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今日の午前中は、コーンズ大阪のお誘いがあり、Ferrari、Bentley、Rolls-Royce
の3ブランド合同試乗会に行ってきました。
3ブランドの持ち味を比較しながら、味わって欲しいという趣旨です。



本日は、久し振りにスパイダーで出かけることにしました。
目的地は大阪の湾岸地帯。泉大津フェニックス。
スパイダーにはナビがないので、勘でここまで来たのですが、スマホで確認すると
まさにあと４００ｍ程度の場所。



着きました。こうしてみるとスパイダーもまた、なんとも良い形。
コーンズの人たちも、のぞき込んでいきます。



広大な駐車場にパイロンを並べて、ジムカーナのようなコースが作られています。
試走しているフェラーリが盛大にスライドしながら走っていく。
・・・飛ばしますね。

コースが開くのを待つ間、営業さんとお話します。気さくで気取らない雰囲気。
話題を上手に探されます。同乗するのは、プロの契約ドライバーの方だそうです。
しばらくして、紹介されたのは田中哲也さんとおっしゃるレーシングドライバー。
こちらもお話上手。京田辺が地元だとか。



いよいよ、Romaです。白のボディに赤内装。



色々とコックピットドリルを受ける。最初はＡＴモードで走りだします。
思ったより硬質。エンジン音も大きい。ドライバーを煽る感覚は、予想外でした。

まさにジムカーナコースを3周のみ。しかも色々なお話を田中さんも続けられる
ので、クルマの印象はあまり残らない。お話は面白くて楽しいんだけれど。
途中でＭＴモードに変更。パドルを操作してみる。
スロットルに全く気をかける必要はないそうで、電光石火でショックの無いシフト。



これを女性向けにお買い物にも行けるというような、プレゼンを見たような気がするけど・お買い物はどうかな？私は、もう少しエンジン音を抑えて欲しいという感覚が残りました。歳なんでしょうね。



そしてベントレー　Flying Spur V8
「あー落ち着く・」「年齢的にはもはや此方かも？」「おいくつですか」
「だったらまだまだフェラーリもいけますよ」
静かで滑らかな乗り心地。そして巨体の割に良く曲がる。



優雅ですね。そして骨太な感覚もある。



他の2台と比べると3千万を切る価格は安いように思えてしまうのは一種のマジック？Romaもオプションをつけなければ、もっとお安いか。

田中さんは、GT-Rの開発にもニュルブルクリンクで関わられたそうで興味深いお話は尽きない。ベントレーやロールスもニュルで走らせたことがあり、ポテンシャルの高さを強調される。



そして、ロールスロイス　Black Badge Ghost
「防弾ガラスの装甲仕様のロールスの足回りの開発をしたこともありますよ。」
「要人を乗せて、逃げ切らないといけませんから。足回りも重要なんです。」
「これはでも、自分でドライブするロールスですね。」



「ホイールのセンターキャップには錘がついていて、常に定位置なんです。」
「ストライプも昔ながらの手書きですね。」と営業さん。

走り出すと、何よりも遮音が素晴らしいことが分かる。
前の2台は駐車場内の小石をはねる音が良く聞こえていたけれど、こちらは
全く聞こえない。
「ねえ、すごいでしょう。違いがはっきり分かります。」
「最後の1周は、私に代わってください。ポテンシャルをお見せします。」
鷹揚に少しユラユラを巨体をゆすりながらロールスは走る。

交代して・・「あっ」と驚く6.75Ｌの全開加速。からのフルブレーキング。
再びスロットルを踏み込むと、嘘だろうというスピードでコーナーへ。
ひっくり返るかも？盛大なスキール音。けれどノーズはしっかりと出口を向いている。手の内にある速さ。

「ね、振り回せるでしょう？」「カーチェイス出来るわけだ。」



「いやあ、外でみていたらすごかったですよ。」
「みんな、釘付けでした。」と営業さん。「ランフラットなんで硬いはずなんですが。」

タイヤを見るとサイドウォールの半分以上に接地痕。
全体の写真を撮りたかったのですが、すぐにメカニックの方が来られて
エンジン回りのチェック。オイルのボトルまで出てきていました。
よって全体のフォルムの写真がありません。
メカニックの方の表情は硬く、あれだけ振り回されてしまうと複雑かも。



田中哲也さんは、終了後もお話はつきず、サービス精選旺盛。
意外な共通点もあり、縁とは不思議なものだと思いました。

最後にMAGARIKAWAクラブの説明を受けて、シュミレーターに挑戦。
これは難しい。走っている実感がほとんどないので、慣れるまでコースアウト
しっぱなし。結構難しいコースの印象。どうなんだろう。
もうすぐ舗装工事に入るそうです。

いや、久し振りに楽しかった。貴重な体験をさせていただきました。
コーンズ大阪の皆さん、ありがとうございました。