高速SA・PAに限らず健常者が障害者用スペースに置くという非常識なシーンは時々見かけますよね。
みんカラでもここぞとばかりに晒し者にしているブログを見ることがあります。
ゴールデンウィークにこんな車↓が新東名高速PAの障害者用スペースに止めてました!
あ、これ私の車両です(^^;;
事の経緯を説明させていただくと、
ゴールデンウィーク、実家(和歌山)帰省中に不注意から左足首の骨にヒビが入り、
横浜の自宅までは松葉杖を使って自走(ドライバーのみ、同乗者無し)して帰ってくるという流れです。
6速シーケンシャルミッション・2ペダルなので助かった~(^^;;
習慣上、SA・PA内での車両衝突リスクを出来る限り減らすために、
車両はトイレなど施設から一番遠くて両サイドに駐車車両の無いスペースに止めます。
その上、6点ロールバー&フルバケも付いてることから乗り降りにはドアを全開にする必要があるので、
両サイドに車両があっては乗り降りが困難だったり、
誤って松葉杖を隣の車両にぶつけてしまう可能性もあります。
そこで実家(和歌山)から横浜へ帰る途中のSA・PA休憩では、
トイレからかなり遠い場所に止めて松葉杖で歩行するわけですが、
怪我してから数日後なので途中立ったまま案山子のように何度も休憩しなければなりません。
それでもそれが当たり前だと思っていたんです。
前置きが長くなりました。
実家和歌山から横浜へ向かう途中の新東名高速上り「遠州森町PA」だったと思います。
トイレからかなり離れた場所に車を止めて松葉杖でトイレを目指すも疲れて何度か立ったまま茫然としている時でした。
PA車両誘導係員が私の方に向かって走りながら
・どこに(車を)止めてますか?
・気が付きませんですみません
・誘導しますから障害者用スペースに止めても構いませんよ
正直、ありがたい!
まさかそこに止められるとは思いもよらなかった。
こういう言い方するとアレだが、
私は健常者なので松葉杖を使っていてもそこに止めることはまったく考えてなかった。
お言葉に甘えて係員の誘導に従って障害者用スペースに止めた。
ここからが本題。
状況を図で説明しましょう。
(画像をクリックすると拡大します)
①松葉杖を使って徒歩で移動するが係員の指示に従って引き返す
②係員誘導により車両を障害者用スペースへ移動する(完全にスペースに止めず若干被る感じで)
③松葉杖をついてトイレに行って2,3分後には車両に引き返す
④施設を出た直後に車両を指さす人を発見
⑤車両に指さす人は駐車場に移動
トイレに行って帰ってくる時間は松葉杖を使ってるので人の何倍もの時間が掛かるがおおよそ3分前後だったと記憶します。
施設を出た直後に障害者用スペースに止めた私の車両を何組かが指をさして何かしゃべってるようだが当然何言ってるかは聞こえてこない。
少なくとも「この車、何て車名かな」なんて言ってるとは到底思えない状況だ。
想像だが「
こんな車をココ(障害者スペース)に止めやがって非常識なヤツだ」と頭の中をグルグル回る。
しかも、幌を空けてオープンだからなぁ。
やっとの思いで車に到着した時には、その人たちは移動した後なのでドライバーがまさか松葉杖を使ってるなんて知るわけがない。
後悔、先に立たずとはこういうことか。。
係員は気を利かせたので彼らの責任ではない。
その厚意に甘えた私がバカだった。
もしかしたら私がトイレに行ってる間に、誰かが写真を撮って「非常識なクルマ」としてブログやツィッターで晒されているのかもしれない。
そこに止めることで何が起きるかという想像力に欠けていた。
そんな気まずい思いをしたので、その後の新東名・東名のSA・PAではいままで通りトイレから離れたスペースに止めるようにした。
利用者にお願いがあります。
1.検証してください
障害者用スペースに健常者が止めているという証拠はあるのでしょうか?
健常者=障害者ステッカーが貼ってない だけでしょ。
ドライバーがいない状態でそのような行為は全て《不正利用》とは言い切れません。
ブログに書くならしっかり検証してください。
それが出来ないなら【拡散】とか【イイネ下さい】は、どうかと思う。
※検証されたブログなら問題ありません
2.真っ直ぐセンターに止めてください
障害者用スペースの事ではありません。
一般車両スペースに駐車する時はライン内中央にきちんと駐車してください。
松葉杖を使って初めてわかりましたが、
駐車車両間を縫って歩行する場合、
曲がって止めてる車両があると松葉杖が邪魔で通り抜け出来ません。
さらにドアミラーも邪魔なので折りたため!
ま、障害者スペースは高速道路に限った話ではありませんので、
スーパーやコンビニでも同じなのは言うまでもありませんがね。
見た目・外観だけで障害者 or 健常者を判断するのも危険なのです。
視覚障害や内蔵疾患なども障害者スペースに止めることが出来ます。
とは言え、そのために健常者への啓蒙が頼りとは心細いなぁ。
障害者スペースの適正利用に《
パーキング・パーミット》という聞きなれない制度があるようです。
これは、障害者等用駐車スペースを必要とする対象者を明確化し、地方公共団体内共通の利用証を交付することにより駐車車両を識別し、不適正な駐車を抑止することを目的としています。
これはこれで効果が期待できますが、分母が大きすぎるので撲滅には程遠いですね。
ケガして初めて知った車の止め方でした。
Posted at 2013/05/25 18:02:04 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記