
奴は13人居る。
私は合点行きました。
私は、シフトチェンジをルーティーンに以下の人格がクルマを運転しに召喚されます。
いわゆる、車に乗ると人が変わるやつの複雑な奴です。
FLAT6さんや
Ameotokoさんの、脳の仕組みの解説では説明できない。
解説は
丹波哲郎先生にお願いしないと無理か!?
私は、車運転人格分裂症。 ざっと13人いる。

発進/徐行用に3人。一般道走行用に4名。
これに気が付いてから高速道路は走って無いんだが、高速道路用に一組3人格が居るように思う。
そして、AT車運転人格11番がいる。こいつは素の私。
症状に気付いてから、車を運転して気が付いたのは、交差点進入用の12番が居る。 進入前に2速で車を引き渡すと、絶対に事故を起こさないモードで運転する。 クワトロのトラクションによる加速は交差点を出るまでは封印。 過去のヒヤリの結果我慢強く安全第一の旦那にしたいNo1の良い男。
あと、13番は渋滞用の人格。 適応できなくて、こいつも素の私。 人間にもクルマにも渋滞は悪い。 渋滞が嫌いで、夜は運転したくないので、早起きで対応することになる。
黄色地の人格は運転を邪魔されるとイラッとする怖い人。
赤地の人格は、その結果「ばかたれーっ」って、人に当たらず、憂さを路面に叩きつける人です。
誤解無き様。
ロクに後ろを見ない人とか、全体の交通を円滑にすることに考えが及ばない人とか、わざと後ろに大名行列を作って、ほくそ笑む様な人等と、刺し違える気は全くない。
車間を詰めて煽るようなことはしません。 万が一、追突して100-0~90-10の賠償責任を負うような価値は、微塵も有りませんので。
昔は、もっとアツかったんだが、年輪を重ねそんなことから足を洗えたのでRS4を買った訳で。
体力が付いて来ないのは悲しい誤算であったが、節度を持って安全に運転を楽しめているのは満足している。
若ければ、車の性能に挑戦して、今頃天国(地獄?)で、皆さんが運転するのを指を咥えて見ていることであろう。
さて、話を戻す。
13人の人格それぞれは、ハンドルのゲイン、アクセルのゲイン、スピード域、安全確認様式等が決待っている。
呼び出す儀式は、シフトポジションを念じながら、クラッチを踏んで、ギアを選択し、クラッチを繋ぐこと。
あら不思議2速→4速にシフトアップすると6番目の私が運転席に座ってる。
シフトチェンジが必要と判断すると、次のシフトを選び、6番目の私は自分の奥底に戻ってしまう。
人格を出し入れしてるんですな。 その儀式がシフトチェンジ。
先達の皆さんも表現は異なるが、結果的に同じようなことを仰ってる。(ような気がする)
これで、いろいろなことが説明できる。
■ATは11番が登板する。だから、クラッチの空踏みはしない。 しっかりトルクコンバーターの機能を活かし加速し、速度がオーバーシュートしないようにアクセルを戻す。 ウインカーは右に(これは時々間違える)。 減速時はフットブレーキを踏む。
1~10番の気持ちで運転しようとするのが無理。 シフトをパチパチやっても、ずるずるのクラッチにエンジンの振動を殺してしまったフィーリングでは、4~10番はやって来ない。
■前進、後退の間違いがない。
1番と3番を召喚しながら運転するので間違えない。
何か邪魔が合って、ギアポジションを失念した場合でも、1番は少しでも後ろにGが発生すれば「はっ」と異変に気付く。
3番もしかり。 これが私がおっちょこちょいなのに誤発進に至らなかった理由だと思われます。
はっとしたことはある。 RS4のRと1速のシフトポジションが隣なのはよろしくない。

けど、離れていると切り返しで不便ではある。
歴史に裏打ちされた配置でしょうから、文句を言わず自分を車に合わせる。
万人が同じだとは申しませんが、11番では誤発進の自信が無い、危ないな。
MTとは違ってATはシフトミスや踏み間違いが分かりにくくて危険と言う意識があるので、慎重に運転するようにしているのは、MT乗りの特権か?

■ノートeパワーを運転すると5,6番が出てくる。 シフトチェンジをしなくても、一般道の車の反応がRS4の3,4速相当。 エンジンブレーキを掛けてると、4,5番が出てくる。 実は同じフィーリングなら、シフトチェンジのルーティーン抜きでも召喚される。
この、ルーティーン省略の召喚のメカニズムについては研究の余地あり。
■マカンGTSだと、高速道路で勝手に10番が出てくる。 他の場面では、勝手にシフトチェンジされてしまうので、召喚には至らない。
マニュアルモードのエンジンブレーキもあんな屁の様なエンジンブレーキでは4,5番は召喚出来ない。
■RS4の中にEUNOS100が居るって言ってるのは、EUNOS100の2速がRS4の3,4速のフィーリングに近い、以下3速と5速が、4速が6速とフィーリングが近いのである。

で、グラフの右上の部分を使う時は、EUNOS100とは違うなーとなるわけだが、 高速道路の追い越し位で、街中2速全開は狂気の沙汰である。
RS4で100km/h以下で走ってる分には、脳内でEUNOS100を反芻しているのである。
それぞれの人格に損得/特長がある。

極低速系の人格(1,2,3)と12番は非常に慎重。 アクセルを踏むことはほぼ考えていない。
楽しくないんだけど、地道に運転してくれる。 頼りにしてます。
巡航系の人格(6,7,10)は穏やかでのんびり。 車間を開けるたちで前にどんどん入られるのに対して割と寛容。
この人達は作業的かと思いきや、加減速のエンジンの応答にうっとりしながら運転出来てて、楽しいのである。
一番運転で多い時間。 この時間楽しいのが有りがたいよRS4。
ATはこの部分が作業。 「詰まらんから寝るか」となる。(寝たら死んじゃう)
お楽しみ系の人格は(5,9,10)は、人格と言うより私そのもの。
スピードが出て無くてもこのギアを扱っている内は機嫌が良い。
お楽しみ系の人格の妨害と、巡航系の人格から、お楽しみ系を呼び出すことを妨害すると、カチンとくる。
不満発散系の4,8番にはあまり出てきて欲しくないものである。
曰く、街中ですいーっと走っている時に、ブレーキを踏ませるタイミングで前方に割り込む。
前が空いているのに加速しないで蓋をする。
高速道でも、急な割り込みや、走行車線が空いているのに大名行列作られると、8番が覗う訳である。
残りの11,13番は、素のぐだぐだの私が出てくる。 「運転詰まんないから、スマホでも見たほうがマシ。」
AT車を持って無くて良かったです。
でも、渋滞は避けられないので、渋滞から逃げ回るのです。
この車運転人格分裂症理論を用いると、私の運転癖は全て説明できるのである。
一応これで、私のMT vs ATの旅は終わりです。
Ameotokoさんのコメントがヒントになり、自分のゴールには辿りついてしまいました。
自分は納得しましたが、皆さんが納得するとは思えないなぁ。 申し訳ない。
途中で開眼してしまったので一貫性が無い話になってしまいましたが、素人のやってることなのでご容赦くださいな。
自分だけ納得しつつ、開始時(9/30)には予想していなかった、感動(??)のフィナーレへなだれ込むのであった。
つづく