
このところ台湾歌手の曲がB'Zのパクリ疑惑とかで話題になってるみたいですが。。
が、そんなに騒ぐことないと思うなぁ。
日本の人気グループはお隣台湾でもその知名度は高いだろうしファンも多いのではないかと思う。
『この曲B'Zに似てるよね?』と台湾ファンの間で噂が広がりネットを通じて日本に届く。
そして日本ではパクリ疑惑となって大騒ぎする。
親日台湾だからあまり日本では炎上してなさそうだけど、でもこれがK-POPだったら反韓感情が大爆発するんだろうなぁ(笑)
では
日本の歌手やグループが洋楽をパクッたらどうなるだろうか?
実際に聞いてみよう♪
元シャネルズの鈴木雅之と姉・正美のデュエットでバブルに流行りましたね。
■鈴木雅之&鈴木聖美 with RATS & STAR ロンリーチャップリン(1987)
カラオケでも流行ってたな~(^^)
そして
この元ネタになるのがマイケル兄のジャーメイン・ジャクソンとホイットニー・ヒューストンのデュエット。
■Jermaine Jackson featuring Whitney Houston
- ♪Take Good Care of My Heart(1984)
ジャーメインのデビューアルバムに収録されてる曲です。【トップ写真:左】
続いて
日本のビッグアイドルグループにいってみよう。
大ヒットソングの元ネタは何と1979年に遡りますよ。
■Niteflyte - ♪You are (1979) 【トップ写真:右】
もうお分かりですよね?
スマップ『がんばりましょう!』です。
探せばボロボロ出てくる日本のパクリ疑惑(笑)
ではなぜパクリなのか?
それは
元ネタ・ミュージシャンに対する「
リスペクト」が大きな要因と私は思う。
例えばスマップの名曲のほとんどは日本の名だたるスタジオミュージシャンによって作曲・編曲・演奏されているのはあまり知られていない。
そういった裏方世代は若いころにこぞって
洋楽シーンに影響されて自身でバンドを組んで洋楽チックなサウンドを作り演奏してきたものだ。
そういった経緯や経験が後の音作りに影響してきたというだけ。
リスペクトしていれば自ずと曲は似てくるよ。
あのミュージシャンのあの曲のこのリフを真似して作ってみた、なんてザラなのよね。
パクられたB'Zもパクリと揶揄する意見もあるだろう。
一方で作風を真似ただけでパクリでは無いとB'Zファンは援護射撃を打つがファン以外には理解してもらえない。
それはミュージシャンへの思い入れが強すぎて『楽曲』に対する評価が蔑ろにされてる証拠だ。
「リスペクトした結果元ネタに似ちゃいました」はパクリじゃないのよ。
いかにアレンジして元ネタよりさらに洗練された曲を作れるなんて才能豊かだと思いませんか?
つんくが作るモーニング娘の曲なんかも洋楽パクリは多かったですが、ある意味懐かしさを覚えてニヤニヤしたものです(笑)
アレンジだったり曲の完成度が高いのはパクリではなく『リスペクト』であり、
パクられた元ネタは『光栄』だろう。
日本の音楽は歌手のタレント性、歌唱力、歌詞ばかりが評価(=人気度)されがちであり、
作曲や編曲はあまり評価されない。
一方、海外では歌い手以上に評価されるのがプロデューサーだ。
私がいつも言ってることは「
歌(ヴォーカル)も楽器のひとつ」。
歌が上手くても曲全体の完成度が低いとその曲は最後まで聞いてもらえない。
歌が上手いとか歌詞が良いといっても
CDアルバム1枚、おおよそ10~15曲を同じクオリティで制作できるミュージシャンは日本にはいないも同然だ。
CDが売れないのはコピーやダウンロードの影響と言うが、私に言わせてみればそもそも
CD1枚分の10曲も制作する能力が無いのだよ。
つまりリリースされる新曲数そのものが減ってるのが現状ってことです。
これじゃ売れないわ。
元ネタ以上の完成度を持つパクリがあれば、むしろ歓迎すべきだろう。
チープな曲を聞かされるよりは10倍楽しみが増える♪
そしてパクリ才能の行き着くところは・・・
史上最高のパクリ、というか、そのまんまのパロディなんだけどね(^^;;
替え歌No.1ソングのアル・ヤンコンビックで〆ましょう(笑)
■"Weird Al" Yankovic - Eat It (1984)
この曲は当時普通にTVから流れていたのどかな時代でしたね(笑)
ブログ一覧 |
音楽 / CD | 日記
Posted at
2013/04/25 22:56:50