
新しいHDハンディカムも買ったけど、レンズ交換が魅力のデジイチ動画も捨てられない。
しかし
デジイチ動画の一番の弱点、というか
欠点は”フォーカス”
よく勘違いされるのが、オートフォーカスにすればビデオと同じようにピントを自動追随するということ。
これは大きな間違いですよ!
デジイチのフォーカスボタンを押すとピントは合わせてくれますが、その位置が固定されて動く物体に対して追尾しません。
(ペンタックスの一部機種では自動追尾可能な機種があるようなのでご自身で調べてください)
私の Canon EOS 60D もそうだし、TVコマーシャルで使われているEOSやその他高級機種でも同じく自動追尾しません。
ではTVコマーシャルで使ってるデジイチ動画はどうやってフォーカスを合わせているのだろうか?
答えは簡単・・・
すべてマニュアルフォーカスです!
プロはオートフォーカス使いません。
そこで厄介なことが起きます。
デジイチ動画でフォーカスを合わせるには、ファインダーは使えないので
カメラモニターを見る必要がありますよね。
(動画モードではミラーアップするのでファインダーを覗いても真っ暗よww)
こんな感じで絵を出してみる。
※写真をクリックすると拡大します
こんな小さな画面でフォーカスなんて合わせられないよ!
そうなんです。
こんな画面で合わせられるのは神しかいない。
そこで強い味方の登場~(^^)v
外付けモニター(笑)
購入したのは、ADTECHO フルHD(HDMI入力)5インチ液晶モニター CL5585H
プロは7インチ以上を使うけど、アマチュアならこのサイズで十分っしょ(^^;;
それに6月末まで特価とかで都内半蔵門にある映像機器専門店ではアマゾンで買うより20%OFFだったので即決だった。
画面面積比で2倍以上アップはとても見やすい!
プロ仕様の特長のひとつに
ピーキング機能があり、
ピントの合ったエッジ部分だけに銀白色のラインを表示してピントが合っている位置を明確にします。
下の写真では確認しづらいけど、中央白い建物の手前の木々にピントが合ってる。
さらに画面を
モノクロモードにしてピーキングしてみる。
建物手前の木々が白黒反転(ソラリゼーション)したように見えるのがわかると思います。
その部分にピントが合ってるということです。
30年前からビデオカメラを使ってるとモノクロモニターは当たり前だし慣れてるので液晶モニターでも違和感ゼロ。
はっきり言ってピント合わせはカラーより白黒の方が有利なんですよ。
光(コントラスト)のピークが出やすく
フォーカスの山を掴みやすいのです。
モニター電源は映像各メーカーのバッテリを背面に取り付けて駆動します。
(AC電源でも動作可能)
写真はキヤノンEOS/60Dで使ってるバッテリーLP-E6の装着例。
その他、キヤノンBP-945、ソニーはビデオカメラ用L型(NP-F730/F750/F770など)、
ニコンはEN-EL15、パナソニックはCGA-D54sが互換アダプターを介して駆動できるので大変便利ですね~
(ソニーV型バッテリーは使えません)
HDMIケーブルは別売ですが、カメラ取付け用自由雲台とシューマウントアダプタは付属してるので大変お得でした。
これでピン送りは正確に出来る(^^!
《デジイチカメラのモニターでフォーカスを合わせる方法》
①動画モードではなく、静止画モードにする
②レンズはマニュアルフォーカスモードに切り替える
③ファインダーを覗いてズーム望遠端で被写体にフォーカスを合わせす
④撮りたい画角にズームを引く
⑤動画モードにして撮影する
はい、手持ちでこの操作は難しいですね。
でも限りなくフォーカスを合わせるにはこの方法しかありません。
あとは三脚使うぐらいですかね(^^;;
それが無理なら動画は
マニュアル露出にして思いっきり絞り込んでパンフォーカスにするしかないでしょう。
最近のデジカメや一部デジイチでは
カメラ本体モニターにタッチしてフォーカスを合わせる機能があるそうですね。
これは便利そうですが・・・
シャッターボタンを押してフォーカスを合わせるのと同じで露出条件によっては
フォーカスが迷います。
フォーカスが一定なら迷った後から撮影すれば良いですが、
ピン送りする場合は迷ってる部分も撮影されてしまい見る者を酔わせます(笑)
マニュアルが一番とは言いませんが、自分で工夫できるので
ストレスから解放されるというものw
あ、私の場合・・・忘れてましたが・・・
シニアグラス(老眼鏡)が無いとモニターもあまり意味が無いかも?(笑)
Posted at 2013/06/16 18:30:36 | |
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