
ストックホルム編は
コチラ
北極圏編は
コチラ
今回のメインイベント、
フィヨルド巡りのためにベルゲン(Bergen)にやってきました。
冬だったトロムソに対して、最高気温は15 ℃前後で過ごしやすいです。
フィヨルドとは「氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江」です。
南米のパタゴニアやニュージーランドにもありますが、やはりノルウェー産のフィヨルドが代表格なイメージです。
ノルウェー5大フィヨルドというのがあります。
・ソグネフィヨルド
・ガイランゲルフィヨルド
・ハダンゲルフィヨルド
・リーセフィヨルド
・ノールフィヨルド
もっとも有名なのはソグネフィヨルドで、支流の
ネーロイフィヨルドは世界遺産に登録されています。
まず、フィヨルドの世界遺産エリアを船で見てみます。
フィヨルド観光は色々なパターンが用意されています。
ベルゲンから船で行くこともできますが、
「Norway in a nutshell」という鉄道+バス+船を組み合わせた周遊チケットがあります。
フロム鉄道という景色のいい山岳鉄道にも乗れて、変化に富んでいるので1日飽きさせないと思います。旅行代理店を通じてもよいですが、
Norway in a nutshellのHPでも簡単に予約可能です。
ベルゲン発着(地図左下)で右回りに周るプランにしました。
(左回りに周るプランもあります)

紫:ベルゲン急行
青:バス
赤:船
灰:フロム鉄道
タイムスケジュールです。1日かけてじっくり.周ります。
また、オスロ発着だったり、オスロ → ベルゲン、あるいはベルゲン → オスロのプランもあり移動しながらフィヨルド観光できて時間を有効に使うこともできます。
チケットは送られてきたメールをプリントアウトして、窓口で見せればOK。
ベルゲン発着で1710 NOKでした。
8時43分、ベルゲン駅を出発。
ベルゲン急行とバスを乗り継いでグトヴァンゲン(Gudvangen)に到着。いよいよフィヨルドクルーズです。ラッキーなことに申し分ない天気です。トロムソで寒い思いをした引き換えでしょうか(^^)
これから乗る船がやってきました。新型の高速船利用のプランです。旧型の船だともう少し安くなりますが、ベルゲンに戻ってくるのが20時過ぎになります。
グドヴァンゲンから、ネーロイフィヨルド、アウルランフィヨルドを経てフロム(Flåm)に向かいます。
フィヨルド内部に入ると、細くてクネクネした地形がよく分かります。
ちょっと高速船っぽく撮ってみました。
船内に座席はありますが、もったいなくって船内にはいられません!
フロムが近づいてきました。なにやらデカくて豪華な船がいます!!
私が乗った船と同タイプの船と比べると・・・
これで何日かかけて優雅にフィヨルドクルーズするんでしょうなぁ。
こういう豪華客船の旅も憧れますね。いつか横浜港の出国スタンプを押してもらうのが夢です。
フロムでランチを食べた後はフロム鉄道で標高867 mのミュルダール(Myrdal)まで登っていきます。
海抜2 mのフロムから景色がどう変わるか楽しみです。
途中、ショースの滝というところで5分ほど停車しますが、水量が少なく悲しい状態でした・・・
ミュルダールへ向けて標高を上げていくと、辺りは雪で真っ白に。
筑波山程度の標高なのにずいぶんと景色が変わるもんです。
スウェーデンと同じくノルウェーも
物価が高いです(>_<)
特に困るのが食事。前菜かスープにメイン、ドリンクで300 NOKは軽く超えてしまいます。
スモークサーモン
サーモンのクリームスープ
タラを焼いたやつ やはりノルウェーは魚がウマい(^^)
ウマいんですけど、
毎食5000円オーバーなんてたまらないので、バーガーキングに駆け込んでも1000~2000円(>_<)
コーラの500 mLペットボトルで400円くらいするのは参ります・・・
ベルゲンはフィヨルド観光の起点だけでなく、ハンザ同盟のころから栄えた歴史ある街でもあります。港にある古い木造建築・
ブリッゲンは世界遺産に登録されています。
夜景もきれいです。
ここでノルウェーの車事情を。1番の印象は電気自動車が多い。
BMW i3をそこらじゅうで見ました。他にはテスラや日産リーフも。
ブリッゲンをバックにi3を撮ろうと思って、5分経たないうちにi3が来ましたから。
マナーも日本よりはるかに上な印象。横断歩道で必ず停まってくれますし、車線変更の際に動き出してからウィンカーを1回だけ光らせる意味不明な合図を見ることもありませんでした。
もう1つフィヨルドに行くかオスロに行くか悩みましたが、オスロは別の機会にってことで、もう1つフィヨルドめぐりをすることにします。
調べてみると、なかなか面白そうな所がいくつかあり、
リーセフィヨルドに行くことにしました。
ソグネフィヨルドは船で下から眺めたので、次は上から眺めてみることにします。
ただし、フィヨルドエリアも広いのでベルゲンから日帰りというわけにはいかず、スタヴァンゲル(Stavanger)という町に移動する必要があります。
ベルゲンからはバスで約5時間くらい、飛行機で30分です。飛行機でさっさと行ってしまうことにしましたが、来てみて気付いた物価の高さ、空港へのバス代もばかになりません。
空港バスは、ベルゲンで100 NOK、スタヴァンゲルで130 NOK・・・ 空港への交通費、待ち時間を考えると飛行機のメリットはなかったな(>_<)と後悔・・・
リーセフィヨルドを上から眺められるスポットには、スタヴァンゲルから船とバスを乗り継いていきます。船+バスの往復チケットが350 NOK。
ここからは歩いていきます。距離3.8 km、標高差約600 mのトレッキング。
急坂のハードエリア → 平らな癒しエリアを3回くらい繰り返します。
靴はトレッキングシューズのほうが登りやすいです。
麓から1時間20分で着きました。
ここは
プレーケストーレンといいます。演説台を意味するノルウェー語です。
平らな岩の先は
604 mの断崖絶壁。柵はありません(^^;)
死ぬまでに行きたい観光名所1位に選ばれたこともあるそうです。
ここが最後に見る景色にならないようにしないと・・・(^^;)
端によって写真を撮ろうとしたら、すぐ近くでいきなり人が現れました。カメラのファインダーを覗いていたので、いきなり人が入ってきたらビビリます。
私が極度のビビリだったら、ビクッてなって落ちてますよ・・・
せっかくなので
足をプラプラさせてみます(^^)
お次は寝そべって顔を出してみます。
なんだか吸い込まれそうで、
おケツのあたりがムズムズキュンキュンします(^^;)
少し上からプレーケストーレンとリーセフィヨルドを見下ろします。
横方向にまっすぐ伸びた亀裂が怖い・・・
フィヨルドを上から見るのもいいですね。
2013年に1度転落事故があったそうですが、柵は設置されていません。
安全第一という観点からはまずいですが、この景色に柵があったら興ざめな気がします。
このプレーケストーレンの他に
さらにエキサイティングなスポットがあと2つあります。またノルウェーのフィヨルドを訪れることがあれば行ってみたいです。
今回訪れた世界遺産は4つ
・ドロットニングホルムの王領地
・スクーグシュルコゴーデン
・西ノルウェーフィヨルド群‐ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
・ブリッゲン
世界遺産フォトアルバムに加えておきました。
遠くの国だと思っていた北欧、とても旅行しやすく非常に平和な旅行記になってしまいました(^^;)