メーカー/モデル名 | トヨタ / カローラアクシオ EX(MT_1.5) (2019年) |
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乗車人数 | 1人 |
使用目的 | 通勤通学 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
1
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満足している点 | 軽い。燃費がいい。頑丈なエンジン。ヴィッツより視界がマシ |
不満な点 | 狭い。人間が乗る用として作られたとは思えないめちゃくちゃな運転席。ドライバビリティガン無視の酷いギア比。月と通信してるのかってくらい反応が遅いスロットル |
総評 |
正直ノーマルでは乗れたものではないです。あまりに酷いドライバビリティは免許を返納する気にさせるための車としておじいちゃんおばあちゃんに買い与えるためにぴったり。運転が下手になったと錯覚させてくれます。 エンジンが欲しくて買ったら、エンジン以外がだいたい駄目ですぐに後悔することになりました。幸いにもAE100スプリンターやNZE141カローラアクシオなど他の歴代カローラシリーズに触れてきているので、この車が特別酷い出来でありカローラシリーズそのものは良いものが多いということは理解しています。ですが、これしかトヨタ車を知らないなら「トヨタは今すぐ自動車業界から撤退しろ」などと主張していたことでしょう。 なまじ旧型カローラに何世代も触れてきているせいで、期待が高すぎたのかもしれません。カローラはいつも“良い車”なので。だからこそこう主張します。「カローラは10代目で一度なくなり、11代目は欠番で12代目が発売されました」と。プラッツもしくはベルタという名前で売ってくれればここまでがっかりしなかったかもしれないのにな・・・ 散々酷い酷いと言いましたが、この車は良くも悪くもシンプルです。文句のある部分に手を入れればそれなりに変わります。フルバケ入れれば着座位置は下がるし、スペーサー入れてハンドルを手前に出せばドラポジは作れます。ミッションだって組みかえればいい。スロットルは・・・フルコン?いずれにせよ、だいたいの問題には対処が可能です。改造前提なら素材としては優秀。手を入れるなら、Bプラットホームシリーズの中で最も低重心な箱が走りで応えてくれることでしょう。(パワーを出しに行く前提ならアリオンA15等、上のクラスの箱の方が良いと思いますが・・・) 割り切ってミサイルにするならエンジンと車重の軽さが輝くので、旧規格軽自動車からの乗り換えには良いと思います。車重は今どきの軽スーパーハイトワゴン並、それでいて倍近い出力のあるエンジンが載っています。スロットルの制御がアレですが、運動性能そのものはかなり高いレベルでしょう。1年の大半をリジットラックの上で過ごすオンボロのミラTR-XXやヴィヴィオRX-Rに無理して乗るくらいなら、この車でもいいんじゃないか?っていうオススメ感。 いじればどうにかなる!を地で行く運用をしてしまったので、ここまでに突っ込んだ金額考えると1つ前のクラウンでも中古で買った方が良かったんじゃ・・・ってなりそうなので考えないことにしています。考えてはいけません。考えずに金を突っ込み続ければきっと幸せな車です。 |
デザイン |
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外装デザインについてはそもそもトヨタのキーンルックがあんまり好きじゃないけど、いわゆる後期顔(3型以降の顔)は中期顔(2型)よりはよいと思うし、乗っちゃえば見えないのでまあいかなって。
それ以外の部分では、シルエットはちゃんとセダンしています。こういう車って最近少なくなりましたね。でも昔のセダンの方がかっこよくなかった?って思う人は多いと思います。 この車がいまいちかっこよく見えない原因は前後のフェンダーのアーチがら上の部分が分厚すぎるのが原因だと思います。全高はそれほどないのに視覚的に車が厚く見えてしまう。ワンボックス作るんじゃないんだからその辺気にしようぜ。 トヨタもその辺には気づいていたらしく、最近はアーチの上の厚さを誤魔化す造形ができるようになったのでE21系は結構かっこよく見えます。 車高下げる人はアーチを上げてやると一気にかっこよくなるんじゃないかな。18インチとか履かせてアーチの回りの平面部分を黒く塗るとかも有効かも。 車内は最悪です。先代からホイールベースは据え置きなのに、どうしてこんなに狭くなってしまったのか。日本人の平均身長程度の私でさえ、ガラスなんて上の方2割程度あれば十分といった感じの、とんでもないポジションです。後席に座ると天井に頭がつきます。いったい誰向けの車なの? 少なくともファミリーカーとしては論外の車体でしょう。子供しか乗せないならまあって感じ。大人が乗るなら前席が広い分86の方がましです。ファミリーカーがほしい人は86を買いましょう。私は初手で40万ほどぶち込んでレカロ2脚入れました。これでようやく運転できる車になったし、横に人を乗せても恥ずかしくない車になった。 ナビがつくスペースはメーターとほぼ同じ高さにありますが、やたら上を向いています。反射で見えない。逆にメーターはやたらと起きています。ドライバーの頭の位置はどのあたりにあると想定して内装を設計しているんでしょう。ペダル回りもそうです。上から踏み下ろす前提の角度のアクセルペダルと、手前から奥に押し込むような角度で生えているブレーキペダル。ドライバーはどこに座っていると想定したらこんなつくりをできるんでしょう。 でもメーターそのものは見やすくていいかな。走る用ってことになってるけど視認性最悪なメーターがついてることで知られるヴィッツG'sと交換してあげたい。 あと案外重要なポイントとして、フットレストがないのが気になります。カーペットの左端をフットレスト風に盛り上げてマットを切り欠いていますが、そこを定位置にしてしまうとカーペットが擦り切れることになります。何のためのマットだよバカなんじゃねーのか。 まとめると、そもそも運転する用の車ではないです。 |
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走行性能 |
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エンジンだけは良いです。下からトルクがあり、燃費が良く、頑丈で長持ち。しかもパワー出す気なら伸びしろはいくらでもある。トヨタの最高傑作まであるでしょう。速くしたければ、このエンジンはいくらでも速くなります。
3S-GTEは、G16E-GTSは、何馬力出るでしょう。他社競合の4G63は?EJ20は?その気になって金と手間をつぎ込めば600くらいは出せるでしょうけど、それ以上となると少なくともG16EとEJ20には厳しい世界でしょう。 1NZ-FEは、特に東南アジアからオセアニアあたりの地域のチューナーによってカタログ値=110馬力の数倍の出力にされて走っています。400馬力超のマシンを作るためのキットが25万くらいでebayで売っているような代物です。なんだよそんなに伸びるならGRカローラ要らないじゃん。事例だけで言えば、その更に倍を超えるモンスターも存在していて・・・ そんな化物を作る素材になる優秀なエンジンを100馬力そこそこで使っているんだから、オイルさえちゃんと入ってれば壊れようがありません。だから仕事でハードに使われるプロボックスやジャパンタクシーも1NZ。(※ジャパンタクシーはモーターついてるので-FEではありません。そしてだいたいハイブリッドシステム周りの故障でお亡くなりになる) そんな名機もそろそろ世代交代が迫ってきているので、最後の記念に買ったような節は実際あります。 悪い点。まず真っ先に、ドライバビリティガン無視のギア比。1NZ-FEが欲しくて買いましたが、MTが欲しくて検討しているならこの車はやめるべきです。中身の組み換えをしてようやくまともになる代物。幸いにも部品の互換性だけは豊富なので、素材としては悪くない。金かける前提なら、ですが。 購入時点(ODO2800km)では5速からのシフトダウンがかなり難しかったです。ダブルクラッチ必須ってシンクロついてんのか?????そういう意味では品質にも難があるのでしょう。これも一度バラバラにして組み直すことで完全に解決しました。 更に、反応が遅すぎるスロットル。月まで行ってきてるんじゃないかってほど酷いです。あまりにも遅すぎるので、赤信号のうちからアクセルを踏んでいけます。大阪走りの練習ができます。 他の1NZ搭載車は電スロでももうちょっとマシ。ってことは、この車のキャラクター付けなんでしょうね。 トヨタは酷いギア比と反応の悪すぎるスロットルで、無駄にアクセルをガバガバ開けるタイプのドライバーを育てようとしているのでしょう。低速トルクはそれなりにあるエンジンなので、日頃からそんな運転してる人間がアクセルとブレーキを踏み間違えようものなら、当然コンビニに刺さりますね。安全とは対極にあるクルマです。暴走事故推奨マシンです。 そして、せっかく?メカがシンプルなのに、余計な電制が付きすぎているのがあまりにも厳しい。中でも運転の邪魔をする二大巨頭が自動ブレーキとヒルホールド。 自動ブレーキは対向車に反応して運転時に気を散らしてくるクソ機能なのでフロントガラスに黒テープを貼ってさっさと黙らせましょう。快適になります。 ヒルホールドは本当に邪魔で、ECUが上り坂だと判定すると勝手にリアブレーキをかけっぱなしにします。これが発進時に引っかかるので、エンストします。もっとアクセル踏んだらいいんじゃないか?と思ったそこのあなた、この車のアクセルは反応が悪すぎるので、回転が落ちてから踏んだのでは手遅れです。初めから無駄に回して半クラで合わせるか、もっと回してドカっと繋ぐことになります。前者はクラッチが、後者は駆動系とタイヤが爆速で傷みますが、トヨタの賢い人たちは「ジャップの脳みその処理能力では自動車の維持費は税金とガソリン代しか計算できない」と判断しているのでしょうからこれで正解です。パーキングブレーキを使用するとこの機能がキャンセルできるので、ほんの少しでも上り坂だと思ったらサイド引くようになりました。操作がクソ忙しくなる上にいちいちコンソールボックスに肘が当たるので本当に不快です。コンソールボックスのフタはファニーボーンにクリーンヒットさせるために張り出した造形となっており、ヒルホールドをキャンセルしようなどと考える反抗的なドライバーの腕の神経を虎視眈々と狙っています。左側は助手席に座る人のために切り欠かれています。運転手に人権はありません。 まとめると、フルコンとクワイフのドグミッション(※ロータス用?にC系ミッション互換のドグが出ている)があれば欠点は消えます。最初からこの辺を用意してから買うのはアリかもしれませんね |
乗り心地 |
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トヨタの安い車だなって感じの、やわらかいくせにユサユサ揺れる味付け。正直好きじゃないです。
この車は外見のわりに着座位置が高いので、ユサユサ揺れると頭が振られます。この状態で天井が近く、すぐ脇には硬いグリップがついています。不快ですね。 足はヴィッツのワンメイクレース車の物に交換してしまったのでとりあえずオッケー、シートもレカロにしたので快適になりました。 足回りはヴィッツ用の物が一通り使えるので、気に入らなければさっさと換えちゃいましょう。 |
積載性 |
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トランクは外見よりかなり広いです。この便利さを知ってしまったらE21系なんて買えないはず。カローラ(セダン)よりアクシオ、ツーリングよりフィールダーの方が荷物積む運用なら実用性は上でしょう。これこそがこの車の最大の長所です。
タイヤ2セットと一通りの工具を積んでスポーツ走行しに行っています。どーせ人間用には使い物にならないリアシートを荷物置き場にする前提なら、この程度は楽勝で積めますね。 |
燃費 |
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インプレッサの2倍走るよ!!めっちゃエコカー!!!!
軽いだけはあります。毎朝通勤で渋滞にはまったりしていますが、リッター15を切ることはまずないです。切った時はサーキットで2速全開にしています。 WRXどころかクロストレックのストロングハイブリッドに迫る燃費をこの時期(2012年)に発売された車がガソリンエンジン単体で出せるのは凄いことだと思います。とはいえタンクちっちゃいので航続距離は半分ちょっとしか無いけど。14アクシオからの移行を検討したけどやめてカムリにした人も、燃費はいいけど航続距離がなぁって言ってました。もったいない。 |
価格 |
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2025年1月現在、国産1500ccのMT車としては2番目に安いです。その一方で、後期顔の中古車情報サイト最安値は100万。流石に前期顔は50万くらいからありますが・・・
圧倒的な新車価格の安さとリセールの良さです。飽きたら売ればいいと思えば、相当安いですね。 |
故障経験 |
上にも書いた通り、ミッションがとてもアレ。 インプレッサのミッションを組んでもらったことのある競技系のお店でギア、シンクロ、クラッチを交換しました。完全にバラバラにしてそれだけ部品を入れ替えたらもはやオーバーホールなんよ・・・組んで慣らし終えてオイル交換してやっとODOメーター1万キロ到達だったんですが。 スロットルの件をGRガレージで相談したときの対応のアレさもあり、もう二度とトヨタのMTは買わないと決意させてくれました。トヨタのエンジンミッションを積んでるロータスには完全にとばっちりですね。完全自動運転になったら起こして。 |
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