お立ち寄りありがとうございます。
恒例の第3弾です~。今回は、自分用の備忘録も含んでますので、長めです。すいません。
昨晩は、会社帰りにホムセンへ・・・
サビチェンジャーを追加購入と思ったんですが、結構、お高いですよね・・・。
大面積、塗るにはちょっとコストが・・・という訳で、いろいろ物色。
完全に、建築用ですが・・・ サビ転換剤配合のペンキと、サビキラー(カビキラー?) 笑
上の段に、まんまのサビチェンジw とりあえず、サビチェンジャーよりお得な、
サビチェンジ二個と、サビキラー小ボトルを一個購入。後は、試してみて、良かったら、
大缶購入ですね。
で、もう一品物色。さすがに買いませんでしたが、これかな~?と・・・・
で、お外に出ると、お~!な車。
SW20 Ⅲ型 GT-S レカロもSRじゃ無く、LS 大変いいセンス。花○です。
頼むから、離れた所に停めてくれ~。欲しくなるでしょ!
で、本題。今日明日と寒波襲来。しかも、午後から雨らしいので、行ける所までな感じでスタート。
いつもの準備。(笑)
今回は、ステムシール交換の為の、カム外しがメイン。
先だってのブログのコメントでarakawa_Rさんより、耳よりな整備情報をいただいたので、実践。
エンジンサイドマウントと、MTマウント切ります。
前側マウントのボルト抜いて、ジャッキで下げて行って、エンジンを起こします。
垂直にはならないけど、相当整備性上がりましたね。情報ありがとうございました~。
バルクヘッド側も相当開いて、ラクラクです。
で、スロボディ取り外し。
カムカバー、オープン。さすが、走行10万キロ。もう真っ黒。
カバー裏もこんな感じ。こりゃ、ヘッドガスケットもヤバイかな?
ヘッド降ろしたくなる気持ちを必死で堪えるのでありました。(笑)
で、カム外しです。
全て、再利用するので、各パーツの整合性は必ず合わせます。様は当りが付いてる物を変更しない為ですね。
ま、これは必要無いんですが、キー位置のマーキング。
カムキャップは、必ず同じボルトで・・・
保存中に、キズが入るのを防ぐ為、必ず養生。
で、EX側カム撤去完了。で、これから10万キロを超える相棒、既に超えてる相棒に、
お乗りのオーナー様に、アドバイスを・・・(えらそうに・・・何さまのつもりだ・・w)
でも、もしかしたら今後お役に立つかも解らないので、書きます。
バルブを押す側の、カム山はもちろんシムに直接当ってるので、キレイですよね。
でも、裏に回ると、粘性の上がったオイル幕(固形状)がこびり付いてるのが解りますか?
もちろん表面はなめらかでは無く、デコボコです。
これが、通常走行でも、毎分3500回転÷2 毎秒29回転します。(合ってる?笑)
デコボコが、あると凸部にひっかかったオイルは下まで回らず、振り払われます。
結果、大げさですがカムの半分だけオイルが回ってるという状況に陥ります。
これが、高回転時のフリクションロスになってダイレクトに帰ってきます。
では、原因は何か・・・ そう、もうお分かりですね。
エンジンオイル交換のサイクルが長い為に起こるんですね~。
おそらく、譲っていただいた、きむちゃんさんより以前の所有者さんの、
長交換サイクルが原因でしょうが、
エンジンオイルというのは、油です。許容以上の熱が加わると、
焼けて粘性が上がります。これも、オイル自体が焼けるのではなく、
オイルに混ざったもろもろの、不純物と共に焼けるって事です。
なので、ハード走行の後に替えるのではなく、ハード走行の前に替えるという事が、
大切です。
この辺りが大抵、女性は解らない・・・(笑)
後、3000km毎に交換では実質ターボエンジンでは、長過ぎ。
特に、水温上昇の急激なエンジンほど、こまめな交換が必要です。
私のスタイルですが、3英世までのオイルを基本的には、2500km毎、
2週に一回は必ずオイルの色をチェック。透明度が落ちていたら即交換としてます。
高級なオイルを入れる必要はありません。騙されないで下さいね。
いいオイルは長持ちするのでは無く、潤滑性能と洗浄力が高いからお値段も張るんです。
じゃ、解りますよね。本来はいいオイル程、交換サイクルって短くなるもんなんです。
なので、2英世程のオイルを月一回替える方が、ずっと上なのです。
と、長々と書きましたが、大切なエンジンを長く性能維持する為のこれもテクですよ~。
最後に、2500km毎+オイルの色確認で早めに交換してると、ヘッド内の色合いはこんな感じ・・・・
黒いこびり付きって、無いでしょ。
なかなか、写真で実際見る事って少ないと思うのでご参考までに~・・・
最後に、バラさず、このこびり付きをある程度落とす方法を書きたいと思います。
4500回転までの通常維持走行で、
5W-30ぐらいの安オイルを毎週替えるを1カ月(計5回程)やってみて下さい。
ほぼ、流れ落ちます。(固形化して張り着いてるのは無理ですけどね。)
オイル交換の話でした~。
お店で、中古車を購入する際も、内装、外装よりフィラーキャップ開けてまずは、コレ!
なんだかんだで、心臓部は一番お金がかかりますぞ~。(笑)
かなり、脱線しましたが、復帰。
取り外したカムシール。一見、普通に見えますが・・・
マイナスドライバーでちょっと捻ると・・・あら、不思議~。こんな感じ。
そりゃ、オイル漏れますね。(笑)
で、エンジンハーネスカバーも、もうポロポロ、
ちょっと移動させてると、粉がいっぱいヘッド内に・・危険です。危険。引退していただきます。(笑)
で、3S-Gのここが楽。INカムから回転取ってるので、デスビ合わせも大変、楽チン。
マーキング入れて外すだけ・・・
ちなみに、コスワースYBTは、オイルポンプ軸から、ギア取りなので、コマ合わせが超大変。w
で、もうひとつ。ちゃんと刻印打って、向きまで入ってます。絶対、間違わないですよね~。
なんて、親切。
で、ステムシール交換。まさかこんなに早く出番が来るとは、コンプレッサーくんも、
赤ら顔で嬉しそう。
まずは、お得意のロープ挿入。
サクサクっと外して、ステム径の測定。
IN側。6.03。
EX側。5.97。ステム径は同じでしたね。6mmですね。
後は、ステムシールの測定と、注文なので、雨が来る前に、屋外作業終了。
明日は、駐輪場でマウント補強と、各ステーのサビ取り、ヘッドカバー磨きかな?
雨(雪?)、降らないといいね~。降るでしょうけど・・・(哀)
外したカム回り、パーツ。
で、お部屋で各測定。
3S-Gのバルブスプリングって、こんなに柔らかかったかな~。指で縮むんですけどね~。
へたってる?エスコスはハイカム入ってるのも有るんですが、倍ぐらい硬いね。(笑)
ハイカム入れたら絶対、強化スプリング要るね。絶対、サージングですね。こりゃ・・・
まず、カムシール。MP44さんの情報ですもの、間違ってる筈も無く、ドンピシャです。
ありがとうございました。
で、各小物の測定。
ステムシールIN 高さ=10.55 外径=13.66φ 上内径=5.99 下内径=11.46
ステムシールEX 高さ=10.23 外径=13.36φ 上内径=5.93 下内径=11.18
リテーナー 外径=23φ 内径=7.61
スプリング 総長=45.16 外径=24.33φ 内径=17.85φ 線径=3.23φ
コッター 高さ6.36
カムシール 外径=48.75φ 内径=35.23φ シール幅=6.99 シール厚=6.23
実測値です。参考になさる方はどうぞ。ただ、Ⅰ型YAMAHAヘッドでのデータとなります。
最後にステムシールの検証と注文。
やっぱり、INとEXで色が違いますね。
で、結論としては、武蔵で、IN側は、MV122。EX側は、武蔵のMV128でいけそうです。
これで、純正のお高いの買わなくて済むね~。どうせ、同じ物ですからね~。
という訳で、相当長くなりましたが、第3回これにて終了。
明日、天気良かったら、別冊予定です。(笑)
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。