2月6日のSankei.Bizに個人的にビビッと来る記事が有ったんですよね。
その記事は、
”想定以上に売れた「N BOX」 ピンチになると強くなる“ホンダイズム”
って奴です、記事を要約すると、
自動車シェア5位だったホンダが去年は2位にジャンプアップ!
その
原因は無茶苦茶売れた「NBOX」だ!
・・・って事で、
予想以上に売れに売れたNBOXの開発話が紹介されているんです。
この中で
私が感動したのは、NBOXって
「ママチャリを載せられる」事を目的の一つに開発されたって話!
世のママたちは夜遅くなったり、悪天候になったりした時の塾や習い事へ
自転車で行く子供が心配。
心配だから
車で迎えに行く。
でも、
狭い上に女の力では彼女たちが運転する軽自動車に
ママチャリが積めない。
結局子供は無理をしてでも自転車で帰ってくる・・・
せっかく
車が有るのに、有効活用できないジレンマ。
これだ!
女性でもママチャリを簡単に積める軽自動車を開発すれば売れる!!
センタータンクレイアウトや
補機類をエンジンルームの隙間に詰め込み、
低床化でキャビンを限界まで拡大&
安全性も確保。
ママチャリが楽に積めますよ~!と、宣伝。
そしてバカ売れ!
いやはや、
ママチャリ思考が勝利を呼び込んだんですね。
私も宣伝だけ見て
久しぶりに欲しいな~と思える車。
ってブログを去年書いたりして、
「ママチャリや電動アシスト自転車がそのまま乗るのは素晴らしい!」
って思っていたのですが、
まさかママチャリを載せると言う事も目標に車両開発・設計したとは思いもよらず、今回の産経の
記事を見てびっくらしました(爆)。
車が売れないからヤケクソになって、
何でもイイから軽で広い室内作っちゃえ!って思って作ったら
たまたまママチャリも乗っちゃったのかと・・・(^^ゞ・・・スミマセン・・・。
以前のブログでもちょっと書きましたけど、
自転車を自動車に積載するというシチュエーションは意外と多いし、諦めているだけで
潜在ニーズは相当あるんです。
こう言っちゃなんですが、
スポーツサイクルを車に載せるのなんて幾らだって出来るんです。
前輪がレバー1つで外れるし、前輪外しちゃえば10kg程度の重さなんで誰でも自動車の床の高さくらいには持ち上げられるし、屋根の上に載せるのだって難しくない、
5人乗りのコンパクトカーに2台とか載せるのだって可能な車は幾らも有るんです。
当のホンダもスト○ームの
カタログで公然とこうゆう写真を載せてるし、結構ツーリングワゴンとかのカタログでも
よく見かける写真だけど、あたかも
自転車が車内に積めますよ~
って印象を与えてますが、
消費者に誤解を与える誤魔化しだと思いますけどね、俺は。
そもそも、
スポーツサイクルの自転車シェアなんて数%なんですよね。
一体どちらのニーズが有るんですか?って話ですよ(^^;)。
ところが、(^^;)。
自転車
シェア90%以上の「ママチャリ」を立てたまま積むとなるとこれが
ハードルが高い!
5ナンバーの
ミニミニバン辺りだとまず無理、横倒しにしたり斜めにしたり・・・
3ナンバーの
Lクラスですらエスティマ辺りの天井が低いモデルだとかなり怪しくなってきます。
我が家の
MPVは立てたまま積むことが出来ますが、
天井はギリギリ、子供乗せシートとかを前ハンドルに付けると天井につっかえちゃいますし、その上
3列目が床下収納なので、
高い床まで自転車をよっこらせと持ち上げないといけません。
ママチャリって、
普通のママチャリでも20kg、
電動アシストだと24kg位ありますから
女性が一人で積載するのはまず無理なんですよ。
ココらへんでもうかみさんはお手上げです。
でも
我が家の家族グルマは歴代「ママチャリが積めること」が大前提で選んできたんです(^^;)。
マスターエースもそうですが、
ステップワゴン、そして現在の
MPV・・・
何でそんな自転車を積むことに拘るのか?
それは
意外とママチャリを車に積む事が多いし、
圧倒的に便利だからです。
解りやすいのが
悪天候(^^;)。
土砂降りで強風の中、最寄り駅から自宅まで自転車で帰るのはちょっと・・・
「かみさん、迎えに来て~」
「仕方ないわね~」
駅前で待ってて、
リアゲートの下で自転車積み込んで・・・はぁ
自動車って有難いね~。
こんな事は
結構あります(^^;)。
自転車が故障した!とかもありますよ。
故障した
自転車を押して自転車店まで行くのは大変・・・
でも自転車を
車に積んでショッピングセンターのサイクルショップに修理を依頼すれば・・・修理中に
買い物も出来て、次の日からまた自転車にも乗れますよね。
整備とセットの
TSマークの更新の時も、
我が家ではこの方法使いました。
その他、子供の
習い事などのお迎えとかの例が記事で紹介されていましたが、意外と
自転車を車に載せるというニーズは高いのです。
ママチャリのシェアは9割以上!
当然、それを
積みたいって言うニーズも有るんです!
「市場ニーズにあった良い物を作ればちゃんと売れる」
んですよね。
(ちなみに、ママチャリ積める軽自動車はダイハツ・タント、スズキ・パレット(日産・ルークス) 等があるようですが、荷室の高さがNBOXよりも5cmほど短いので、ハンドル形状などに制限がある様です。)
良く、
「女性にやさしいクルマづくり」の様なコピーを使う車が有りますけど、良く見てみると
インテリアが丸っこかったり、カップホルダーや
小物入れが充実してるだけだったりして、
「見かけが少女趣味っぽい」ってだけの車だったりします。
嘘だと思う人は
"女性にやさしいクルマ"でGoogle先生に聞いてみよう!(笑)
女性が企画したとか言う車が多いんですけど、
「気が付かなかった男」の私の不明も含めて、
一言。
女バカにしてない?(笑)。
当の
ホンダとかもやっちゃってるけどさ(^_^;)。
ま、カワイイ系の車はそうゆうニーズも有るんだろうけど、
世の女性全員がアラサとかアラホとかヨイヤサとか言ってるわけじゃないんだから、「女性にやさしい」だと
こんな発想ばっかりっていうのはいい加減考えなおした方がイイと思うけどね(^_^;)。
NBOXはその名前の通り、
四角くてヘタすれば商用車?って思う位に余り可愛くない車ですけど、
本当の「女性に対するやさしさ」が感じられる車なんだな・・・と、
私は再認識しましたけどね。
人口の半分を占める世の
女性達は、
そのシビアな目で見て「本物」をちゃんと評価しているんですね(^^;)。
勿論、
男性である私も評価してます!
私はママチャリ信者ですしね!(笑)。
NBOXに限らず、
世間がママチャリにもっと優しくなって、利便性と効率を更に高められる世の中になると良いなと思ってます。
ホンダGJ!
最後に一つ・・・
ママチャリを敵視する様な奴は、商売人として阿呆の極みであり、社会運動としても絶対に受け入れられる訳がない。
ホンダの事例を良く見て、考えを改めろ!
・・・とは、声を大にして言いたいですね(笑)。
<働く女子は強い!働く母は無敵!興味ないものは興味ないんです!>
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日本は自転車先進国 | 日記
Posted at
2013/03/03 08:38:23