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さて、長くなりました。すみません。

シルバーのプリウスに運命的？なものを感じて、ちょっとがんばって落札。
先週の土曜日に、寒い中（乗り換えの松阪のことは、前述のとおり）
紀伊長島までたどり着きました。

出品者のＩさんは、古いムーブカスタムで迎えに来ていただけるとのことでした。
松阪とは、うって変わって？暖かな日差しの駅前でほんのしばらく待っていると
駅前ロータリーにムーブが滑り込んできました。

運転されているのは、海の男風の同年配か少し上の男性。

「Ｉさんですか？」

「そうです。田舎にようこそ。」

ムーブに乗せていただいて、海沿いを進む。

「外車がお好きなんですか？」

「そうですね。この頃は外車が多いです。」

「私も時々、扱うけれど、部品を安く買うのが難しいね。」

「そうですね。私も外国から直接買う事も多いです。」

・・・最初は、お互いに探るような？会話。

「ヤフオクの履歴を拝見したら、フェラーリの３４８のクラッチディスクを出品されていたでしょう？」

「あれを見て、一気に親近感が湧いたんです。私もフェラーリ持っているので。」

そう言うと、Ｉさんも一気に打ち解けて話し出してくれました。

「あれはねー。クラッチディスクを安く買って、交換したんだけど、外したディスクも
湯煎したら使えそうだったんで、出品したんだよ。」

「私は、フェラーリだからって、工賃は変えないし、１５万くらいで交換したかな。」

「なんでもやりますから、船外機から、ディアブロから、なんでも。」

「金沢からジュリアも預かってるよ。ほんとに俺がやっていいのって言ったんだけど。」

「保険の事故修理が一番儲かるんだけど、最近、事故が少ないからね。そういうのを手がけている。」

Ｉさんは、お一人で修理工場をされています。
後にＨＰも発見。なんと鈴鹿８耐に数度の挑戦で入賞経験あり。
四輪のレースサポートもされていたようです。
そういえば、工場の事務所には、古びたトロフィーがいっぱい。

内海のほとりのＩさんの工場で、プリウスに対面。色々と教えていただいて
書類と代金のやりとり。おみやげまでいただきました。

こんな所に、匠がいたんだって、ちょっと嬉しい気持ちでプリウスで走りだします。
プリウスはプリウス。全く問題なく淡々と走る。

高速の入り口も教えていただいたんだけど、せっかくお天気がいい海辺。
海沿いに南下します。



海に反射する光が美しい。



穏やかな海。



おっ、大木のある神社です。



尾鷲市　曽根町の飛鳥神社。



樹齢５００年以上の大木が境内に数本。



神秘的なパワースポット。



すぐ裏は海。気持ちの良い神社でした。



さらに海沿いを進む。



綺麗な砂浜をみつけた。



おじさん一人で、海岸を散歩します。真冬とは思えないような穏やかな海岸。
ぼーっとする良い時間。しかしそろそろお腹が空いてきました。



何度も来たことがある鬼ヶ城。今日は、スリルのある遊歩道には行きません。



屋内のレストランでちゃんとした食事も出来るのだけれど、一人なので売店の
マグロ丼　５００円で充分。海を見ながらおいしくいただきました。



穏やかな時間をくれた海ともお別れ。



奈良の山中を抜けて、地元まで快調に戻りました。
いやあ、久しぶりに良い日でした。