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2020年05月05日 イイね!

9日目~。カム乗せとバルタイとシム調整。

9日目~。カム乗せとバルタイとシム調整。お立ち寄りありがとうございます。

本日はとうとう9日目。残り1日となりました。
ずっとお立ち寄りいただいてるみなさんは、
そりゃ終わらんだろ!欲張り過ぎだ!
と、思われてる事でしょう。(笑)

私もそう思います。(爆)
ですが、コツコツと続けるのです。
今日は、カム乗せです。





まずは、オイル差しの用意。いつものモーターアップです。



次は、今更?のノーマルカムと戸田264°のプロフィールチェック。



純正。



戸田264°リフト量は変わらず。



カム山はこんな感じ。純正は、240°ぐらいですかね?忘れた。( ̄▽ ̄;)



まずは仮乗せ。さすが戸田さん。純正と違ってカムが前後に動かない。(笑)



ちょっぴり、バルタイも触るので、調整式プーリーも準備。



トルク設定は、190kg・cmなので、18.6Nぐらいで。



IN側取り付け終了。



で、純正組む時もなんですが、今後、プロフィールの違うカム組む時は、
参考にして下さい。って事で、手順一式を。

カムジャーナルの油差しは、ドバっとでは無く、薄く指で塗り広げる感じです。
ボルトのネジ部先にも一滴たらして指で回すが基本です。滴るのはNG。



ボルトが変わっちゃうと、クリアランスが微妙に変わっちゃう恐れがあるので、
外したジャーナルキャップも同じ位置に同じボルトを戻せる様、
輪ゴムでセットにして、保存しておきましょう。



まずは、カム乗せて、ジャーナルキャップ乗せて、
ボルトを指で締められる所まで締める。



次は、サービスマニュアル通りの順番で、仮締めして行く訳ですが、



サービスマニュアルに、1番目はココ締めろ!と書いてますが、
いきなり1番目だけ締め上げては行けません。



隙間が均等に閉まっていく感じで、手にトルクを感じたら、
次の順番のジャーナルへ移ります。
締め込みの順番が定められているのは、カムとジャーナルが歪むのを防ぐため。
自分の手で感じて歪みそうだ。と思ったら、締め込み順序は無視してOK。
もちろん、本締め前の仮締めでの話しですよ。♪



仮締めが終了したら、トルクレンチで本締めです。
これは、締め込み順序を必ず守って下さいね。



これでカム取り付け終了。



で、ここからがサービスマニュアルには載ってない、
車上カム交換時のワンポイント。
横置きエンジンは、タイミングチェーンでない限り必ずこの方法を取るのが吉です。
要はカムシールなんですけどね。特に3S-GはIN側のスペースが無くて、
叩き込めません。また、叩き込まずに指圧でスポっと収まっちゃう様だと、
必ずオイル漏れを起こします。



これを防ぐには、一旦、1番ジャーナルキャップ外して、キレイに脱脂。



ジャーナルキャップ側もキレイに脱脂して、縁に液パッキンを薄~く塗り広げます。
オイルラインに液パッキンが入り込まないように気を付けてください。



オイルシール側にも薄~く、半周分塗り広げます。
これで準備OK。



先に、カムシールを押し込んで、



ジャーナル被せて、本締めを行います。



仕上がるとこんな感じ。カムジャーナルと違い、オイルシールジャケットは、
そんなに精度良く仕上げられてる訳では無いので、カムシール替えたのに、
また漏れてる。って方は、ま~、大抵これが原因です。参考までに。



次は、カムプーリー付けて、ベルト張って、



クランクプーリーに全周分度器付けて、バルタイ調整。
今回は264°なので、アイドリング安定優先で、オーバーラップを広く取らず、
EX側だけ、ちょっと詰めました。どうせ、レブリミット解除する訳でも無く、
上で燃料足らなくなる可能性大ですからね。Dジェト化か、燃圧上げたら再調整です。



デスビも取り付けして、点火順序とタイミングの確認。OK。



次は、地獄のシム調整。



サクサクっと測ります。
今回は、狭めで欲張って詰めてやろうと思っております。この時点では。(笑)



頑張ってやっておりますが、



結果。こんな感じ。EX側は詰める事が出来ましたが、
IN側は、3mmオーバーのシムが品切れで撃沈。
一応、各バルブごとの開きが無いギリギリラインで、調整して規定値内で終了。
これは、また再チャレンジしたいですね。♪



これにて、カム組み込み終了。



中華製カムプーリー、なかなかカッコいい。
ほとんど見えませんけどね・・・。(笑)





コスワースピストンや、MP44さんのCPピストンもそうでしたが、



やっぱ、カムシャフトは芸術品だと思う訳ですよ。
この写真だけで、晩酌出来ますね。(バカ)

とりあえず、明日、タペットカバー被せて、もろもろ復旧して、
エンジンセクションは終了して、タービン周りへ移ります。
明日は、どこまで追い込めるかな?
今日みたいに暑かったら、進まないでしょうね~。(笑)

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
Posted at 2020/05/05 20:09:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | セリカ | クルマ

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