ギアを磨け(^^♪

みなさんこんにちは(^^♪













F1開幕戦レッドブルホンダ
3位おめでとう！

毎年開幕戦ではガックリしてたので
良かったデス。

4台完走で壊れなくなったのは
凄い進歩(^^♪


それでも、レッドブルとタッペンという
強力なチームとドライバがあっての事
だと思いますので先は長いなぁ～

ガスリーは11位でポイント取れない
ならファステストラップ狙いで
アタックすべきって俺は思ったんだけど・・・



んでそのホンダが作ってるスーパーカー
NSXのギアについて注目してみました。

NSXは縦置きエンジンです。
回転方向を縦から横へ90度変換する
ハイポイドギアには、過酷な走行条件で、
特に多大なストレスがかかり、
歯面が剥離してしまう



スコーリングと呼ばれる損傷

が発生しやすくなってしまうそうです。

スコーリングという言葉が出てきましたが
なじみのない言葉です。
早速調べてみるとこのように書かれていました。


「歯車歯面などの高荷重を受けるすべり摩擦面の潤滑膜が破れ，両面が接触，融着し，再び引きはがされた結果生ずる凝着摩耗のはなはだしいもの。イギリスではスカッフィングという。AGMAではアブレシブ摩耗を伴う場合も含めてスコーリングと称している。」





なるほどですね、摩擦面の油膜が破れて溶着、

引きはがしが発生すると。

どのようなことが起こってるかより詳しく

掘り下げると

摩擦するの表面には平滑に見えても

微細な凹凸（おうとつ）があります。

オイル膜が薄くなってくると・・・
見かけ上平面全体で接触しているように見えますが
実際は凹凸の山部分と山部分の一部が接触して
いるわけです。

山部分と山部分が接触すると、
熱が発生して溶着する。

ギアは回転していますので、

今度は溶着した部分が剥がされる

これの繰り返しでギアに傷のようなものができる

傷ができると、今度はその傷が溶着⇒剥がれの
繰り返しで加速度的に傷が増え、

摩擦が増えることで
オイルの温度がドンドン上がり、

油膜も切れちゃう。




では原因がわかったところで
どうやって対策するか？




表面の凹凸をできる限り
平らにする・・・

鏡面にすれば良い(^^♪


なんでホンダではギアをバレル研磨と
いう方法で鏡面にしてる。



NSXのハイポイドギアを鏡面加工してるのは
埼玉県川口市の金属加工会社、ダイエイバレルさん
とのことで、加工時間は1本あたり

なんと！！

7時間！！


量産品でこれは大変ですね～

摩擦が減るのでデフの油温も下がり
ますし、耐久性も上がります。

レーシングカーでもやってるらしいので
もしお金があれば、相談するのもいいと思います。


自分でしこたま磨くのもあり（笑）

つ～ことでかなーり地味な
ギアの鏡面加工についてでした。

ちなみに今日は浜松デス


デハデハ(^^♪