
1989年に始まった平成の時代も、来年で30年という区切りの年を迎える。思えばこの30年間、景気は低迷していることが多かったものの、人びとの暮らしはどんどん便利になっていった。今では当然な駅の自動改札だって、本格的に全国普及し始めたのは約30年前のことなのだ。有人改札の、鋏のカチカチという音が、懐かしい。
中国メディア・今日頭条は11日、「留学生が驚く、日本の便利なサービス」と題した記事を掲載した。記事は、中国国内のとあるネット掲示板において「日本留学経験のある中国人への質問」として、「最初に日本に行った時に感じた、便利だなと思ったものは何か」との書き込みが出現したと紹介。これに対して、留学経験のあるユーザーたちが示した事柄をいくつか挙げて解説している。
最初は、交通系のICカードだ。「中国国内のカードとは違い、交通機関を利用できるだけでなく、コンビニや自動販売機でも使用することができ、まさにカード1枚で何でもできる」としたほか、2013年からは日本各地で発行されている10種類の交通系ICカードの相互利用が可能となり、ますます利便性が高まったことを紹介した。
続いては、コンビニ。中国にもコンビニはあるがそのサービス範囲が中国よりも広いとのこと。光熱費の支払いやコンサートのチケットの購入も可能、そして「銀聯カード」で現金を下ろすこともでき、大概のことはコンビニでほぼ解決できるとしている。
また、中国人留学生たちは日本国内に「自動」のものがたくさんあることにも驚いたようだ。全自動洗濯機や炊飯器のほか、タクシーの自動ドア、さらには店舗に入る際濡れた雨傘をワンタッチでビニール袋に入れられる装置などを挙げ「一度使うとやめられなくなる」と評した。
記事はこのほか、近ごろスーパーで多く見られるようになった「セルフレジ」をはじめとするセルフサービスの多さ、中古品を扱う古本チェーン店の存在、グルメなどの予約アプリ、電車やバスの乗り換えガイドアプリなどについて紹介している。
記事も指摘しているが、便利なものは一度使ってしまうとすっかり手放せなくなってしまう性質を帯びている。便利になるのは大変ありがたいことだが、あまりに頼り過ぎてしまうといざという時に何もできなくなってしまいそうだ。時々、敢えて便利なものを使わないで生活してみることも必要かもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF)
:サーチナ 2017-01-12 11:12
Posted at 2017/01/12 13:50:24 | |
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