シリーズ第三弾です。
今日の内容は、DIYしたことで失敗した!
という内容ではなく、
「不具合の見込み違い」による失敗例です。
3月ごろから、おいらのPちゃん、
0~20km/h発進時に「キュルキュルキュル~」っという
異音がし始めました。
異音は発進時のみで毎回鳴り、速度の上昇と共に音がなくなります。
前方の車両にも後方の車両にもハッキリと聞こえるぐらいの音です。
発進時の振動で何か共振している感じがしました。
前輪方向から聞こえてくるようなので、今日まで対策を進めてきましたが、
一向に改善しませんでした。
取り組んできた内容は、
・ブレーキパッド裏面へのグリスアップ
・パッドピンへのグリスアップ
・キャリパー清掃
・キャリパー洗浄
・パッド面研磨
・パッドエッジ落とし
・ホイールベアリングの点検
など。
これらの作業を、約2ヶ月間複数回に渡り行ってきました。
それでも改善されないため、ここ最近疑っていたことは
バネ板(パッドスプリングの変形です。
以前、フロントタイヤとキャリパーをフォークに組む作業の際、
ブレーキパッドがうまく収められなかったことがあり、
イライラしながら結構力ずくでパッドを収めたことがありました。
その際に恐らくバネ板が変形してしまい
それが共振でどこかに擦れて音を発しているのかも?
と推測していました。
近いうちにショップへ行ってバネ板を注文するつもりでいました。
ところが、音の発信源は違うところにあることがわかったのです。
音の発信源は前輪方向からと思っていたが、実は後輪方向からだった。
のです。
なぜそれがわかったかと言いますと、
先日の山奥ツーリングの際に気がつくことができたんです。
静かな環境であることと共振音が道脇の山の斜面に反射して、
より聞き取りやすい状態だったことから、最初に「アレ?」と思ったわけです。
それで、下を向きながら発進-停止を繰り返したところ、
前じゃないじゃん、後ろじゃん!
となったわけです。
そしてそして、今日仕事が終わってからソッコーでクランクケースを開けてみました。
(昨日はウインカーのことをやりたかったのでwww)
その前に、センスタ掛けて後輪を手で回すと、
「ゴォーーーゴォーーーー」・・・・・
もうピンポイントでアソコを確認しました。
はい、ドリブンフェイスです。
(作業に没頭してたので、サービスマニュアルの写真ですwww)
幸いベアリングは破損していませんでした。
劣化程度です。
指で回して確認したところ、ニードルベアリングが少しコロコロする感じでした。
もう一個のベアリングは良好な感じです。
ただ、ニードルベアリング側のグリスは溶けてしまっていて、
シャビシャビの油が付いているだけの状態でした。
なので、応急処置としてベアリンググリスを厚めに塗りつけました。
そして、組み上げて(一応プーリー側も清掃しときました。)
師走。じゃ無くて試走。
試走前にはキュルキュル音に慣れてしまっているため、まだドキドキ感があります。
結果オッケー☆☆☆でした。
良かった良かった、ほんとに良かったです。
やっとキュルキュル音から開放されました。
結構ストレスだったんです。
ということで、今回のキュルキュル音の原因はドリブンフェイスのニードルベアリングの
劣化・油(グリス)切れでした。
いやでも思い込みはホントよくないですね・・・・・
しかし何回聞いても前輪方向から聞こえてくるように感じたんです・・・・・
今日の昼間に新品のドリブンフェイスを注文しといたので、
グリスの効果をある程度確認してから交換しようと思います。
ドリブンフェイスの状況は、前回交換から約10,000Km経過です。
異音が鳴り始めた頃で換算すると約8,000km
ニードルベアリングはグリスが流れやすいんですね。
というか、走行時はかなり高温になるため溶け出して当たり前と思うのですが・・・・・
なぜニードルベアリングなのか?
不思議です。
次回からは、ドライブ側のメンテと併せてここもグリスアップしようと思います。
ということで今回の教訓、
「思い込みは恐い。常に自分の判断を疑うこと!」
早くこれつけたいな・・・・・・・(ボソッ)
Posted at 2013/05/25 22:32:28 | |
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