7)総括 ホンダの裏事情
■09-15年の伊東社長の時代に、ホンダ技研と本社の仲が決定的に悪くなった。
伊東社長の実績
・社長に就任して、330万台/年の生産量を600万台/年に押し上げる目標を立てたが、社内の印象はできっこない。
・初代NSXのV8エンジンの開発が中止になった際に主査としてアルミボディーによる軽量化を断行した。
・先代FITのHEVにDCTの搭載をごり押しした。
あの販売当初のリコール連発は痛かった。
・2代目NSXの開発打ち切り。これで、ホンダ技研に出入り禁止になった。
社長が出入り禁止とな何事。
・伊藤社長のせいで、仲が悪くなったというのではなく、きっかけがDCTのリコールと2代目NSXの開発中止。
・研究の外部委託増加。
■15-21年の八郷社長もその関係を回復できなかった。
八郷社長の実績
・国内の生産、販売車種の整理。
今年は、オデッセイ、レジェンド、クラリティーの国内生産を終了。
この1~2年でいっぱい整理したもんな。
コペンは残せるのに、S660は製造中止。
2代目NSXは、伝説にならないような気がしながら、製造中止。
・ボストンコンサルティング、リカルド、AVL、FEVと言ったエンジニアリング会社への総枠を減額した。
■21年~三部社長「脱エンジン」を宣言。
社内の危機感をあおり強引に引っ張るための宣言。
三部社長の実績。
・現役時代に特に何もなし。
天才エンジニア本田宗一郎と彼の為に資金繰りに奔走した藤沢武夫氏の奇跡的名コンビ
+この二人の才能を信じた、三菱銀行青山支店の支店長。
夢追い人が大きくした会社に、安定と給料を求めて入ってくる人間が多くなったという事。
レジェンドとオデッセイの打ち切りは販売台数への影響よりも、販売店とお客さんへの影響は大きいと思う。
日産もそうだけどホンダもいよいよ正念場。
日産のような高金利の借金が無いだけ少しマシかな。
日産を見ていれば、電動化の反面教師になるはず。
真っ先に電動化しても利益は出ない。
せっかく作った蓄電池の会社は中国に売った。
VWは電動化に本気のようでいて、実はICE車の投入計画が半端じゃない。
外部のコンサルティング会社、特に欧米系の会社は電動化しか進めない。
電動化宣言をしたボルボは、親会社吉利総裁の命令。
同じくJLR(ジャガーとランドローバー)はタタ財閥がオーナーでタタ財閥に入れ知恵するコンサルタント会社が電動化を勧めた。
まだ、自前で開発できないのでJLRのBEVはマグナインターナショナルが丸受けした。
世の中EUの思うツボですが、トヨタが反旗を翻す。
日本のメディアは、海外企業やEUが言うとおりに記事を書いてます。
果たしてホンダと日産は何時まで持つのか?
GMはホンダを買う気は無いと思う。
親会社ルノーが赤字になった日産をフランス政府がいつまで手元に置くか?
中国企業はホンダに出資することは有り得るが、日産は中国の精査拠点だけ手に入れれば良いのではないか?
ホンダは広報戦略もミス。
20年前の日産は、当時の広報部長が「倒産と書かないでください」と頭を下げて歩いた結果、「ルノー・日産アライアンス」と言う書き方になった。
そういう力は今のホンダには無い。
トヨタと真っ向からやり合った日産と、トヨタに徹底的にマークされたホンダの末期。
トヨタ恐るべし。
トヨタから離れた車作りを選んだ、スバル、マツダも狭い市場で安泰ではない。
ホンダが中国に買われるのはショックだし、信じられないがビジネスとはこういうもの。
しかし、FITとフリーダとヴェゼルとステップワゴンと苦戦するアコードとシビックで、どう打開していくか?
苦しいのは確か。
みんな、使いこなせる訳の無い(笑)TypeRよりSiの方が興味ある。

30年前の車が新車価格より高く売れている。
ホンダの商品企画は並なんでしょうなぁ。
ト○タは、平気でスバルの車に86とか付けちゃう恥知らず。
株式会社は、利益追求と、地域、従業員の幸せ、利用者の満足、株主への配当があれば良い。
プライドは不要。ほんまのプロや。
アコードみたいな車をシビックと呼ぶ必要は無い。HBなだけやん。
FFで300ps。車に6軸の加速時を常時監視してもらい、ブレーキとアクセルを最適に制御してもらい、アクセル踏んで、ハンドル切れば誰でもタイヤのグリップを使い切れて速く走れる、ある意味自動運転の車をシビックと呼ぶ必要もない。
A型シビック(ワンダーやね)のSiを220万円で復刻するだけで、86/BRZの売りが半減間違いなし。

簡単に復刻できない何かあるんでしょうなぁ。
Posted at 2021/10/09 10:18:04 | |
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