
8月のお盆休みに北アルプス入門登山第2弾として、
燕岳(標高:2763 m)登頂を企んでいるのであります。
北アルプス入門とはいえ、合戦尾根なる急登を4時間以上登らないといかんのです。
緩やか~な稜線歩きが好きな私。樹林帯の急登は苦手です。なので、ちょっとトレーニングしておいたほうがいいんじゃないかってことで
谷川岳(標高:1977 m)へ。
↑水上IC近くのコンビニから見えた谷川岳。ピークが2つの双耳峰です。
「日本三大急登」というものがあります。
北アルプス・烏帽子岳:ブナ立尾根
南アルプス・甲斐駒ケ岳:黒戸尾根
そして、もう1つが
谷川岳の西黒尾根です。
谷川岳は2年前に1度登っていますが天神尾根から登っていて、西黒尾根は初挑戦です。
谷川岳ロープウェイの駐車場に車を停めて、通行規制期間中の林道を少し歩くと西黒尾根登山口があります。
5:40 西黒尾根登山口 山頂までの標高差は約1200 m。さっそく急な登りのお出迎えです・・・
ブナ林の中をただひたすら登ります。
すると、L字形の不思議な木があります。座るのにちょうどいい高さです。
どうなっているのか?と裏から見てみると・・・
倒木から木が伸びているようです。何やら生命力の強さを感じます。
1時間ほど登ると、木の隙間から山頂が見えました。
2つのピーク、トマの耳(1963 m)とオキの耳(1977 m:谷川岳最高峰)です。
けっこう登ったつもりだったのに、目指す山頂ははるか先・・・
少なからずショックを受けながら樹林帯の急登を登り続けます。
さらに1時間登ると、ようやく樹林帯を抜けて稜線に出ます。
ここからがこのルートの核心部かつ醍醐味です。谷川岳のダイナミックな山容を堪能できます。
雪渓も見えます。涼しそう。
Canon EOS 5D MarkⅢ + Canon EF 24-70 mm F2.8L USM
露出時間:1/250 s, F値:8.0, ISO:100, 焦点距離:24 mm
稜線に出るといい景色を眺めながら歩けるので、疲労が少し軽減される気がします。
鎖場登場。面白くなってきました(^^)
三点支持&手の力に頼らない を心がけていれば問題なく登れます。
8:05 ラクダの背 確かにラクダの背中みたいです。
8:15 ガレ沢のコル
ラクダの背の標識を過ぎてちょっと下ったら鞍部に着きます。厳剛新道との合流地点です。
急勾配の始まり。ラクダの背のてっぺんまで行けば山頂にもかなり近づきそうです。
遠くから見ても急、実際に登ってみたらやっぱり急(>_<)
ヘロヘロになりながらラクダの背を登りきると勾配は少し緩やかになります。
尾根の両側はスパッと切れ落ちています。落ちたらアウトです・・・
ガスの中に突入してしまいました。
いいのか悪いのか!? 山頂までの距離も崖の下が何m下かも分かりません。
さらに進むと氷河跡と呼ばれる氷河に削られた岩があります。昼寝したくなりますけど我慢我慢。
この辺りは岩が滑りやすくて岩登りには苦労します。
最後の難関の滑りやすい岩場を超えると、笹が茂る道に変わります。ここまできたらもうすぐ山頂。
しかし、ここでちょっと雨が降ってきます・・・
10:00 トマの耳
10:15 谷川岳最高峰 オキの耳 あ~疲れた
コースタイムは少しオーバーしてしまいましたけど、1つ目の日本三大急登、なんとか登れました(^^)
ここでランチにしたいところですが、雨が降っているうえに、2リットルもってきた水も7割近く飲んでしまってランチに使える水がないので断念・・・
10:30 下山開始
10:45 トマの耳
西黒尾根を下りるのは大変すぎるので、天神尾根→ロープウェーで下山します。
この分岐を間違えて左に行くと、地獄の岩下りへレッツゴーなので要注意です。
10:50 肩の小屋
ここで水を買ってランチにしようにも雨と風が強くなってきたので、コーラで栄養補給☆
11:05 下山再開
通常は2時間くらいで下りられるコースですけど、雨で滑りやすくなっているせいか渋滞でなかなか進みません。ペースはゆっくりになるので体力的には楽ですけど、雨なので早く下りたい・・・
12:40 熊穴沢避難小屋
雨の中、がんばって下山したご褒美でしょうか。2重の虹がお出迎え。
13:20 天神平 (ロープウェー乗り場)
疲れたけど無事に下山。ちょっとだけ自信になりました。燕岳もいけそうです。
駐車場に戻り、さあ温泉行ってさっぱりして帰りましょ~か、とトランクを開けると・・・
温泉セットがない!?
ということは着替えもない!?
汗まみれで薄汚れたまま、まっすぐ帰宅しました・・・
Posted at 2014/07/29 00:31:20 | |
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