B16Bを積んだ車として、EK9シビックTypeR(1997)にご登場いただく。
相手はEUNOS100では役不足なんで(涙)、DA6インテグラRSi(1989)にお願いする。
やっぱり、タイトルは嘘です(笑)。
で、見てびっくり
6000rpmまでほとんど一緒。 日常使用ならエンジンの差は無いと言える。
B16Aでも凄かったけど、そこから8250rpmまでは、とんでも無いことになる。
エンジンでやったことをググってまとめると
・VTECの低回転側は据え置き、VTECの切り替えポイントが5600→6000rpmに変更。
・圧縮比を10.4→10.8に変更。 極低速はノッキングの心配あるけど8000rpm回すんだから、高回転ではノッキングする時間的余裕を与えず問題なし。
・ポート研磨は有名な話だが、効果は2,3psか?
ここまで、メーカーがやって7000rpm以上で15psアップがやっと。
勿論、耐久性と経済性と排気ガス規制を満たす。
世の中にB16BのNAのEUCチューンが有りますが、ノッキングの余裕を削り、触媒をぎりぎりまで高温にして、燃料増量(空燃費はストイキ14.7よりもパワーの出る16前後を使う)すると書いてある。
エンジンの耐久性を削り、触媒を劣化させ、酸素が足りないのでHC等毒ガス垂れ流し。
ここまでやって5%程パワー出るんですかね。
NAのチューニングは大変と言う話です。
と言うことで、1060kgのインテグラと1070kgのシビックの加速度を比較すると
7000rpmまで引っ張らないと、差が付かない。
ということで、NAで135ps(BP)が170ps(B16A)になるのは実感できるが(したよ)、170ps(B16A)のエンジンを185ps(B16B)にするのは価値が無いのか?
ズバリ、価値はないでしょう。
常用する99%の時間帯で、シビックのTypeRで無くてもSi-Rで充分ということ。
と言う訳で、エンジン以外にも手を入れて、スポーツの要素を加える。
がちがちに足を固める、ブレーキを奢る、防音材を減らし等軽量化、LSDをランクアップするなど割り切った変更を敢行。
シフトノブにチタンを使う、専用レカロを採用するなど贅沢装備を追加して、なんとSi-Rからたったの13万円高で販売した。
自分でチューニングすること思うと、信じられないタグ。
破格の値付けと言うことで売れに売れたが、良く考えずに上級グレードを買い本気のチューニングに音を上げる若輩者が続出。 中古市場を賑わしたそうな。
今でもEK9(1997~)は50台くらい玉がある。 ちなみにB7/RS4(2006~)は13台。
新しいFK8のTypeRも良いけど、素人が扱うならEK9で良いと思うぞ。
135psのEUNOS100があんな感じなんで、EK9は185psで1tチョイ位のFF車。
1320kgで320psの現行FK8。
評論家には絶賛だが、素人ならEK9の方が扱いやすく、楽しいに違いない。
乗り心地はFK8が凄く良いみたいですが、450万円だかんな。
一芸追加しなければ。
EUNOS100がEK9に負けっぱなしではいけない。
やっぱり、最期はお父さんが、しゃしゃり出る(笑)。
高速道路では負けない。 と言うかさくら組の人に声を掛けられて負け?
峠に行けば、上りなら、1速と2速全開ならEK9に負けない。 大人げない。
卑怯と言われようとも、V8積んだスポーツセダンが、NAテンロクのホットハッチに負ける訳にはいかない。
ただ1速60km/hで走るって結構大変。 そんな走り方してないので追っかけっこになったら自信ないなぁ。
エンジンにも駆動系にも相当負担掛かるぞ。
でも大したもんで、SR4の2速とEK9の1速が良い勝負。
腕さえあれば、喰われかねん。
下りは白旗。
私たちの教科書(頭文字D)にあるように、ハイパワー4WDは全車ライトウェイトスポーツに喰われてました。
アクセル開けてる時間よりもコーナリングの時間が長い。
1.73tの車では、1.07tの車とブレーキ勝負してはいけない。
タイヤが持たない。 ブレーキのフェードはブレンボが頑張ってくれるかもしれないが、後でブレーキローター交換の請求書が来た時点で負け(笑)。
この章終り
Posted at 2019/01/02 20:18:30 | |
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