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みそじるのブログ一覧

2012年08月14日 イイね!

【マンガにまつわるエトセトラ。2】「スタビライザーの呪縛。」(池沢さとし/サーキットの狼)

 お盆期間中は、出勤が楽ですなぁ。いつもは混雑する道が、遠くまでスカッと視界良好なのが新鮮。

 さてさて、ウチのインプレッサGP3は1.6L。AWDでコーナーもビシッと四輪が地面を捕らえ、ぶれずに曲がり、立ち上がりではグッと押し出される感覚があり楽しい。言いすぎかもしれんが、ただただまっすぐ走っていても、すべるように進む。実に滑らか。道路のギャップは捉えるものの、「ココン、ココン」と軽くいなす感じ。思わずニヤニヤしてしまう。
 車重1.2tオーバーに1.6Lなんで若干パワーに余裕はなく、軽やかとは言い難いが、MTで引っ張ったりしてそれはそれで楽しい。(アクセルの反応については後日)

 1.6Lと2.0Lの差はエンジンと足廻り。特に足廻りについては1.6Lはフロントダンパーにリバウンドスプリングなるものが無く、リアのサスペンションには「スタビライザー」が無い。

 前記の通り、コーナーにしても直線にしても、何ら乗ってる分には不満は全くなく、そもそも車歴においてスポーツ車を所有したことのない俺にとっては、リバウンドスプリング・リアスタビライザー有無の差など気づかない程度だとは頭では納得はしていた。そもそも、構造上どんな効果があるか詳しくは解んないわけだし。

 ただ、どうしても気になってしまうのが「スタビライザー」の存在である。何是か。

 それはガキの頃に読んだ漫画「サーキットの狼」の影響が強いのだ。
 【マンガにまつわるエトセトラ。1】、でも書いたように、マンガ禁止だった俺は、兄貴の部屋に忍び込んでは漫画をくすねて読んでいた。そのなかの一つが「サーキットの狼」である。
 1970年代を代表するレース漫画で、スーパーカーブームの火付け役として名高い本作。
一匹狼の公道レーサー(チームを組まない走り屋)である主人公風吹裕矢が、愛車ロータスヨーロッパSPを操り、スーパーカーを駆るライバル達としのぎを削りながら、プロレーサーに成長していく姿を描いた物語。

(余談だけど。ロータスの名前の由来は仏教にあるって386さんから教えてもらったので調べた所、創立者のひとりであるコーリン・チャップマンが仏教思想で「俗世の苦しみから解放されて夢がかなう実」とされる蓮にちなんで名付けたとの説が有力だそう。ただ、彼は名前の由来は明かしてはおらず不明なんだとか。妻に対してチャップマンが「蓮の花」というあだ名を付けたためという説もあるそうだ。)

 ライバル達の設定も今から見ると凄い。暴走族の頭がパンテーラやカウンタックを所有してたり。中でも最大のライバル「早瀬左近」が率いる暴走族の名前が「ナチス党」。ポルシェオーナーだけ所属する族で、ハーケンクロイツが旗印。自らの愛車カレラRSのサイドにもハーケンクロイツ。ヤバイだろこの表現は。ちなみに左近の妹ミキと裕矢の絡みがちとエロティックで小学生時代の俺にとっては貴重な興奮ポイントであった。
 また最凶の悪役「隼人ピーターソン」がイカす。典型的な軟派系ハーフなんだが、プライドが高くテクニックは一流であるが、勝つためには手段を選ばないという設定。「ユーたちは素晴らしい日本の車があるのに、なぜ外車にのるんだい?」と尤もらしいことを言ってトヨタ2000GTを愛車としているが、公道レースで自らの策におぼれ自爆。結局、BMWに乗り換えると言う節操のなさ。おかげで相当の長きにわたり、「BMWは悪役の車」といったイメージを持ってしまった俺である。

 やっぱり見所は、風吹が非力なロータスヨーロッパのコーナリング性能を十分に活かしたテクニックで、ハイパースペックのスーパーカーを翻弄する姿。やはり、五条大橋・義経vs弁慶の戦いのような、柔よく剛を制すってのが日本人は大好きなんだろうな。頭文字Dにも通じる所があるんじゃなかろうか。
 
 そのコーナリングマシン・ロータスヨーロッパの説明の中で印象に残っちゃったのが「スタビライザー」なわけ。実際の所どうだったか解らないがマンガの中での描写では、車高の低いロータスヨーロッパが、バトル中にスタビライザーを強打してしまうと、車体がふらついてしまいコーナリングどころか、直進すらまともにできなくなってしまう。
 
 子供ながらに、「スタビライザーって重要な部品なんだ」とすり込まれてしまったんですな。

 体育の授業で走ってるときや、遊んでる時も、疲れて走れなくなると「ああ!スタビライザーを打った!!まずい、走れない・・・。」とか言って足を抱えて見せても、全く同級生にはネタが通じなかった。
またその反応をみて「クク・・・知ってるのは俺だけ・・・大人な俺ゴイスー。」などとほくそ笑んでいたわけで。・・・・こうやって書いてみると、ほんと痛い小学生だわ。恥ずかしい。自分の子供にはこうなってほしくないもんだ。

 まぁそれはさておき、こういった事情からか実際に載った感覚はどうあれ、1.6Lに「スタビライザー」が無いことが、イメージ先行であるものの、非常に引っ掛かってる次第。
 昔の車に比べ、今の車は進歩を遂げている。そもそもミッドシップのライトウエトスポーツであるロータス・ヨーロッパでの話だし、本当にそこまでスタビライザーが影響してたのか定かでもない。フロントにはスタビライザーが装備され、1.6Lのインプにはそれで十分というバランスを見出したのだろうから、なにも気にする必要など無いのであるが。
 それでも2.0Lについているリア「スタビライザー」に過敏に反応してしまうとは、なんとも因果なものよなぁ。
Posted at 2012/08/14 12:12:17 | コメント(7) | トラックバック(0) | 本・マンガ | 趣味
2012年08月13日 イイね!

楽しいロンドン、愉快なロンドン7。「個と組織、自由と規律。」(サッカー男子決勝ブラジルvsメキシコ)

サッカー男子決勝戦。
やはり、最後はこれで締めないと。

 悲願の金メダル獲得を目指すブラジル代表。OAにフッキ(FW)マルセロ(SB)チアゴシウバ(CB)と欧州ビッククラブで活躍するビッグネームを配し、ブラジルの将来を担う新星ネイマールに注目が集まる優勝候補筆頭。しかし、グループリーグも決勝リーグも、守備がザルっていうか、非常に動きが緩慢。ブラジル特有のテンポの遅さと、一旦足元に収めても周りが動かない単発攻撃。それでも個人技のレベルの高さで打開できるってのが流石のブラジル。

  対するは、強豪国と認知されながらも、W杯でなかなか結果の出せないメキシコ。代表選手は国内リーグで活躍している選手がほとんどなので、連携が取りやすい。しかもメキシコは国内経済が潤ってるため潤沢な資金を有するクラブが多く、中南米諸国の代表選手が多数プレーしており有力選手が海外に流出しないため、国内リーグのレベルが非常に高いとか。
  ハイプレスからのショートカウンターやリトリートからのブロックを使い分け、ボール保持時には個人技の高さによりポゼッションでボールは奪われない。実に個と組織のバランスの取れたチームである。
戦術面での切り替えっていうか攻守にわたるメリハリの付けようが凄いので、日本のようにスタミナ切れを起こさないってのが成熟の証。日本は直前の練習試合で勝利はしたものの、圧巻の内容。準決勝ではその差を見せられた。

そんな2チームが決勝で激突。

 メキシコは、前出の通り、ハイプレスと相手の攻撃を遅らせてのブロックの使い分けがのメリハリが絶妙。
 さらに、ブラジルの個人技vsメキシコの組織力と言われているが、メキシコ選手の個人技も相当なもの。圧倒的にすげえって選手はいないが、平均して高い。これがキッチリとした組織に基づいてお互いにサポートし合いながら動いて行くもんだから、ブラジルのプレスにもあわてない。

 開始早々、メキシコが左サイドからブラジルDFラインにプレス。アキーノが一気に詰めファビアンがボールを奪いフリーのペラルタへ。ペラルタは落ち着いてシュートを決めあっという間に先制。

 ブラジルは落ち着いてボールを回して追いつこうとするものの、パスを足元に貰いたがり、周りの反応も鈍いので、プレスに引っ掛かりまくる。元ベルディのガチムチ・フッキを投入し前への圧力を強めるが、チームとしての連携が少なく、前を向いてもらえても個人技に任せて突っかけてくるので、戻ってブロックを形成するメキシコに阻まれる。

 後半に入りブラジルが攻撃の圧力を高めても、メキシコは落ち着いたものでブロックで跳ね返し、そこから相手サイドの裏を突きカウンターで脅かす。
 結局、カウンターを何とかCKに逃れたブラジルであったが、メキシコは右CKから、ペラルタがPA内で相手DFの後ろへ回り込みマークを外し視界から外れてから再度中央へ飛び込む素晴らしい動きでヘディングを決めて追加点。これぞFWの動き。

 ブラジルは立て続けにFWを投入し追い上げを狙うが、前線に5人が貼り付き、後ろの5人と分断してしまし、ただでさえ上手くいかないビルドアップが全くできない。こんな対処しかできないブラジル。
かろうじて後半ロスタイムにDFラインからのロングフィードからフッキがPA内に持ち込み1点を返し、フッキのクロスからフリーになったオスカルのヘッドも枠外。
1-2でメキシコ勝利。

 ブラジルは個人技の限界があった。自由を与えられたネイマールはオナドリを繰り返し、周りを活かせず。スペースを作る動きも、サポートの動きも緩慢では自由と言う名の怠惰に見えてしまう。スロースターターとは聞こえはいいが、相手を舐め切ってるんだろうな。それで思い通りに行かずに焦って自滅。ブラジル王国もドウンガのやり方で結果が出なかったからと言って、あっさりと方向転換した弊害が出た。このままのやり方でいいとは思えない内容。だけど、それがブラジルのやり方なんだろうし、考えてみれば若い世代が伸びてくれば、組織を圧倒するサッカーが出来る可能性ってのもあるんだろう。どこも同じようなサッカーになってしまっても面白くなくなっちゃうか。
 
 対してメキシコ素晴らしい試合運び。前に行く、後ろへ引く、攻めに出る所、守りを固める所、それらの判断が各々の選手で共有している。メキシコの個人と組織を高めたサッカーは素晴らしかった。まさに決勝にふさわしい見ごたえのあるゲームだったよ。
Posted at 2012/08/13 12:25:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | サッカー | 日記
2012年08月11日 イイね!

楽しいロンドン、愉快なロンドン6。「ゴールはまだ先。」(サッカー男子3位決定戦 韓国vs日本)

銅メダルをかけた大一番。韓国はサッカー史上初のメダル、日本は44年ぶりのメダル獲得を目指す。この世代は、牧内監督のU20時代も韓国に手ひどくやられているだけに、雪辱を果たしたいところだが。

日本4-2-3-1
 
FW         11永井
MF   7大津   10東   17清武
DH       3扇原 16山口
DF 2徳永(OA) 5吉田(OA) 13鈴木 4酒井宏
GK            1権田
準決勝メキシコ戦と同じ先発。おいおい、前線はもうヨレヨレだろう。せめて永井は代えようや・・・とは思うものの、じゃ誰を入れるのか。どうにも控え組との差が激しいのも事実。扇原もメキシコ戦では動けなかったからと言って、変わりはおらん。
こうやって見ると、日本もかなりイッパイイッパイだねぇ。


   
韓国4-2-2-2 

FW   10パク・チュヨン(OA)9チ・ドンウォン
MF 13ク・ジャチョル          7キム・ボギョン
DH   15パク・ジョンウ 6キ・ソンヨン
DF 3ユン・ソギョン 4キム・ヨングォン 12ファン・ソッコ 2オ・ジェソク
GK          1チョン・ソンリョン(OA)
歴代最強と言われる今回の韓国五輪代表。すでにA代表で活躍する選手も多い五輪世代のベストメンバーに加え、FWパクチュヨンとGKチョン・ソンリョンをOAに迎え、攻撃・守備の要に備える。
ちなみに、キム・ボギョンは元C大阪で清武と2シャドーを組み、扇原・山口とともにプレーした。キム・ヨングオンはFC東京から大宮に移籍し、東とともプレー(中国リーグ移籍だっけ?)。ファン・ソッコは広島期待の若手DFである。

○前半
 一進一退の攻防。韓国は長いボールを中心に攻める。10パク・チュヨンは競り合いに強く、そこにもう一方のFWや両サイドから絡んでくる。
日本はといえば、ショートパスをつないでビルドアップ・・・とはいかず、殆どつなげない。動き出しも鈍く、タイミングも合わない。結果、ロングボールを永井にけり込むのだが、永井は競り勝てない。
 しかしながら、20分過ぎぐらいから、左サイドの大津を起点にボールをつなげるようになると、韓国はガッツリあたってくる。徐々に押し込んでいく日本はFKやCKでチャンスを得るものの、ゴールを割ることができない。
 韓国は、左サイドに9チドンウォンを下げ、クジャチョルをトップ下に移動。
 こうした、日本がボールを保持する展開になってくるわけだが、韓国は激しくブロック。
35分大津が左サイドでクジャチョルのファールを受け、得たFK。中央の山口に送るとPA中で待つ東へクロスもDFに当てられ左CK。扇原のCKに酒井が合わせるも惜しくも枠外。
38分、左サイド深くを抉る大津が、韓国のチェックを受けてボールを奪われ倒れるものの、ここは流される。すると前線に待つパク・チュヨン目がけロングボールをけり込む韓国。このボールに目測をあやまった吉田がスカしてしまい、パク・チュヨンに通ってしまう。
一気に右から持ち上がるパク・チュヨン。鈴木と1on1。吉田・山口・徳永が必死に戻り間に合うかに見えたが、山口を切り返しでずらすとニアサイドにシュートを突き刺し先制。1-0。やられた。結局はカウンター・・・ファールアピールしてる場合か。
結局1-0で前半終了。

日本は押し込んだ良い時間帯で、変なセルフジャッジからボールを奪われ一気にカウンター。まだ時間はあるだけに、巻き返しを図りたいところだが、先制されたのは初めて。
 後半は入りで落ち着いて、攻めたいところだが、持たされる展開になることは必須。きびしい。

○後半
 立ち上がり、日本陣内での連係ミスから危ういシーンが続いたが、韓国が完全にハーフラインより下で3ラインのブロックを形成し引いてきたことから、日本がボールを保持する展開に。というか、韓国は日本にボールを持たせるといった方が近い。まぁ、先制点を取った以上は、攻めるしかない日本の中盤のパス回しをひっかけて、裏のスペースを狙ったカウンター仕掛けるのは常道。このブロックを掻い潜る個人技、もしくはパス&ゴーで相手ブロックをズラしてスペースを空けボールを受けながらチャンスを作ることができなければ、「強さ」など手に入れることはできないわけで。
 とはいえ、全く動きだしに精彩がなく、パスの出し手側も中にパスを出せない。
サイドで仕掛けようにも、1on1の単独で圧倒ていな突破力は魅せられず、サポートもできないでは相手のブックなど崩せない。
 そんな中でも何とかチャンスを作り出す日本。55分、PA前でボール受けた大津が東、清武との絡みでPA内に入りこみ右足でシュートもうミートせずにGKがキャッチ。
ここからの速いリスタート。GKチョン・ソンリョンのゴールキック。またも10パク・チョヨンが吉田との競り合いに勝ち頭でそらしたところに、後ろから抜け出してきた13クジャチョルが鈴木を振り切りシュート。2-0。おいおい、それはらやれるパターンだろうと。わかっていながら止められないのか・・・?だめだろそれは。
 いよいよ厳しい2点差。崩しきれない展開の中でこの点差は絶望的である。あきらめたらそこで試合終了ですよって、女子の決勝の時にも書いたな。だけど、動きの鈍さは否めない日本。
 しかし、相手のブロックに引っ掛かりカウンターを受ける日本。なかなか
 扇原に代え山村、東に代え杉本投入。杉本1Top、左永井、Top下大津、右清武。強さと高さで対抗するか。
 トップ下の大津が抜け出し、得点を狙うが、最後のところで中々パスが合わない。
 70分、最後に永井に代え宇佐美投入。そのまま左サイドに入る。宇佐美のサイドで引きつけて、相手のブロックを崩してチャンスを作ってきたいところだが、前線にボールが入らないうえに、折角繋げてもラストプレーが合わずに、時間が過ぎる。
 完全に、相手のペースである。吉田も上がりパワープレーをしかけながらもCKも取れない展開ってどういうことだ。まったく競り勝てない。ようやく左CKを獲得し宇佐美が蹴ったボールに吉田がヘディングで合わせゴールネットを揺らすが、大津がGKに体をぶつけたとファウル判定でノーゴール。
 アディショナルタイムは3分。権田も上がりプレーに入るも、チャンスにはつながらずそのまま試合終了。
2-0で韓国勝利。残念だわ・・。

○感想
 日本がボールを持つ(持たされる)展開とはなったものの、攻撃・守備両面での動きだしに精彩を欠いていた。まず、押し込んだ中、カウンターで失点した時点で、相手がこう来るとはわかりきったことであったが、そこをどうしようもなかった幅の狭さが日本の敗因か。
グループリーグにピークを持って行ったコンディション。しかも、前からの積極的な守備からカウンターを防ぎ、DFラインを押し上げるといったやり方は激しく体力を消耗していたことは否めない。途中は放棄したポゼッションからじっくりと仕掛けるという道も、しっかりと作ってく必要はあるんではないかい。それがうまくいかなかった予選だったんだけどね・・・。
 それでも、ここまでこれただけでも上出来。はなから期待してなかったんだから。試合の中で成長したCB鈴木・DH山口。清武のチャンスメイクは素晴らしかったし、東の好守にわたる運動量は見事だった。また永井や大津もあそこまでハマルとはおもってなかった。
 韓国についてはこの世代から、パワー&スピードに頼りきりでいいのかとは思ってしまうが、それは負け惜しみというもの。そう負け惜しみ。悔しいわ。
 ベスト4の結果はなんら残念なものではなく、むしろ誇るべきものでもあるし、ここが男子代表の最終目標でない。ここはあくまでも通過点ということ。韓国に阻まれた悔しさを財産とし、ブラジルW杯にむけ所属クラブで精進しA代表への道を開け。それがA代表の進歩にも繋がる。
Posted at 2012/08/11 12:19:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ
2012年08月10日 イイね!

楽しいロンドン、愉快なロンドン5。「最後に咲く花。」(サッカー女子決勝アメリカvs日本)

 準決勝でハリウッド式逆転劇を演じたアメリカ。判定面で文句も出ただろうが、様々な幸運を呼び込み、苦しい展開をひっくり返したのも正に実力。競り合う展開の中で、PKを決める、アディショナルタイムのラストチャンスを決めることの困難さは、周知の事実である。そんなラスボス、アメリカ。決勝戦でvsアメリカ戦を拝める幸せを満喫しようか。

日本4-2-2-2
FW   11大野 17大義見
MF 9川澄         8宮間
DH      6阪口 10澤
DF 5鮫島 4熊谷 3岩清水 2近賀
GK        1福元

準決勝vsフランス戦とおなじ先発メンバー。澤は復調の兆しは見られたもの、相変わらず宮間が不調。止まったボールを蹴る精度は流石だが、流れの中で上手く絡めていなかった。決勝で力を発揮できるか。
   
アメリカ4-2-2-2
FW   13モーガン 14ワンバック
MF 17ヒース           16ラピノー
DH       7ボックス 10ロイド
DF 5オハラ 16ビューラー 3ランボン 6レパイルベト
GK             1ソロ 

ワンバックの強さ、モーガンのスピードを利用し合う最高の2Topを擁するアメリカ。特にモーガンの裏に抜けるスピードは、日本にとっては驚異。

○前半
 序盤からアメリカは攻勢をかける。高い位置からプレスをかけ、ミスボールをカットしたところから素早く前へ展開する形。
 
 前半7分、左サイドでボールを受けた17ヒースの突破を許しクロスを上げられると、PA内左でモーガンがゴールラインぎりぎりで粘ってワンバックの待つファーサイドへクロス。ワンバックの後ろからロイドが飛び込み頭で合わせアメリカ先制。1-0。モーガンへの対処が甘かったか。
 
 しかし、ここでアメリカは前プレしなくなり、後方にブロック形成。追いつこうと前掛りになる日本を、ブロックに引っ掛けカウンターを狙うか。しかし、日本は先制を許したものの、ボールを持てる展開となったため、余裕をもったボール回しから崩しを狙う。まだ、早い段階での失点であったことからか、十分落ち着いており左サイドから押し上げ徐々にチャンスを作っていた。
 
 16分、PA前、大義見のポストから澤が受けて、左サイドからDFラインの裏を抜けPA内へ入る川澄へパス。これを受けて川澄シュートもソロがブロック。こぼれた所に大義見が詰めたがDFとGKが再ブロック。18分左サイドから川澄がクロスを入れると、大儀見が中央に走り込んみヘッドで合わせるが、GKソロがわずかに触りボールはクロスバーに。こぼれた球に再度大儀見反応しシュートも枠外。これはソロのスーパーセーブ。さらに26分、左サイドでボールを受けた大野が仕掛けた所でファウル受けてFKゲット。宮間が蹴ったボールは壁の選手の手に当たったように見えたが、ハンドを取ってもらえず。日本左サイドから突破を許すアメリカはラピノーを左に、ヒースを右に回し裏を狙うか。
 日本はあわやオウンゴールの危機もあったが、33分左サイドを突破した川澄がペナルティーエリア内の大野へ。大野がキープし、宮間へ。宮間ミドルシュートを打つがクロスバー。
再三のチャンスも決めきれない日本。前半は0-1で終了。

 先制後のアメリカが引き気味になり、ボールを持てる展開の中左サイド川澄・大野の絡みでチャンスを作っていったが決めきれない。ハンド見逃しの不運もあったが、あえて言えば、鮫島がもう一手絡んでこられれば、さらに厚い攻撃になったことが惜しまれる。しかし、この流れで同点に追い付いておきたかった。
あと、さらっとサメちゃんのケツたたくんじゃねぇお、ノリヲ監督。羨ましいじゃないか。


○後半
 両チームともメンバー交代無し。
 日本が押し上げる展開だが、一瞬の隙をねらいモーガンにボールを送るアメリカ。裏を狙われると非常にきつい。

 54分、恐れていた展開が。日本のセットプレーから、セカンドボールを奪ったアメリカが、モーガン、ラピノー、ロイドとつなぐカウンター。ロイドが中央をドリブル突破。阪口がマークに付くがタイミングを計れずズルズル下がると、PA前右からミドルシュートを放たれる。見事にゴール左隅に突き刺さり、米国に追加点を許し2-0。これは厳しい。悔やんでも悔やみきれない失点。

 56分アメリカが16ラピノーに変え12チェイニー投入。チェイニーが右、ヒースが左に戻る。チェイニーも確か縦の突破が特徴の選手。両サイドからゴリ押しを狙うか?
 58分日本も勝負に出る。阪口に変え田中明日菜投入。澤を高い位置に上げる。
 これが功をなしたか、63分PA前でボールを持った宮間が、PA内に走り込んだ大野へパス。受けた大野が中央へ折り返し、澤がシュートもDFブロック。さらに澤が寄せ、こぼれたボールを大儀見が押し込み、日本が1点を返し2-1。

 ここから、日本のペースで押し込みたいところだが、アメリカのモーガンを走らせるカウンターからシュートに持ち込まれる一進一退の攻防が続く。
 76分、日本、鮫島に変え岩淵投入。DFを三枚にしFWの枚数を増やす。しかしこれがあまり上手くいかない。余りパフォーマンスが上がらなかったとはいえ鮫島が下がったことで、左アウトサイド川澄の攻守両面の負担が増加。かえってボールが運べなくなってしまう。
 79分アメリカCB16ビューラーに変え4サウアブラン投入。そのままCBへ。
 
 ヤキモキする展開の中82分、CBランボンへプレスをかけボールを奪った岩淵。ビッグチャンス到来。そのまま左からPA内へ持ち込みシュートもシュートコースをふさがれ、GKソロにセーブされる。何ということだ。

 日本は最後のカードで大野に替え丸山投入。しかしながら、ビルドアップもままならず、アメリカのブロックに引っ掛かりカウンターを受ける展開。
 最後の放り込みも、アメリカに競り勝てるわけもなく、アメリカに押し込められ、そのままタイムアップ。
2-1で日本は敗北。銀メダル獲得。

○感想
 正直どちらに転ぶかわかない試合。お互いの良い面がぶつかり合った、非常に見ごたえのある好試合であった・・・・と他人事のように言えるもんではない。
 決勝戦でようやく日本らしいポゼッションから相手を崩しチャンスを量産しながら決めきれない。そこでカウンターを受けての追加点。悔しいわ。タラレバは不毛だが、前半で追いついていタラ・・・あのハンドを取ってもらっていレバ・・・・後半のあのカウンターを潰せていタラ・・・岩淵のシュートがはいっていレバ・・・。
 宮間もパフォーマンスも最後まで安定せず、右サイドからの攻撃は実効性がなかった。鮫島も中途半端なプレーが続き、阪口も精彩を欠いていた。決勝戦の田中はよかったものの、控えの選手と先発選手の差は大きく、交代後のアクセントには成りえなかった。などと文句も言えるのは、おしかった証拠。あと少し、あと少しの所。
 ワールドカップでの同点劇からPK勝利は正に奇跡であったが、この一年間で地力を付け、決勝の舞台でアメリカ相手にどっちに転ぶかわからないような、きわどい試合を演じられたことは凄いことだろう。
 俺はただ、見ていただけだ。前述した悔しさは、実際に試合に出た選手たちや監督をはじめとするスタッフ達が一番感じてることだろう。そこを乗り越え、弾けんばかりの笑顔を咲かせ表彰台に臨んだ女子日本代表の面々に、最大限の賛辞を贈りたい。
Posted at 2012/08/10 15:39:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ
2012年08月08日 イイね!

楽しいロンドン、愉快なロンドン4。「失意のエアポケット。」(サッカー男子準決勝メキシコvs日本

勝てば銀以上確定の準決勝。決勝にコマを進め、日本サッカー界の歴史を変えるか。

日本4-2-3-1
 
FW         11永井
MF   7大津   10東   17清武
DH       3扇原 16山口
DF 2徳永(OA) 5吉田(OA) 13鈴木 4酒井宏
GK            1権田
準々決勝エジプト戦と同じ先発。怪我による負傷交代で出場を懸念された永井・東が先発。
   
メキシコ4-2-2-2 

FW   9ペラルタ(OA)10ドスサントス
MF 8ファビアン          11アキーノ
DH   14エンリケス 3サルシド(OA)
DF 5チャベス 13レイエス 4サミュエル 2ヒメネス
GK          1コロナ(OA)

 直前のテストマッチでの成功体験はあるものの、あのときだって、メキシコに好きにやられていたことは確か。高さは無いが、技術・速さ・強さに裏打ちされた組織力。意外と強いってレベルでなく、間違いなく強い。前戦で延長をこなしてきていることがプラスに働くことを祈る。

○前半
 メキシコはドスサントスがボールを受けに下がったりサイドに流れる。その動きにMF・SBやDHも絡んだパス交換から日本の守備を崩しにかかる。立て続けにシュートを食らうも、日本はあわてずマークはずらさない。メキシコがボールを持つ展開ではあるが、攻守が入れ替わり日本がボールを保持すると、メキシコはDFラインにプレスを掛けるがなぜか単発。若干中盤が間延びした時間帯。日本はプレスをいなしてパスを回し仕掛けるタイミングを窺う。東がボールをうまく引き出し、攻撃につなげる。そんな流れとなった前半12分、左サイドで扇原から徳永、東とパス交換でプレスをくぐりペナルティエリア前左でフリーになった大津へ。大津は早いタイミングで思い切り振りぬき豪快ミドル。ゴール右サイドネットへボールが突き刺ささり、驚きの日本先制0-1。

 前半20分頃までは、日本も動きが落ちず、守備攻撃両面で連動性はあったのだが、徐々に運動量も落ちる。永井はやはり怪我の影響もあってか、相手のDFのラインコントロール・マークの上手さもあってか、運動量も上がらずなかなか抜け出せない。メキシコもブロック主体の守備に統一し始めた。
 27分、右サイドから仕掛ける11アキーノ、徳永をかわしPA内中央の9ラベルタへクロス。左から入ってきた8ファビアンがこぼれ球を10ドスサントスがシュートも枠外。あぶねぇ。

 30分、9ペラルタが吉田の裏へ走り込んだ所へフィードが通る。なんとか吉田が追いつきコーナーに逃れる。右CK蹴るはドスサントス。ニアサイドのボールを長身14エンリケスが競り勝ち中央に落としたところ、徳永がマークに付きながら8ファビアンが強さを見せ頭で合わせてゴール。1-1。
 メキシコが下がり目でブロックの網を張るため、運動量の上がらない日本は、ブロックを崩せず網に引っ掛けられ、逆襲を食らう。

 32分、中央でボールを奪われ8ファビアンへ。左サイドに開いたドスサントスが受けてループシュートも枠外。アワワ。
 メキシコは奪ってからの攻撃のつなぎが早く上手い。しかも其々動いて空いたスペースをどんどん他の選手が利用する分厚い攻撃。これは厳しい。日本は前までボールをつなげたとしても、そこでシュート打つのはDFラインの前。PA内に切り込める隙がない。すでに攻撃面での質がまたく違っていた。
何とかこらえ、前半終了で1-1。

やはり、運動量が落ちており、ボールの受けての動きも鈍化。メキシコのブロックもマークがずれず、パスがつながらない状態。PA内へ入り込めないでは如何とも。

○後半
 メキシコが一枚目のカードを切る。なんとエースドスサントスに変え長身FW12番R・ヒメネスを投入。これがまたメキシコの攻撃を替えるスイッチとなった。
 ドスサントスは左右に流れたり、下がってボールを受けて攻撃の起点になっていたし、危険なシュートもあった。しかしこの交代により、2Topは常にPA内を狙いどちらかが潰れ役となり、開いた両サイトのスペースをサイドMF・SBの縦への突破力を存分に生かす布陣。よりシンプルではあるが、サイドの勝負ではメキシコに分があり、運動量の落ちた日本にとってはとっても嫌な攻撃である。
 実際これが非常に効果的であった。そんなにプレスはきつくないものの守備ブロックに引っ掛かりボールを奪われ、サイドに展開され対応に追われる日本。

 64分頃、メキシコ左サイドへのロングボールに8ファビアンがゴールライン際ギリギリで追いつきPA前に走り込む9ペラルタへ折り返しシュートも権田正面。一息ついた・・・・・ハズであった。ところがこれが大きなエアポケットになったわけである。

 権田からのリスタート。カウンターを狙って急いだのか、周りの状況を確認せず、扇原にスローで送る。攻撃直後前線に残っていたメキシコにマークを受けかわそうと扇原はボールを引いてターンでかわそうとするが、その前の段階で、他の選手がパスコースを作りに全く動けなかった。さらにはそこを窺い先程シュートを放った9ペラルタがかっさらいに来たことろを、コーチングもできず、プレスへいく出足が鈍かった。しかもシュートモーションが早かったこともあり、ブロックも遅れる。

 非情にも、ペラルタのシュートはゴール左上ギリギリに吸い込まれた。2-1。メキシコ逆転。

 このチャンスをキッチリ決めるペラルタがすごいのか。運もあるだろうが、勿体無い失点。思わず上がる叫び声(←俺)。

 ここまで、支配されたゲームの流れの中で、同点に持ち込むのは非常に厳しい。しかし、何が切っ掛けで流れが変わるのか解らないのがサッカーの醍醐味。諦めたらそこで試合終了ですよ?

 残りは約25分。同点の目がないわけでもない。ただ、メキシコは当然ながらDH、SBの上がりは自重。バイタルエリアのスペースは完全に埋まった。メキシコのDF陣はそうそう高さがあるわけではない。R・ヒメネス、エンリケスがでかいぐらい。
 スペースない所ではあるがバイタルおよびPA内に放り込み競り勝ったうえでのこぼれ球とか狙うしかあるまい。

 日本は東に替え長身FW杉本投入。杉本1Top、永井が右MF、大津TOP下、清武が左MFへまわる。所がどっこい、中で競ってほしいはずの杉本がスペースがないのを嫌ってかサイドのスペースに流れてボールを受けて組み立てに参加。おいおい・・・・中へ割って入る強さも運動量も先発の選手ににゃのこっとらんってのが君にはわからんのかいな。

 どうにも、相手を脅かすプレーが出来ない日本。ここで局面を打開する奇跡のマジックを期待しての宇佐美投入。攻撃の核清武を下げてまでミラクルに掛けるか。宇佐美が右MF、永井が左MFへポジションを移す。しかしながら、ブロックにひっかけまくる日本。前線に全くボールが入らない。困った。もう何が何でも点数ほしいから、前線増やしちゃえ大作戦。密集地帯にドリブルで突っかけりゃもしかしたら恋が生まれるかもよの乙女心か、扇原に変えエヒメッシ斎藤。Top杉本、MF左から永井、大津、宇佐美、斎藤の大混雑。山口ワンボランチっすか。ただでさえビルドアップすらできんのに、運び手の扇原が減ってしまっては益々機会が減ってしまう。
 
 90分メキシコ11アキーノ⇒7コルテス。そのまま右へ。アディショナルタイム3分。
吉田も前線に上がりパワープレー。しかし、右サイドのスペースをワンツーで抜け出したコルテス。ドリブルで持ち込みそのままシュートでダメ押し3-1。さすがに、もう無理っす。

○感想
 日本先制も逆転負け。0-1の時間帯をもっと長く続けられれば、1-1で堪え忍べればと残念に思う気持ちもあるにはあるが、完全に地力の差が出ましたな。素直に負けは負けですわ。
 64分のエアポケットが無くても、力負けしてた公算は高いかも・・・・が悔しいなぁ。対ブラジル戦も見てみたかったよ。が、ベスト4まで勝ち残り、ここまで楽しませてもらえたことに激しく感謝したい。予選見てた時点ではここまでやるとは思ってなかった。ゴメン関塚監督。

 しかしながら、楽しみは残ってるわけで、銅メダルを掛けた3位決定戦は韓国戦。
 いやぁ、なんというか、嫌な相手ですわね。間違いなく、気合いの乗りでは異次元。精神コマンド対日本補正プラス兵役免除補正で平常運転プラス200%。監督のホンミョンボは「俺はチームに命を掛けている、君たちもチームに命を掛けてくれ」と言ったらしいが、サッカーで死んじゃいけません。いや、その心掛けたるや、立派なもんだとは思いますがね。
 銅メダル目指して、戦ってほしい・・・と言いたいところだが・・・。
これU-23なわけで。本番はブラジルW杯。逃げ腰ではサッカーにならないことは確かなのだが・・・無理はしてほしくないってのが本音だな。無事に帰ってこいよ。俺は命を賭けろなどとは言いたくないわ。
Posted at 2012/08/08 18:31:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ

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「@くらぽん あえええ?サマソニいってるっすか。ナツフェスいいっすね!!!楽しんじゃってくださいっす。
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