「よっし~さん、6月に
本庄サーキットのドリコン(ドリフトコンテスト)付きの走行会に行くんですけど、一緒に走りません?」
3月の
車楽人のドリフトスクールで、そう
舘野講師に誘われたのが、そもそもの始まりでした。
「え?ドリコン?」
「ドリコンはオマケみたいな感じですよ」
「そうなんですか?
本庄は、かなり前にちょっとだけ走っただけだから、確かに走ってみたいなぁ」
「じゃあ、行きましょうよ」
本庄サーキットと言えば、
ガンちゃんの前のドリ車
しろくんを手に入れた直後(7-8年前?)に、車楽人のスクールで一度行った事がありましたが、その時はまだまだド下手クソな頃(今もかっ!?)だったので、奥の方のコーナーでヨタヨタとドリフトらしき事をしただけだった様な記憶が…。
つまり、キッチリ走った事は一度も無かったので、今のレベルでキッチリ走ってみたいのは確か。
そして、オマケみたいなドリコンで、今の自分のレベルが計れるなら、それもひとつの経験でしょう…。
「そうですね、参加してみようかな」
という事で、6月11日に開催された本庄ドリフトチャレンジのラウンド2に参加する事になったのでした。
申し込みのために、資料を本庄サーキットのHPでチェックしてみると、D2(エキスパート)、D3(ミドル)、D4(チャレンジ)の3つの走行クラスがあります(D1クラスが無いのは、D1GPの商標の問題?w)。
D2とD3クラスは、決勝に残ると追走がある様です。D4クラスは、単走のみ。
※追走
前後2台で、同時にドリフト走行をする競技形式。ドリフト競技の花形。
超単純に言うと、後ろを走る追走車は先行に遅れたりミスをしたりしたら、先行は追走に追い抜かれたりミスをしたりしたら、アドバンテージを取られる。
前後を入れ替えて2本の走行をして、アドバンテージがある方の勝ち。
2本走ってイーブンだった場合(どちらも2台揃って走り終えた場合か、2台揃って失敗した場合)は、どちらかがアドバンテージを取るまでサドンデス。
一方単走は、1台で走って、ドリフトの完成度を競う。
まぁ、初めて同然のサーキットですし、ドリコンも初参加ですので、当然単走のみのD4クラスがいいっしょ。
という事で、4月のとある日、D4クラスの参加申し込みをしたのでした。
で、暫くしたら…
「あ、よっし~、俺も本庄ドリフトチャレンジ参加する~」
と、
ぐっちーが参加表明。
更に遅れて、
まるかきさんも参加することに。
しかし、3人揃ってD4クラスにエントリーしてしまったら、お互い走りも見れなければ、走行写真も撮れません。
3台一度に走り出すのでは、ピットもバタバタになりそうです。
…という事で、やむを得ず、僕は決勝追走があるD3クラスに変更する事にしました。
「まぁ、決勝に残らなければ追走も無いしー。
いや、参加台数超少なくて、間違って決勝に残ったらどうしよう…?」
と言うか、そもそも、本庄ドリフトチャレンジのレベルが全く判りません。
Youtubeを漁ってみると、かなりハイレベルな走りのD2クラスの走行動画は見付かりましたが、D3やD4の動画は殆ど見付かりませんでした。
「よー判らんが、D3、D4は平和なレベルなんじゃろーか?」
てな感じで、のんびり構えていたら…
「よっし~さんとぐっちーさんとまるかきさんが参加するなら、フォローに行きますよ!」
と、車楽人の代表である所の
佐藤師匠が、社長である所の
マーキュリーの仕事をほっぽり出して(?)お手伝いに来てくれることに。
もしかして、
一番気合入っていたのは佐藤師匠だったかも?w
さて、6月11日当日。
関東は梅雨入り直後でしたが、天気はピーカン。まるかきさんが来るから雨だと思ったのにw
朝7時に関越道嵐山PAに、ぐっちーとまるかきさんと集合。
しかし、余裕を持って家を出たはずが、予想外に関越道が混んでいて(100km/hで流れた瞬間は、たぶん無かった?40km/hを切った区間も…)、5分の遅刻m(。≧Д≦。)mスマーン!!
嵐山PAで休憩する間もなく、すぐ出発です。
本庄サーキットに何度か来たことがあるぐっちーは…
「じゃあ次は、いつものコンビニと一緒のガススタ集合ね」
「知るかー!一緒に行った事ねーよ!」
という事で、本庄児玉ICからは、ぐっちー先導で本庄サーキットを目指します。
ICからは、R462を真っ直ぐ行って、最後の辺りでK44に入ってすぐで本庄サーキットなのですが、ぐっちーは、R462からすぐ左折して、違う道に入って行きます。
『R462が混み気味だから、裏道通って行くつもりかぁ。さすがぐっちー』
と思っていたら、なんだか本庄サーキットの方向とは違う方向へズレていき、ナビの到着時間がジリジリと増えて行きます。
『んんん?どこまで行くんだ?
あ、ようやく本庄サーキット方向へ曲がった!』
と安心したのもつかの間、本庄サーキットに向かう方向からまたもズレていきます!?
R462を真っすぐ行けば、もうとっくに着いているはずの時間。
信号に引っ掛かった瞬間を狙って、ぐっちーに連絡を入れます。
「ドコ行くんだー!?」
「あ、悪ぃ。ナビの設定間違えたわ」
「∑(゚д゚lll)ガーン」
実は、
前日ガンちゃんを引き取りにマーキュリーへ行った時に、佐藤師匠から…
「ドラミ(ドライバーズミーティング)終わってから走行開始までにちょっとだけ時間がありますから、その時にコースを実際に歩いてチェックするんで、必ずドラミ前に走行準備を終えておいてくださいね」
と念を押されていたのです。
ドリフトは走行準備に時間が掛かりますので、思ったより時間が押している事に超イライラが募ります。
サイドブレーキを思いっ切りぶっ叩いて、左手が痛くなったのは内緒(;´Д`)
ようやく“いつものコンビニ&ガススタ”に辿り着き、給油と買い物を済ませると、今度は僕が先導で本庄サーキットへ急ぎます。
予定より20分程遅れたものの、なんとか準備時間を残して、本庄サーキットトウチャコ(©
野分の藤蔵さん)
前日から残っていた頭痛は、サーキットに着いた途端に吹っ飛びましたw
既に、かなりの台数の“気合入った”車両がゲートインしていました。
日本人のみならず、南米系っぽい外国人ドリフター達も参加の模様。
あれ?もしかして、本庄ドリフトチャレンジって、結構ガチ?(il`・ω・´;)
僕らも指定されたピットに車を停めます。
申し込みの際に、近くのピットにして貰いたい人を記入しておくと配慮してもらえるので、3台仲良く並んでのピットでしたw
先に来ていた舘野講師とも合流し、まずは受付に向かいます。
貰ったエントリーリストをチェックすると、僕の走るD3クラスは、17台ものエントリーが!Σ(゚Д゚;
ガブリエルやジュアンと言った、明らかに日本人ではない名前もあります。なんだか超上手そう!w
「よっしゃ!ベスト8は貰った!」
と、ぐっちーが気勢を上げたので、気合入ってるなーと思ったら、
D4クラスのエントリーは8台でした_(:3」∠)_
D2クラスは14台だったので、どうやらD3が一番の激戦区の様です。
『台数少なかったら、間違って決勝残っちゃうかもー』という心配(?)をする必要は、全くありませんでしたwww
早速走行準備に入ります。
4本のドリタイヤやジャッキ、工具、その他荷物を全て下し、リアタイヤをドリタイヤに交換。脚周りのセッティング変更。フロントナンバーを外し、リアナンバーにはテープを貼り付けます(動画の編集が楽になるのでw)。
ゼッケンプレート(僕:33/ぐっちー:41/まるかきさん:42)を車体に貼り付け…走行準備完了です。
もう既に汗だく。
その間に、佐藤師匠も到着。更に、
d-stradaさんも応援に駆けつけてくれました♪
「dさん、暑いよー」
「途中、温度表示29度ありましたよ」
「マジか!?(゚д゚lll)」
さて、いよいよドラミ開始です。
審査員の
藤野秀之選手と、審査員兼MCの
タイガー小宮山氏。
お約束の説明があった後、今回の審査コースが発表されます。まぁ、殆ど毎回同じ様ですが。
赤ラインが審査コースです。
D3とD4クラスは青いラインからスタート。D2クラスは緑のラインからスタートになるので、1つ目のコーナーへのアプローチスピードが違ってきます。
藤野選手からは、審査のポイントが詳しく説明されます。
各コーナーのインクリップをしっかりと取る事がポイントですね。
ここに描かれているコースは、D2クラスの決勝用コースです。
ドラミ後、オフィシャルに断って、佐藤師匠と一緒に歩いてコースチェックに入りました。
3つ目コーナーの手前ですね。
黄色い○が、ここのインクリップです。1つ目と2つ目のインクリップは、ゼブラに乗り上げるまで寄せる必要がありますが、ここは“多少”離れても可との事。
審査員席の真ん前、ギャラリーの真ん前でもありますから、ここからゴールラインの最終コーナーまでの走りが一番の注目ポイントです。
さあ、いよいよ走行開始…という所で、今回はおしまい。引っ張っちゃうぞー…と言うか、長くなり過ぎなんで(;´∀`)
続くっ!