
この
記事が、一番切り口は合う。
意見はあわんが(笑)。

CX-5、マツダ6の恰好は良い。
それと、足元のペダル配置を最適化するために、前輪を前に出すのは目的が明確でよい。
ただし、引き換えに足元の空間を浪費する。
トーボードの前側の空間は削れないので、後席の足元を削るか、荷室を削るか、全長を長くすることになる。
この浪費した空間をFRルックに費やした。
FF(+4WD)のパッケージを見直して、空間を最適設計するのが技術の見せ処なんだが、車のパッケージはスタイリング優先にしてしまった。
合理化を突き詰めると、ミニバンとワゴン車だらけになるので、構やしないんだが、マツダはスタイリング優先と明言しないので、説明の辻褄が合わなくなる。
ロードスターではFRオープンの最適パッケージではなく、ロングノーズにしてしまった。
世の中のオープンカーは、L6/V8を積むとか、ベース車両の設定がありエンジンを居室に押し込めないなどした結果のロングノーズ。
技術的に運動性を謳ったり、軽量化を謳うんだけど、ロングノーズのスタイリングが言ってることと逆方向。
スタイリストの暴走とも言われる所以だが、スタリングと質感で100万円高く売る戦略なんだから仕方ない。

「何故今になってFRを採用したか?」の問いに対するマツダの答えは、
1)エンジン縦置きによりエンジンと変速機の間にモーターを挟んだHEVが成立しやすい。
2)需要の高いLサイズのSUVは4WDの需要があり、ボディーも大きいのでFRに商品性がある。
これを素直に取ってるが、マツダの取材や、車の試乗を数多くこなすプロがそれでは落第。
私の妄想では、
1)横置きのエンジンマウントの質の限界
2)4気筒エンジンの質の限界
マツダ3、6、CX-5、CX-8に試乗した結果(結構ディーラーへ行って乗せて貰っとんな)、操縦安定性と乗り心地のバランスは高い。
ちょっと足は硬くて、ダンパーは伸び側で減衰してるっぽい、スムーズな路面では水上の如く走るが、路面が荒れるといきなりドタバタする、今時のSUVの標準の足。
それが嫌ならSUVを択ばないこと。
一部の車は路面凹凸測定器と言わんとばかりに路面の凹凸を律義に拾うが、総じて高級車っぽい乗り心地。
ノイズも最近の静粛性のトヨタが対策をさぼり気味なので、世間の平均点レベルだと思う。
一言で言うと、良い車。
視界の悪いスタイリングはいただけないが。
そうなると、横置きFFの限界が見える。
エンジンの揺れや振動が気になりだす。
ってか、それしか気にならないくらい仕上がった車。
私の縦置きエンジンの経験はRS4とエンジンがどこにあるのか分からないトヨタ車なので、当てにはなりませんが。
曰くFFは横置きになるので4気筒が限界。
そうなると高回転では2次振動が出てガサガサする。
曰く横置きのエンジンマウントは制駆動の度に前後にゆさゆさ。
エンジン掛けるときの身震いの周波数でぶるぶるして、振動の原因になる。
・横置きのV6と言う選択肢もあったが、後者のエンジンマウントの難しさが残る。
・V8は作る気が全くないので、V6だけの生産設備は導入できない。
・一応3.0V6の代わりの、2.5L4のダウンサイジングターボエンジンがある。
・L6の弱点は長いクランクシャフトが高回転まで回せないだが、今時8000rpmもエンジンを回す時代じゃない(笑)。
・排気の問題からエキマニ直下に触媒が必要。V6では高価な触媒が2つ必要。
と言うことで、L6/FRになったと邪推してます(笑)。
で、エンジンは3.3/L6/TD。
私は勝手に3.0/L6/SPCCIと思ってた。
両方は開発できないので、3.0/SPCCIは出て来ないんだ。
まだ、SPCCIは完成していないのでもうちょっと待ってと言うことか。
もしくは、3.3TDがあれば、もう不要と言うことかもしれない。
CX-5の登場から10年経ってL6が出たが、10年前は6気筒FRをまじめに考えてなかったのではないだろうか?
私のRS4の排気量は4163cc。
この163ccのおかげで自動車税が、4000超~4500ccの区分に入ってしまって、3990ccの車に加えて11500円余分にかかる(涙)。
もう10年乗ったから10万円強の納税額増である。
日本の販売会社からの苦情があったか、Audiはダウンサイジングターボ化の際に、エンジンの排気量を奇麗に500ccおきに改めた。
3Lなら50000円の自動車税が、3.3Lになると57000円。
交通違反の9000円の罰金で目の色変わるんだから、「なんで3Lじゃないんだろうな」と5月になってユーザーは思い知る。
SNSで叩かれやしないか、今から心配。
マツダの人見氏は、排気をきれいにして、燃費を良くするために排気量が必要と言ってた。
だからCX-5のTDエンジンには2L+200ccの排気量を採用した。
L4を開発する際にL6を作る予定があれば、おそらく2.2Lではなく、2.0Lにしたのではあるまいか。
2Lのミラーサイクルエンジンは、吸気は1.5L、膨張行程は2L的な考え方なので、他車の2.0TDに劣って見えない様に、1割排気量を増やしたんじゃないかなぁと邪推してみる。
この記事には書いていないが、8ATが採用される。
3.0TD/FRの採用で自動的に高級車と戦うことになる。
よもや6ATでは戦えない。
8ATでもエントリーグレード。
日産が9AT、トヨタが10AT。
で、何でもトルコンレスらしいやないかい。
湿式クラッチかなぁ。
DCTも検討したと思うけど、VW/Audiが変速機のトラブル出まくったのを横目で見てたので、諦めたんとちがうやろか。
BMW3とかレクサスのV8に乗ると、トルコン付きATがあかんと思ったこと無いねんな。
クラッチって、半クラが難しい。
特に日本では半クラの頻度が高い。
ロックアップクラッチと比べて燃費が良くなるんやろか。
WLTCの燃費モードってロックアップクラッチ外す頻度が高いんやろか。
新しいものに挑戦するのが疑問。
本当に効果があれば良いんだけど、単に話題作りならば、クレーム出たら会社潰れるぞ。
心配。
おそらく世界で最後にFFからFRに再挑戦する会社になるんじゃないだろうか?
価格がバッティングするX3、GLA、Q3は勿論、800万円コースの、X5、GLC、Q5が本当のライバル。
車の良さは分からないと思うが、発売されたら3.3TDには乗りに行こう。
なんて言い訳して乗りに行くか今から考えとかなきゃ(笑)。
どんなの良くてもSUVなので買いません(笑)。
本命はマツダ9ですかな。