
中国メディア・東方網は17日、日本の会社で、働いたことのある外国人が語る、日本の会社における、社員への待遇について紹介する記事を掲載した。
記事は、近ごろネット上である外国人が、「日本企業における従業員への、待遇は本当に厳しいのか」という質問したところ、日本の会社で働いた経験があるという外国人から、「Yes」との回答があったと紹介した。この外国人は「自分の経験と、友人から聞いた話を総合して、日本企業での仕事は最もまずい選択の、1つかもしれないとの結論に至った」としている。
その原因について、「まず、オフィスの愚かなルールだ。例えば、オフィス内で携帯電話をいじってはいけない。そして、オフィスで他の社員に会ったときは、必ずあいさつをする。他の社員がすでに退社あるいは外出している場合、かかってきた電話に、対応しなければならない。たとえ自分の仕事と全く関係がなくてもだ。それゆえ、毎日自分の仕事に集中することができない」と説明した。
また、日本の会社内では、「いじめ」も多いと指摘。「上司からターゲットにされると、他人の面前で自分のバックグラウンドや、ユニークな考え方を大声で否定、批判される。また、他の社員からもコッソリと、非常に賢い方法で邪魔をされる。日本の仕事環境では、自己を出してはいけない。一たび自分の考えをはっきりと言おうものなら、ボスや同僚は黙らせようとするようになる」としている。
さらに、日本にはフレキシブルに、仕事をする環境が整っていないとし、「電車やバスの遅延があっても、始業時刻の午前9時以降に、オフィスに到着することは許されない。そして、多くの会社では早退や在宅ワークが許されない。病気をする権利すらなく、風邪を引いて仕事ができない場合は、有給休暇を消費させらえる。そもそも病欠の制度がないのだ」と論じた。
この外国人は、特に日本の会社の慣例や、ルールになじめなかったようである。現在、多くの企業でフレキシブルな出勤制度や、ユニークな休暇制度を導入し始めている、日本の会社事情だが、外国人社員にとっては、まだまだ働きにくい点がたくさんあるのかもしれない。日本式のルールを全て「愚か」の一言で、片づけるのはあまりにも乱暴だが、外国人から見た客観的な意見も参考にしつつ、合理的なものとそうでないものを、仕分けする必要はありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-08-21 14:12
Posted at 2018/08/22 14:17:37 | |
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