理がないように、車に投資をしていった方がオススメです。
たとえばタイム的。いずれラップタイムが気になる時期が来るかと思います。そのとき、どうしてもタイムアップをしたくて無理をしてしまうと、一番楽しくないクラッシュに直接つながります。クラッシュしてしまえば多大な出費が必要となる上、精神的にも参ることになるため、避けなければなりません。タイムはあくまで楽しく走った結果でついてくるもの、無理して狙いに行かない方が、長く続きます。

自分のライフスタイルに合わせ、無理なく走り続けるのが、一番楽しく走れます。


・デビューからのステップアップ

さて、前回までに説明したことは、デビューに必要な準備。
もちろん、毎回前回までのデビュー準備をすることで楽しく走ることはできます。ただしサーキットにハマった方は、これから走り続けるため、ひいてはより楽しく走るために、車および装備品をステップアップしていく方が多いです。まぁ、みんカラ見てるくらいなら、みんな車が好きでいじりたいでしょw
これから一つ一つ書いていこうかと思いますが、今回はその基本的な部分を取り上げます


・オイルの選択と交換頻度

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オイル(エンジン、ミッション、デフ)に何を使うかは、正直宗教的な物もあるので、周りの人に聞くかみんカラを見てRX-8のサーキットアタッカーが使っていそうな物を使用すれば良いです。粘度についても、余り気にする必要は無いでしょう。ただしRX-8に限らず一般的に言われていることは、燃費重視の0W-20は余りオススメできず、最低でも0W-30にしておいた方が良いでしょう
交換頻度については、エンジン・ミッション・デフ全てで、おおむね下記が目安です。

・全化学合成油:サーキット3回ごと
・それ以外(部分合成、または鉱物油):サーキット走行ごと

※エンジンオイルエレメントは、10,000kmごと

正直、純正鉱物油でもサーキット走行に向かないわけではありませんが、劣化が早いという弱点があります。化学合成油は鉱物油の3~4倍の価格になりますが、その分3倍持つ上に保護性能が高いので、個人的には化学合成油を使うことをオススメします。

交換頻度はあくまで目安です。特にミッションやデフについては、3回走らなくてもギヤの入りが悪くなる・デフの効きが変わるなどが発生することがあります。そのときは素直にオイル交換をしましょう。


・タイヤの準備
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サーキットを走って、タイヤの消耗がかなり速いことに気がついたでしょうか。サーキットではタイヤが加熱され、しかも一般道以上の力がかかるため、かなりの勢いでタイヤが減っていきます。時には溝に囲まれたブロックが丸ごと飛んで、ボロボロになってしまうこともあります。
繰り返し走るのであれば、タイヤはサーキット走行に向いたタイヤに変えることをオススメします。資金的に十分であればホイールごと(サイズ等は次回解説)購入するのが良いのですが、とりあえず手持ちのホイールに合わせても全く問題ありません。
タイヤは各メーカーのハイグリップラジアルと呼ばれる、一般向けの中でも最も溝が少なくブロックが大きい物をオススメします。
メーカーはどこの物でも大丈夫です。国産メーカーの場合は、価格は高くなりますが、サーキットでの性能もかなり高い上に、街乗り兼用時の使い勝手も考慮されています。アジアンメーカーの場合、価格は国産の1/3~1/4と非常に安く、サーキット性能も十分高いのですが、製造品質のばらつきから時々ハズレタイヤが混ざっていることと、街乗りタイヤを兼用するようであれば騒音・振動を覚悟する必要がありますので注意しましょう。

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初めてのハイグリップタイヤとして個人的なオススメとしては、国産ならグッドイヤー EAGLE RS Sport S-Specです。サーキット性能、使い勝手、街乗り時の乗り心地、ライフのバランスが非常に良く、初めてのハイグリップには最も適していると考えています。これ1本で街乗りからサーキットまで、1年間履きっぱなし、という使い方も出来るほどのイイタイヤです。

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アジアンなら、初めてのハイグリップならナンカン NS-2Rがオススメです。価格も安く、性能も十分で、減りも少ない方です。ただし、街乗り時の乗り心地は固めで、騒音もうるさくなります。

ちなみに最近86レースで使われている、ハイグリップラジアルよりもグリップが高く、通常のメーカーカタログに載っていないタイヤ・・・便宜上、今後「モータースポーツラジアル」と呼ばせてもらいます・・・は最初のハイグリップとしてはオススメしません。個人的にはあまりにハイグリップ過ぎるタイヤは練習には向かないという持論があるのですが(それで初めてのハイグリップにブリジストンPOTENZA RE-71Rや、ゼスティノGredge07RSを勧めない)、それ以上にリムガードがなかったり、タイヤカスを除去しないと性能ががた落ちするなど扱いがやや面倒なので、初めてのハイグリップとしては少々難しいからです。


・ブレーキフルードの交換
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意外と忘れられがちですが、ブレーキフルードは消耗品です
RX-8のブレーキシステムは車格に対して強力なので、比較的フルードに対する負担は少ないです。ただし、サーキット走行では思いの外高温になってしまい、劣化した中でサーキットを走ってブレーキが利かなくなった・・・では大事です。値段も工賃もそれほどかからないので、交換しましょう。
選ぶオイルは、各ブレーキメーカーから出ているスポーツフルード、具体的にはDOT4規格の物がオススメです。DOT5というより高温まで耐えられる物もあるのですが、取り扱いが難しいのと、先ほどの通りRX-8のブレーキシステムが優秀でそこまでの性能はいらないので、オススメしません。
(※DOT規格については、詳細はググってね)
フルードの交換は走行頻度にもよりますが、概ね1年に1回で良いでしょう。


・エンジンクーラントの交換
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意外と忘れられがちですが、エンジンクーラントは消耗品です
ロータリーに限らずスポーツカーは冷却水への負担が大きいのですが、特にロータリーエンジンでは冷却系への負担は大きくなります。
正直言って、クーラントを変えたからと言って冷却性能が極端に上がることはありません。しかし、長時間高温下で使用したクーラントは、大事な機能の一つである防錆性能が劣化してしまいます。これを使い続けると、エンジン内部、配管、ラジエーターの内部が腐食して、最悪エンジンを壊してしまいます。前期のエンジンはウォーターポンプのプロペラがアルミ製で、そのプロペラがペラペラになるまで腐食しきって崩壊寸前、なんて例も見たことがあります。
クーラントついては、純正やそれ相当品の水で薄めるタイプなら1年に1回、写真のような原液で使用するスポーツクーラントなら2年に1回は交換しましょう。個人的には、スポーツクーラントの方が防錆性能の劣化が遅いため、そちらをオススメします。



今日の最後に、1つだけ。

・どんなに手を尽くしても、車は消耗品
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オイルに良い物を食わせようが、まめな頻度で交換しようが、ちゃんと温度管理もしていようが、車の各部品は消耗品です壊れるときは壊れます早かれ遅かれ壊れます
特にエンジンについては、「ちゃんと管理しているのに圧縮が落ちた、どうしてくれるんだ!?」的な事を書いている方をたまに目にします。でもロータリーに限らず、エンジンは人の手で組み立てた、過酷な環境で動いている消耗品です。保証期間内や常識外に早期の故障は別にして、それ以外で壊れたり圧縮力が落ちたりしたのは、メーカーのせいでも、ショップのせいでも、アナタのせいでもありません。ただ消耗しただけです。ミッションやデフについても一緒です。他の部品についても一緒です。
エンジン・ミッション・デフなど非常に高い部品は気持ちはわかりますが、消耗することは仕方なく、恨みっこなしです。

ちなみに、決してサーキット遊びをしているから早く壊れるかというと、必ずしもそうではありません。
メンテナンスをきっちり行い、正しい使い方をしていれば簡単に壊れませんが、それでも消耗します。それが早いか遅いかだけです。



さて、次回以降は各部の車いじりについて、自身の経験からのオススメを書いていきます。

続く・・・
Posted at 2018/01/28 22:30:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット布教活動 | クルマ
2018年01月23日 イイね!

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その4:コースイン、楽しく走ろう

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その4:コースイン、楽しく走ろうその3はこちら。

さて、準備万端整いました。
コースに入ってRX-8の最大の魅力である、懐の深い足回りとどこまでも回るエンジンを味わうときが来ました。


コースに入ったら、やることはただ一つ。




とにかく楽しく走りましょう!
楽しく走れれば大勝利です!


せっかくここまでたどり着いたのですので、これにつきます!


ちなみに、ラップタイムを気にしない方が楽しく走れます。
最初はとにかく車の動きを楽しみましょう。

Q:「この車ならこのくらいのタイムが・・・」って他の人が言ってたけど?
A: 気にしたら負けですw 最初はみんな「サーキットって楽しい!」から入ったんです。




ここでもう一度、サーキットを走る上で、忘れてはいけないことを紹介します。

・サーキットは皆の物。

当たり前ですが、速い人のためだけの物ではありません。遅い人のためだけの物ではありません


ということで、

・後ろから速い車が来ても、1周(次のホームストレートまで)は譲る必要はありません。
 ただし、1周終わったら譲ってあげましょう

速い人のためだけではありませんので、ずーっと譲り続ける必要はありません。ただし、遅い人のためだけでもありませんので、いつまでも譲ってあげないのはマナー違反で、ただ後ろの速い人の気分を害するだけです。
速い車が追いついても、1周終わるまで譲る必要はありません。1周終わったら素直に譲ってあげて、また自分が走り出せば良いでしょう

我々はサーキットでレースをしているわけではありません。
抜かれても痛くもかゆくもありません。同時に、速い人も1周詰まってしまったとしても、運が悪かっただけで、その人の人生が狂うわけでもありません。


もう一つの、サーキットを走る上で、忘れてはいけないことは・・・


・皆で楽しく走って、無傷で帰ることが最も重要

我々がサーキットを走るのは、仕事ではなく趣味です。これで来年の契約・給料、あるいは残留かクビかが決まるわけではありません。皆で楽しく走って、事故無く自分の車で帰れることが大事です。

これはプロドライバー(2018鈴鹿CCGPでおなじみ、あのチャンピオンなど)も口をそろえて言う言葉です。

一番楽しくないのが、車を壊すこと。特にクラッシュは、車は壊すし直すのにお金はかかるし、その間乗れないし・・・と何一つ面白くありません。そこで、やはりサーキットのリスクは知っておかなければなりません。

・サーキットのリスク
車を全開で、限界で走らせることができるということは、時には限界を超えてクラッシュにつながってしまうリスクがあります。そして、サーキットでのリスクは、その車のドライバーが全てを負うというのが基本です。
例を挙げるなら、
・壊れた車は、その車のドライバーが直す
 →たとえぶつけられても、自分の車は自分で直します。
・壊したサーキットの備品は、壊した車のドライバーが直す
 →ガードレールをへこませたら、修理代を支払わなければなりません。

そして、サーキットデビューの日は、最もクラッシュしてしまう危険が高いと思ってもらってかまいません。デビューの日にクラッシュした事例を、11年のRX-8歴で8例見てきました。

こんな話を聞かされると、デビューに二の足を踏むかもしれません。
しかし、下記の3点について気をつければ、デビュー日のクラッシュの危険をかなり減らすことができます。

・DSCはONのまま、絶対に切らない

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 正直、今回説明したいことの99%はこれです。先ほどの8例中3件は、(RX-8に限らず)DSCなどの横滑り防止装置を切っていた事故でした。
 RX-8のDSCは、実は車の性能100%に対しての余裕分を、現在売っている他車に比べても少なめにとっています。つまり、DSC ONでも、十分楽しく、かつ性能の限界に近いところで走れてしまいます。DSCが作動して、走っている最中にDSCランプが点滅している場合は、アナタの走り方が限界を超えて危険という事を教えてくれているのです。
 DSCのOFFは、わかっている人がリスクを承知の上でOFFにしているだけです。DSCは絶対に切ってはいけません

Q:DSCを切ると1秒以上タイムが上がると聞いたけど?
A:聞いてはだめですw DSCはONが原則です。



・コースイン1週目は絶対に全開で走らない、2週目以降に、少しずつペースを上げていく
 今回は詳細の説明はしませんが、コースイン1週目はタイヤの性能が50%程しか発揮されません。1週目は高速道路を走るくらいのペースで走り、2週目以降に車になれるためにも少しずつペースを上げていきましょう

Q:速い人は2週目にいきなり全開で走っているけど?
A:それは車に慣れきって車の状態が読み切れるのでできるだけです。
  「コーナーの何m手前でブレーキをかければ止まれるか?」と聞かれ、答えられますか?
  答えられなければ、少しずつペースを上げていって、車の状態を確認しながら走りましょう。



・遅い車に追いついても、譲ってくれるまでは抜かない
 何度も言いますが、レースをしているわけではありません。プロレーサーでは無い我々同士の追い抜きは、非常にリスクが高いのです。レースで行われてる、インをズバッと刺す、なんてもっての外です
 相手が譲ってくれるまでは我慢し、いつまでも譲ってくれないときは、一度ピットに入るなりして間隔を開けましょう。



・走行後の確認
楽しく走り終えたら、後片付けして荷物をまとめ、サーキットを後に・・・する前に、少しだけですが車の点検をしましょう。

・リザルトを持って帰りましょう
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 タイムを気にするためではありません。
 このリザルトは、アナタがサーキットデビューを楽しく走った、最大の証明書です。サーキット走行にハマらなくても、ハマって足繁く通うようになっても、デビューのリザルトはとっておいて絶対に損しません。私はとっておかなかったので、今すごく後悔しています・・・


・油量を確認し、必要があれば補充する
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 サーキットでは街乗り以上にオイルを消費してしまいます。不用意なエンジンへのダメージを防ぐため、出発前に油量を確認し、不足があれば持ってきたオイルを補充しましょう
 このときの油量は、前期・後期ともに半分以上あれば問題ありません。

・サーキット出発直前に、タイヤの空気圧を確認する
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 サーキットで走っていると、タイヤの空気圧が急激に変化します。最悪のケースは、走行後にタイヤの温度が常温まで下がったとき、空気圧が下がっていることに気づかずに走行し、パンクしてしまうケースです。
 サーキット出発直前に空気圧を点検しましょう。純正指定圧(220kPa)を下回っていたら、パンク修理キットで補充しましょう。



これでアナタも、サーキットデビュー完了です!
RX-8の魅力を、また一つ引き出せました!

でも、もしサーキットの面白さにハマって、走り続けたいと思ったらどうしましょう?


・・・続く。
Posted at 2018/01/23 22:39:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット布教活動 | クルマ
2018年01月21日 イイね!

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その3:いよいよサーキットへ、走行前の最終確認

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その3:いよいよサーキットへ、走行前の最終確認その2はこちら

サーキットへの布教活動、その3です。

その2まで車と道具の準備ができたら、いざサーキットへ出陣しましょう。
でも、はやる気持ちを抑えて、サーキットの到着前および到着後の走行前に、最後の確認をしましょう。





車両の最終点検

・車両の液漏れを点検する
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近年、どのサーキットでも特に問題視されているのが、車両からの液体漏れです。処理に時間がかかる、走行時間を短縮させられるだけでなく、場合によっては漏れた液体に他車が乗って大事故という場合もあります。死亡事故に至った場合もあります。
エンジンをかけ、エアコンをすぐOFFにして、5分間アイドリングをします。その後、車両の下をのぞき込みます。

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排気口真下・排気から出る水蒸気の水たまりはOK。
(エアコンを切り忘れてONにしていた場合、助手席足下くらいから出てくるエアコン水もOKです)
それ以外の水たまりができている場合は、オイルまたは冷却水漏れの可能性があるので、大変残念ですが走行はあきらめて車の修理をしましょう
雨の日は雨と混ざって確認しづらくなりますので、出発前の晴れの日に確認しましょう。

・ガソリンを満タンにする
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サーキットでは想像以上にガソリンを消費します。コース上でのガス欠はもってのほかですが、実際はタンクが空になる前にエンジンがガソリンを吸わなくなる現象が発生し、加速しなくなります。エンジンに悪いだけでなく、全然楽しくなくなります。
サーキット近辺のガソリンスタンドに立ち寄って、満タンにしましょう。

Q:サーキットの先輩が、ガソリン量を調整して軽量化して走っているけど?
A:デビュー時には必要ありません。満タンで行きましょう。



・空気圧を調整する
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サーキットにかかわらず、高速走行で最もポピュラーな車両故障は、空気圧不足によるパンクです。走行前に空気圧を純正指定圧(220kPa)に調整しましょう。
ガソリンスタンドで確認しても、サーキットでエアーゲージで確認してもOKです。もしサーキットでエアー圧不足となっていた場合、幸いにしてRX-8はパンク修理キット標準搭載なので、修理キットのポンプで補充しましょう。

Q:サーキットの先輩が、空気圧を落として走っているけど?
A:デビュー時には必要ありません。純正指定圧で行きましょう。



・エンジンオイルの量を再点検する
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その1で書いたとおり、エンジンオイルの油量を最終確認しましょう。
おおざっぱに言えば、前期型はレベルゲージ半分、後期型はレベルゲージMAXにしときましょう。


・ホイールナットの増し締め
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その2で書いたとおり、全20個のホイールナットの増し締めをしましょう。
十字レンチで両手の力で締め切るか、トルクレンチで10kgfで締めます。くれぐれもレンチに全体重をかけたり、足で蹴って締めないように。


・フロントフォグライトへのテーピング
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その2で書いたとおり、フロントフォグランプはガラス製です。
走行時のマナーとして、万が一の時のため、フォグランプに養生テープを貼って飛散防止をしましょう。


・牽引フックの装着
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コースアウトして動けなくなった場合、レスキューに引っ張ってもらう事になります。そのとき牽引フックがないと、車両のタイヤ・ロアアーム・タワーバー等に牽引ロープをかけられ、車のダメージが大きくなってしまいます。
エアロパーツの都合でつけられない場合を除き、牽引フックはつけましょう。写真の折りたたみ式、またはトランク搭載の純正フックどちらでもOKです。



ドライバーズミーティング

もう走る寸前まで来ました。
ここで、サーキットを走る上で、忘れてはいけないことを紹介します。

・サーキットは皆の物。
当たり前ですが、速い人のためだけの物ではありません。遅い人のためだけの物ではありません

・皆で楽しく走って、無傷で帰ることが最も重要
我々がサーキットを走るのは、仕事ではなく趣味です。これで来年の契約・給料、あるいは残留かクビかが決まるわけではありません。皆で楽しく走って、事故無く自分の車で帰れることが大事です。
これはプロドライバー(2018鈴鹿CCGPでおなじみ、あのチャンピオンなど)も口をそろえて言う言葉です。

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そのためにも、ドライバーズミーティングは必ず参加しましょう。
ドライバーズミーティングでは、フラッグの説明、そのサーキットのローカルルール、皆で仲良く走る方法(速い車への譲り方、遅い車の抜き方、ピットアウト時の邪魔にならない走り方)、特にそのサーキットが初めての場合、初参加者ミーティングをしてくれることもあります。

「自分はモータースポーツをよく見ていて、フラッグのルールは知ってるよ」
と思う方もいるかもしれませんが、ここは一緒に走る人がルール・マナーを確認する大事な場ですので、参加は義務だと考えてください。遅刻してミーティングに欠席すると、走らせてくれない場合があります。走らせてくれる事もありますが、正直言って常識外だと考えてください。

ほぼ全ての走行会でもドライバーズミーティングは行われますが、サーキットのフリー走行では、サーキットによってはミーティングなしで走る場合もあります(エビスサーキットなど)。その場合、受付時に「サーキットが初めてです」というと、だいたいの場所で初走行時の注意点を親切に教えてくれますので、聞くようにしましょう。



さぁ、すべての準備は整いました。
ヘルメット、グローブ、長袖の上下、スニーカーを身につけましょう。
次回はいよいよ、コースインです!

・・・続く。

Posted at 2018/01/21 16:33:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット布教活動 | クルマ
2018年01月20日 イイね!

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その2:デビューの地選びと道具準備

ちょっとそこのRX-8乗ってるアナタ、サーキットで走りませんか? その2:デビューの地選びと道具準備 その1はこちら

サーキットへの布教活動、その2です。

その1で車の準備ができたら、デビューの地を選んで、必要道具を準備しましょう。






・デビューの地選び
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正直言って、近所のサーキットならどこでも良いと思います。初めてのサーキットで大遠征、なんてのも疲れますし。個人的には、一番自宅から近い中規模以下(1周が2500m以下)に行くことをおすすめします。

初っぱなから国際コース(十勝、SUGO、富士、鈴鹿、岡山、オートポリスの本コース)はあまりおすすめしません。たしかにあこがれのコースではありますが、初サーキットをとにかく走ってみたいという状態だと、1周が長すぎてロクに周回を回れず、あっという間に終了になってしまうからです。ただ、デビューが国際コースの人もいますし、あくまで私はおすすめしないというだけで、デビュー国際コースでも問題はありません。

具体的なおすすめをあげてくれと言われたら、今まで自分が走った事があるコースの中では、下記になります。

・エビスサーキット (福島県)
 1日中走りたい放題のイベントがあるため、とにかくたくさん走れます

・筑波サーキット コース1000&コース2000 (茨城県)
 超メジャーコースなので、走行会の開催が多い、ググれば事前情報が多い

・スパ西浦モーターパーク (愛知県)
 新しいサーキットで、車を壊す危険性が少ない

・美浜サーキット (愛知県)
 なんといってもスパイシー走行会(旧称もろまえ)、初心者に優しく楽しく走れます

・タカスサーキット (福井県)
 ここも新しいコースで、車を壊す危険性が少ない

・タカタサーキット (広島県)
 走行料金が安く、走行可能時間も長い


走る方法としては、サーキットのフリー走行枠で走ること、フリー走行の2種類があります
フリー走行では、走行時間が長くとれますが、サーキットライセンス取得が必要な場合が多いです。
走行会参加だと、ライセンス不要で、主催者や周りの参加者のフォローが受けやすくなりますが、走行時間がフリー走行に比べて短くなることが多いです。

私としては、デビューではライセンス不要で走れるところをおすすめします。それであれば、フリー走行でも走行会でもどちらでもかまいません。

もし走行会に出る場合は、かならずフリーで走れる、つまり自由に全開走行ができる枠があることを確認し、それを選ぶことをおすすめします。というのも、一部走行会では先導付きでフリーで走れない枠を用意している場合があります。それはコース体験だけとなってしまい、全開走行ができません。1枠でもフリーで走れることを確認しましょう。

走行会情報、およびフリー走行情報は、行きたいサーキットに問い合わせると教えてくれます。

愛知県および周辺県であれば、ダントツで美浜サーキットのスパイシー走行会でのデビューをおすすめします。ライセンス不要、長い走行時間、腕に合わせた走行枠分け、メシ付き・・・これ以上デビューに持ってこいな場所はないでしょう。


・道具の準備

どのサーキットでも「必ず必要でこれがないと走っちゃだめ」という道具があり、さらに「なくても良いけど用意するのを強く推奨するよ」という道具もありますので、それらを準備しましょう。

・必ず必要な物
・運転免許証
「おいおい、いきなりなんじゃそりゃ」と思うかと思いますが、絶対に必要です。サーキットによっては、走行受付時に提示を求められることもあります。
もちろん、ほとんどの方は自走で来られるため、持参しないことはないでしょうが、たま~に忘れてきたという話を聞きます。必ず忘れずに。

・ヘルメット 

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フルフェイス、またはジェット型ヘルメットをつけていないと、どのサーキットも走らせてくれません。これから準備するようであれば、写真のようなフルフェイスヘルメットをおすすめします。
ホームセンターで売っている、\5,000~\10,000くらいの2輪用の物で十分です。後日ブログの続きで書く予定ですが、すでにサーキットでガンガン走っている人であれば、本格的4輪レース用ヘルメットにステップアップし、古い物が余っている可能性もありますので、知り合いのサーキットアタッカーに聞いてみるのもアリかもしれません。ちなみに私も写真の入門4輪用ヘルメットが余ってクロゼットの肥やしになっています。

・グローブ
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グローブもつけていないとサーキットを走らせてくれません。
ホームセンターやカー用品店で売っている、\1,000~\2,000くらいの作業用グローブで十分です。もっと良いのがほしいというのであれば、写真のような\5,000くらいするレーシングカート用グローブでも良いでしょう。軍手はおすすめできません。

・シューズ
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当然、裸足やサンダルではサーキットを走らせてくれません。
手持ちのスニーカーで十分です。革靴やブーツは走りにくいのでおすすめしません。

・長袖、長ズボン
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上下ともに肌の露出がある状態では、サーキットを走らせてくれません。
自分が動きやすいと思う手持ちの服で十分ですので、真夏でも長袖・長ズボンを持参しましょう

・持参を強く推奨する物

・養生テープ

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サーキットでは、ガラスのライトにクラッシュ時の飛散防止のためテープを貼ることを指示されることがあります。RX-8では前期・後期ともにフロントフォグライトがガラス製なので、養生テープを持参して現地でフロントフォグライトにテーピングしましょう。\300くらいのもの1巻で十分です。

・タイヤエアーゲージ
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サーキット走行時は、タイヤのエアー圧が急変します。走行後にエアーが抜けすぎて、帰り道にパンクなんてケースもあります。ホームセンターやカー用品店で一番安い、\500~\1,000のエアーゲージで必要十分なので、持参しましょう。

・十字レンチ、またはトルクレンチ
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サーキット走行時はタイヤへの負担が大きく、ホイールナットが緩み気味だと脱落してしまうことがあります。走行前に増し締めをするため、準備しましょう。
こちらもホームセンターで一番安い\1,000くらいの十字レンチで十分です。十字レンチを両手で持って、手の力で締めきるまでナットを締めればOKです決してレンチに全体重をかけたり、レンチを足で踏んで締めてはいけません。締めすぎてボルト・ナットを壊してしまいます(足で緩めるのはOK)。
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もし、その1で説明した鉄製ホイールナットについて、上写真のような緩み止めカラー付きの物を準備した場合、トルクレンチを必ず準備してください。カラーの部分に摩擦力が働いて緩みを防止するのですが、その影響で手締めだと締め付け力が不足してしまうためです。
トルクレンチはホームセンターやカー用品店で一番安い\3,000~\5,000くらいのもので必要十分、締め付けトルクは、10kgfでOKです。カラー付きナットでなくても十字レンチの手締めに自信がない人は、最初からトルクレンチを準備しても良いでしょう。

・エンジンオイル:1L
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RX-8は走行時にエンジンオイルを消費します。サーキットで全開走行すると、予想以上にオイルが減ってしまうこともよくあります。補充用に1L持参しましょう。銘柄や粘度は何でも良いです。どこかで1Lのエンジンオイル缶(上写真の右側が1L缶)を拾ってきて、その中に適当なオイルを詰めるだけでもOKです。


ここまでで、デビューに必要な物はそろいました。
数十万なんて投資をしなくても、RX-8でサーキットは走れるんです。
ちなみに、デビュー時にすでにサーキット経験がある方と一緒に走る場合、養生テープ、エアーゲージ、十字レンチ/トルクレンチを持参している可能性が高いので、お願いしてOKが出れば自分で準備せずに借りるという手もあります。

さぁ、次回はいよいよサーキットへ行きましょう!


・・・続く。


Posted at 2018/01/20 14:36:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット布教活動 | クルマ

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