”本物のスポーツカー”と来た。
「R35GT-Rは?」と聞かれたらどうするんだろう。
”古い本物のスポーツカー”とでもいうのだろうか?
R32GT-Rは、Gr-Aを本気で勝つために作った。
400万円で飛ぶように売れた伝説をもつ。
Gr-Aも29連勝。
Z34-2/Zは540万円から。
日本は残念ながら30年間年収が増えていないが、車の値段は上がり続けてるから、ある意味R32/GT-Rよりも安いと言えよう。
どうもね、「この時代によく作った」とか、「Zの伝説が」とか、車の出来でないところの話ばかり。
R35GT-Rは、777万円で1500万円のポルシェ911ターボをやっつけた。
ニュルのタイムアタックで負けたポルシェが難癖をつけたらしい(笑)という伝説を持つ。
当初日産は、911ターボと同じ性能が半額で買えると売り出した。
が、直ぐに本物のスポーツカーを何時もの対トヨタ戦と同じく値引き競争で売ったことの愚かさに気が付き、直ぐにエアロと足回りを変えて1000万円クラスに引き揚げてしまった。
販売台数は半分になったが、儲けが同じなら高く売れば良い。
欲しいけど高いは、高額品ビジネスの基本なのである。
伝説では引けを取らないスカイラインを潰してしまった日産。
Z33,Z34は一生懸命に作って来なかったのかな、6気筒のMTのFR.
今マツダが15年かけて、社運をかけて辿り着こうとしている、パッケージ。
なんかな、V6や、FRや、スポーツカーやと言って、スカイラインの兄弟車だったような気がする。
全長4.4mの1.6tに3Lターボを積んだ、MTのFRクーペ。
多分ね、日本では3秒全開にできる公道なんかどこにもない。
ICEのライフもいよいよ大詰めになり、燃費の為にダウンサイジングターボを選択せざるを得ない。
燃費試験はターボなんぞ効かないので、排気量小さい方が良い。
トヨタは全体で燃費がよいので、NA5L積んだIS500をラインアップしようかという余裕っぷり。
こんなの、Zの発売にぶつけられたらひとたまりもないぞ。
まぁ、Zのライバルはスープラだけどね。
で、V6ターボを積むのはやむを得ないと思う。
で、日本で400psを楽しむのは、なかなか大変(笑)。
MTなら、2速100km/h、3速150km/hで全開にするという、気が狂ったような運転(笑)。
ターボだったらさらに3秒前から全開することを求められる(笑)。
400psだけど、特殊な環境に行けばそういう運転ができる。
ただ普段は吸気系に邪魔ものがいる、圧縮比の低い3.0NAと言うエンジン。
というわけで、佇まいの方に金を掛けるんだが、S20とZ32からエッセンスを貰ったという、全長4.4mの1.6tの2シーター。
他にも名車はあると思うぞ、EXAとかRZ-1とかNXクーペとか。
86が全長4.3mの1.3tの2+2。
因みにスープラが4.4mの1.5tの2シーター。
そうか、スープラを横目に作ったんだな。
もう、ICEとしては9回裏で3Lターボしか使い様がない中では、こんな車になってしまうのは仕方ないような気がする。
本当は、Z34の時に必死で作らないといけなかった。
3.7NAなら、1.2tの全長4mの2シーターと4.2mの2+2と作れた。
これをMTで扱うなら、エンジンのピックアップや感触を楽しめたんだけどな。
2030年、ほんとかどうか知らんが、欧州の新車はすべてEVになる。
その時に、Z34-2/Zの価値が問われることになる。
私は多分もう、年齢のこともあり、ICEの高出力車に乗ることは無いんだけど、どんな伝説を打ち立てるつもりなのかなぁ、日産。
トヨタ一強の日本車市場にはうんざり。
頼むで日産なんだけど、このZ34-2/Z。変な伝説を残さないことを祈ります。
早速、Z33,Z34は伝説に入らないと認めたようなコピーがすでに心配(笑)。
Posted at 2022/07/23 11:53:52 | |
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