
ソチでの
F1観戦を満喫してモスクワに戻ってきました。
(ソチ編は
コチラ)
モスクワで1日滞在した後、
「黄金の環」と呼ばれる古都群の1つ
「ヤロスラブリ」に電車で向かいます。
モスクワには「モスクワ駅」というものはなく、行き先ごとにターミナル駅が分かれていて、レニングラード駅、ベラルーシ駅など行き先が駅名になっています。
ヤロスラブリに行くにはヤロスラブリ駅から出発します。モスクワのホテルからヤロスラブリ駅までは、地下鉄3駅だけでしたが、慣れていないので早めにホテルを出ます。
電車のチケットはすでに日本で手配済みで、E-チケットが送られてきています。
長距離列車の乗車の際は改札がなく、直接ホームまで行きます。
各車両に車掌がいるようなので、E-チケットとパスポートを見せればOKです。
各電車の案内はロシア語表記しかないので分かりにくい・・・
列車番号だけが頼りですね(^^;)
376の電車に乗りました。4番線から発車するみたいです。
12時50分 ヤロスラブリに向けて定刻出発
モスクワ→ヤロスラブリ、3等寝台のチケットは確かUS$20したかしないかくらいでした。
ヤロスラブリまでは約4時間。目的地が終着駅なら安心していられるのですが、途中駅なのでちゃんと降りられるかな!?
駅名の表示が少ないうえにロシア語表記しかない駅が多く、「ここどこ?」って感じです。
到着予定の16時46分ごろに降りる支度をして、車掌に「ヤロスラブリ?」と確認して無事に到着。
ロシアの鉄道、時間には正確なようです。
ヤロスラブリの駅は中心部から5 kmくらい離れています。
トロリーバスが市内中心部へ向かっているようですが、難易度高そうだ・・・
オッチャンが「タクシー?」と声をかけてきたので、booking.comアプリを見せて行き先を伝えます。
(ホテル名と住所が現地語表記される機能が付いているので便利です^^)
「スコーリカ ストーイト?(いくら?)」と聞いたら、ロシア語で返してくるので分かりません(>_<)
iPhone電卓を押してもらって値段交渉、400Pでホテルまで。
(相場がよく分からないのでこんなもんか!?)
ホテルについてチェックインすると、チェックイン時の支払いなようでクレジットカードを出したら「このカードはダメ」・・・
サブのVISAを出したけど、これもダメ・・・ ここまで、このVISAがことごとく使えません(>_<)
仕方なく現金で払いました。おかげで所持金が2000P程度に減ってしまいました・・・
私にとって、慣れない国の個人旅行においては移動するときに不安を感じるものですが(何かあったら自分で対処しないといけないので)、所持金が尽きる不安というのも大きいものです。
モスクワに戻ってから泊まるところはちょっと奮発しているので、万一そこでもカードが使えないと言われるとまずいことになります。
宿泊できるぎりぎりの現金(US$と日本円)はまだ残っているので、これ以上の両替は避けたい・・・
こうなったらATMでキャッシングだな、ってことでATMを探しに。
どうもICチップが汚れていたのがいけなかったようで、拭いてできるだけ汚れを落としておきました。
でも、「・・・not accept・・・」ですか・・・ むむむ、これは困ったぞ・・・
どうしようかな~(>_<)と困りながら歩いていると、別のATMがあったので試してみると、今度はお金が出てきました(^^)
ありがたや~、これで所持金の不安はある程度解消されました。
軟弱トラベラーゆえに色々と不安で疲れましたが、ようやくヤロスラブリ観光できます。
ここヤロスラブリは、
「ヤロスラブリ歴史地区」として世界文化遺産登録されています。
街の中心部にある、スパソ・プレオブラジェーンスキー修道院。
チケットは「KACCA(カーッサ)」というところで買います。
(観光地に限らず駅の切符売り場などもKACCAです)
ここのチケットはやたらと細分化されています。英語表記もあったので全部乗せみたいなチケット(150P)の英語名を言ってみるも通じない(泣)
そんなときは写真↓に撮って見せちまえ(^^)!!
立派な聖堂と鐘楼があります。
鐘楼には登れるみたいで、当然購入した全部乗せチケットで登れるだろうとチケットを出したら、「これはダメ、他のチケットを買いに戻って」というようなことを言っている模様・・・
めんどくさいので鐘楼は断念(>_<)
メインストリートの
キーロフ通りを徘徊。
モスクワとは違って地方の街に来ると英語表記が激減します、
もう何のお店だかよく分かりません・・・ カフェは分かるけどレストランらしき店は見つからない・・・
食事はカフェで済ませたので、ここではロシアっぽいものを食べられませんでした・・・(>_<)
キーロフ通りの先に
預言者イリヤー教会があります。
ここのフレスコ画はなかなか立派でした。(入場料はカメラ持込料込で200P)
河沿いをウロウロしていたら街路樹の根元が白く塗られていました。旧ソ連のウズベキスタンでも見ました。なんでしょうね、これ?
ヤロスラブリは大きな街ではないので、数時間フラフラしていれば一通り見て周れます。
翌日、モスクワに戻ります。
朝7時の電車だったので、早朝にチェックアウトします。
フロントの人はロシア語しか話さないみたいで・・・
タクシーを呼んでもらおうと、「タクスィー,パジャールスタ」と言ってみると通じたっぽい(^^)
この「パジャールスタ(
Пожалуйста)」が英語の「Please」のように使える言葉のようで、単語に付けるだけで多少は何とかなるようでした。
(ただし、ロシア語のボキャブラリーは限りなくゼロに近いのでとっさに単語は出てこず、事前予習がマストです(汗))
さらに、何か言われたので行き先を聞いているのかと思い、「駅」だと言うも通じない・・・
事前にプリントアウトしておいたGoogleマップを見せて駅付近を指差したら分かってくれたみたい(^^)
行き先を聞いていたという勘は当たっていたようです。
電話してくれて10分足らずでタクシーが来ました。これで無事に駅まで行ける(^^)
駅までは110P。あれま、来たときの400Pはずいぶんボラれたな(爆)
モスクワに戻る電車は2等の座席車で。3等寝台の席よりはフカフカで座り心地はいいです。
運賃は確かUS$25~30くらい。モスクワ⇔ヤロスラブリは約260 kmなのでまあまあ安いですかね。
3時間20分でモスクワに到着。
モスクワは大都市ゆえに観光客も多く地方の街よりは苦労しないでしょうから、無事にモスクワに着いてちょっとホッとしました。
モスクワで一休みしたら、モスクワから最も近い黄金の環
「セルギエフ・ポサード」にも行ってみます。
モスクワからは約70 km、
エレクトリーチカという近郊列車で行くことができます。
問題はKACCAで切符を買わないといけないこと。ガイドブックには17番KACCAで切符を買えると書いてありましたが、17番KACCAなんてありません・・・
なので、エレクトリーチカと書いてある適当な窓口に行ってみました。
「モスクワからセルギエフ・ポサードまで往復1枚ください」なんて
長台詞はどうせ通じないでしょうから、必要事項を紙に書いて見せながら言ったほうが早いです。
「モスクワ⇔セルギエフ・ポサード 往復」と書いたつもりです。
どうにか切符入手、328Pでした。レシートみたいなペラペラな紙です。
下のバーコードを自動改札に読ませて改札を通過します。
案内表示はやはりロシア語オンリー。20分くらい前にならないと何番線出発か表示されません。
1時間半くらいでセルギエフ・ポサード到着。
駅から10分ほど歩いた
トロイツェ・セルギエフ大修道院が世界遺産に登録されています。
建物の隙間からチラ見えする特徴的な青いドームを目指していけばたどり着きます。
途中でビュースポットもあります。
ガイドブックには入場無料と書いてあったけど、チケットを買わされました(>_<) カメラ持込料込で450P。
ロシア正教では重要な場所のようです。
教会内には熱心に祈りをささげている人がたくさんいました。
駅に戻ってモスクワ行の電車に乗りました。検札に来た車掌さんにチケットを見せると、何やら言っています。「この席ダメ?」的なジェスチャーをすると、そのまま座ってていいという仕草をして行ってしまいました。
ロシア語通じないのでもういいや、ということでしょうか・・・
帰りは意外と早く、1時間10分くらいでモスクワに着きました。
改札を出ようと切符のバーコードを読ませるも改札が開かない・・・
駅員さんのいる改札に行ってチケットを見せると、何やらロシア語でまくしたてられます。
「何?お金足りないの?いくらなのよ?」と財布を出すも、まだ何か言ってきます(>_<)
結局、機械でピピッとやって146Pと表示された画面を見せてくるので払って新しくチケットをもらって出ました。
ただ、何がいけなかったのかは、よく分かりません・・・
追加料金が必要な電車に乗ってしまったのか?
四苦八苦しながら、2つの黄金の環を訪れてきました(^^;)
モスクワ編 に続きます。