
エンジンを始動したとたん、車内に煙が噴出した。トラック運転手は、様子を見ようと外に出た。とたんに爆発した。たまたま近くをパトロールしていた、警察官2人が駆け付け、近くに停めていたトラックを移動し、被害を最小限に食い止めた。東北網などが報じた。
事故が発生したのは、黒龍江省ハルビン市道外区。15日午前9時ごろ、那賽鵬警察官と張〓鋼警察官がパトカーで巡回していたところ、「バン!」という大きな音が聞こえた。最初はタイヤのパンクかと思ったが、給油所近くから真っ黒な煙が立ち上るのが見えたので、爆発事故かもしれないと思い、現場に急行した。(〓は「品」の「口」を「金」に代える)
現場はトラック運転手などを、相手にするモーテルの駐車場で、トラック1台の運転台から炎が噴き出ていた。給油所の入り口から、5メートルの位置で、極めて危険だった。
爆発・炎上するトラックから、隣のトラックにも火が移った。すぐ近くで車両火災が進行しているにもかかわらず、給油所の従業員は他のトラックに対しての、給油作業を続けていた。警察官2人はただちにやめさせた。
駐車場にはトラック運転手らが、大勢駆けつけてきたが火勢が激しく、皆が自分の車に近づくのをためらっていた。警察官2人は運転手らからキーを受け取り、トラックを次々に、離れた場所に移動した。移動中にも、最初に燃え始めたトラックは、爆発を3度、繰り返したという。
被害の拡大を防止できたと判断した時点で、警察官2人は消防や警察に連絡。次に、爆発を起こしたトラックの運転手を探し出した。運転手は近くにいて、すぐに見つかった。顔にやけどを負い、服を焦がしていたので、警察官2人は運転手を病院に搬送した。幸いなことに軽傷だった。
運転手によると、モーテルに1泊し、出発しようとエンジンを始動したとたん、車内に煙が噴出した。外に出て様子を見ようとしたとたん、運転席に炎が噴き出し、爆発したという。
爆発・炎上したトラックの隣に停めていた、トラック2台が焼失したが、警察官2人が他のトラックを移動したので、被害は最小限に食い止められた。移動後に消防が到着し、火を消し止めた。
警察官2人の、「爆発をものともしない」活躍がなかったら、別のトラックに火が次々に燃え移り、最悪の場合には、給油所が爆発・炎上した可能性もあったという。
写真は16日付で同事故を報道した和訊網のページ。掲載写真の左側は、事故を起こしたトラックの運転手、右は被害拡大を防止した那警察官。(編集担当:如月隼人) サーチナ 2014-01-17 17:25
Posted at 2018/08/05 13:21:30 | |
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