
文明的な生活に、欠かせない設備の1つに、「トイレ」が挙げられる。トイレが清潔に保たれていないと衛生面で大きな問題が生じ、伝染病などが広まる恐れもある。日本のトイレの清潔さや快適さは中国でも有名だが、もし日本のトイレが非衛生的だったら、果たして中国人は、日本で温水洗浄便座を爆買いしただろうか。
世界トイレ機関が行った調査によれば、人間がトイレで過ごす時間は一生で約3年分に相当するという。これだけ長い時間を過ごす場所を、清潔かつ快適な空間にするのは合理的なことだ。中国も近年はトイレ事情の改善が進んでいるが、まだまだ日本の水準には到達していないのが現状だ。
日本では、外国人旅行客の増加に伴い、トイレ事情の「さらなる改善」が行われており、世界的に見ても日本は、トイレ先進国と言えるが、それでもまだ改善を続けている。中国メディアの文匯報は11日、世界のトイレ革命を牽引しているのは日本であると伝えつつ、日本のトイレがいかに「先進的」かを紹介している。
記事は、日本を訪れる旅行客の多くは「中国人も含め、トイレの清潔さに驚く」と伝え、日本は公衆トイレであっても、「想像を超えるほどの清潔さと配慮」があると指摘。事実、2015年に欧州の旅行サイトが行った調査では、「訪日した旅行客の74%が日本のトイレに対して感動した、または強く印象に残った」と回答していることを指摘し、日本ではどのトイレに入っても、「壁や床、洗面台や便器は清潔であるのはもちろん、設備が壊れて使えないことはない」とした。
さらに、日本のトイレの先進的な点は温水洗浄便座などの、「設備」が優れているというだけでなく、「街中でもトイレが見つけやすく、トイレが見つからずに困る」ということがないという点や、トイレットペーパーや洗面台、鏡、消毒液、さらには体が不自由な人に配慮した、バリアフリートイレなども完備されている点が挙げられると称賛。
つまり、日本は清潔なトイレが至る場所に存在し、それらのトイレは誰もが気軽に使用することができるという点で先進的なのだと強調している。確かに日本のトイレはどこでも一般的に、無料で使うことができるが、これは世界的に見て決して普通のことではなく、公衆トイレが有料な国も少なくないのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-01-12 15:12
Posted at 2018/08/16 09:59:33 | |
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