午前中は墓参りに行き、その足で南紀白浜へ観光に行きます。
東の熱海、西の南紀白浜と言えば・・・
戦後、日本を代表する新婚旅行の定番だった時代がありました。
バブル崩壊後はどちらも衰退するわけですが最近は持ち直してるみたいですね。
南紀白浜と言えば奇岩、最近ではパンダもいるアドベンチャーワールドが有名です。
では白浜の景勝地ツアーに出掛けましょう。
先ずは三段壁へ。
高さ50mの柱状節理の断崖は迫力あります。
地下には波で浸食された洞窟がありました。
この洞窟は平安時代の源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る。
あまり知られてないので少し解説します。
世界遺産でも知られる熊野三山(和歌山県新宮市熊野速玉大社、田辺市熊野本宮大社、那智勝浦町熊野那智大社)は熊野別当と呼ばれる要職が実質支配していた。
その軍事組織が熊野水軍(別名:熊野海賊)である。
最盛期は和歌山全域と淡路島や四国沿岸から瀬戸内海に至るまで制海権を握っていた。
源義経と京都五条大橋で出会った武蔵坊弁慶は義経に従い平家討伐に出向き屋島や壇之浦で戦うわけですが、それを支援(手引き)したのは熊野水軍である。
弁慶はここ南紀白浜の近く現御坊市出身であり、熊野水軍支配者熊野別当の子ともいわれてる。
洞窟周辺の断崖は垂直ですね。
三段壁新名所「謎の岩」
ある日突然現れた岩だそうです。
空から降ってきたとかUFOの仕業とかいろいろ説があるみたい(笑)
2018年台風21号が過ぎた後に岩が出現したそうなのでおそらく台風に煽られて岩が持ち上がったのでしょうかね?
とてつもないパワーですな~
先端部分から四国方面を望む。
続いて三段壁から車で5分程のところにある千畳敷へ。
ここは砂岩が荒波に浸食されて独特の地形を生み出した。
食事処で近畿大学が養殖したマグロのカツバーガーを食べた。
近大水産研究所が白浜にあり1970年からクロマグロの完全養殖を手掛けて2002年に成功したそうです。
最後は白浜のシンボルである円月島。
波の浸食により中心が見事に空いてるのが特徴です。
白浜の海はどこも綺麗ですが特にこの円月島は透明度が高く、近くからグラスボートが航行するので海底まで良く見えます。
そしてこの日はリゾートホテルに泊まりました。
白浜は日帰りできる場所なので泊る観光地ではありませんが、折角なのでのんびりしていこう。
部屋から見る夕陽は感動的ですね。
夜は近くの居酒屋で。
毎晩魚食べてるような気がする(笑)
夕方港に揚がったトロカツオがめちゃ美味かったー!
和歌山人なのでカツオはタタキより刺身の方が好きだなー
私が幼稚園児だった時に父はここ白浜に仕事で単身赴任していた。
長期不在のため私は徐々に元気をなくして母は心配になったのでSL(蒸気機関車)に乗ってこの白浜に来た。
父の顔を見た私はすぐに元気を取り戻したようです。
SLに乗った車窓やトンネルで窓を閉めた記憶。
父の住んでた宿舎の部屋や周辺が海で水上飛行機があったのも覚えてる。
でもそこがどこなのか何度白浜に来ても思い出せない。
50年以上も前なので建物は当然残ってないだろう。
でも何か記憶が甦るものはないか。
そう思いながら白浜に来るたびに亡き父の足跡を追うのでした。
◆鳥取愛媛和歌山ドライブ◆
①山陰鳥取砂丘へ!(4/13-14)⇒
こちら
②距離ガバMR-S鳥取オフ(4/15)⇒
こちら
③40数年前の記憶へ/七類港(4/16)⇒
こちら
④日本海から瀬戸内へ/福山市(4/17)⇒
こちら
⑤瀬戸内海を渡り四国へ/しまなみ海道(4/18)⇒
こちら
⑥愛媛《前編》下灘~しらす丼(4/19)⇒
こちら
⑦愛媛《中編》四国最西端佐田岬(4/19)⇒
こちら
⑧愛媛《後編》伊方原発そしてMR-X電源トラブル(4/19)⇒
こちら
⑨南海フェリーで帰省(4/20)⇒
こちら
⑩南紀白浜(4/21)⇒
こちら
⑪最終回(4/22-23)⇒
こちら
Posted at 2023/05/16 20:34:19 | |
トラックバック(0) |
ドライブ 2023/4 鳥取愛媛和歌山 | 日記