レンジで爆発！！銀杏との長き戦い(^_^;)。

バン！
バン！

ドムッ！


 
「ああっ～！！また爆発だ！」


 
そして電子レンジの中は「海兵隊に殺られたエイリアンの散乱死体」状態に・・・

 

緑色の粘着質の物体がレンジの壁にこびり付き、強烈な腐敗臭が部屋に充満するという大惨事！

そしてレンジの中にはフェイスハガーにエイリアンの幼虫を産み付けられて腹を食い破られた被害者の様になっている茶封筒が・・・


「やっぱり破れちゃったね～」


と、銀杏好きの父と娘は苦笑いです。

実は毎年毎年我が家ではこの銀杏爆発との戦いが繰り返されているのです。



銀杏の簡単な食し方は、定形郵便の茶封筒に適度に銀杏を入れ、電子レンジでチンするという方法が一般的なのですが・・・



封筒のフラップを折った位では簡単に銀杏爆発で電子レンジ内に散乱しちゃいます。

そこで封筒の口を何度か折ると・・・爆発２回までは耐えるけど、爆発３回以上だと結局折りが解けて散乱(^_^;)。

いっその事、封筒の口を接着しちゃえ！と付属のノリで口を閉じたら・・・２回目の爆発で封筒の腹が破れました（笑）。

それなら封筒を２重に！と、やったら、銀杏から染みだした高熱の蒸気で弱くなった紙は同じく破裂ｗ。

じゃ、破れない素材で！とラップに包んだら、今度はラップの接着した合わせ目が剥がれて爆発散乱ｗ


結局、封筒の口を数回折る方式で、爆発回数が少ない事を祈りながら２分間ほど加熱し、毎年相変わらず破裂を繰り返して電子レンジの中を大惨事にすると言う事を繰り返していました。

で、今年・・・


相変わらずレンジ内で大爆発した封筒と散乱した銀杏にため息をつきながら

「なにかいい方法ないかなぁ・・・」

って、娘と言っていたら、おもむろに６歳の息子が、私が持っていた銀杏が入ってた小ぶりの箱を指さして言ったんですよね。



「箱に入れてチンすれば？」




「！！天才！」
[*･｀д･]σ ﾟ+｡:.ﾟｼﾞｰﾆｱｽﾟ.:｡+ﾟ ヾ[ >∀<*]


そうだ！封筒もサランラップも、銀杏が弾ける時の物理的な移動運動と、気圧変化に耐えられず、その上蒸気で素材が弱くなったり、割れて尖った殻で破れるのだ！！

段ボール箱では強度的にも衛生的にも問題だけど・・・


シリコンのケースみたいなものなら！

銀杏専用電子レンジ調理器とか発明したら特許料で大儲けできるかも！！

「名前は＜銀杏ポンポン＞とかにして！」
「シリコンの小箱みたいな形で！」
「これは凄い！」

という＜特許で大儲け＞的な妄想が親子の間で広がるだけ広がりました。



が、既に有るんですよね（笑）、シリコンスチーマーって調理器が（爆）。



東急ハンズで買ってきましたよ、１２６０円。



スチーマーの底に平らに並ぶ程度の銀杏を入れて、蓋が飛ばないように、上に半円形の「ヤマザキパン祭りの白い皿」を乗ってけてスイッチオン！

５００Wで２分３０秒！！

ドン！パン！ドムン！バン！

凄い！耐えた！

と言うか、全然微動だにせず！銀杏爆発を抑え切った！


瀬戸物でやると、万が一弾けた銀杏で割れる可能性がありますけど、シリコンスチーマーなら柔らかいから大丈夫！

スチーマー内で飛び散った銀杏も、清潔に回収できますし、レンジ内も汚れません！


スチーマーはそのままお皿として使えます。


そして、同じく東急ハンズで買った


銀杏割り機！



先日買った「ワカコ酒②」という漫画で、銀杏を割る専用のペンチみたいな道具がさり気なく紹介されていて、



「こんなの有るんだ・・・知らなかった・・・」


と、早速買ってみたのです、１３００円。

使い方は銀杏を挟んで普通にペンチみたいにパチンとやるだけ。

すると、あら不思議、中身は潰れないのに、殻だけ綺麗に割れるんですよね～。


この銀杏割りも、今までは金槌から始まって、最近は「ポン酢の瓶」の底を使って潰したりして叩き割ってたんですが、テーブルは痛むし、ガンガン煩いし、殻は飛び散るしで結構大変でした。

こんな便利な道具があったなんて・・・びっくりです（笑）。

エメラルド色の銀杏に塩をちょっと眩して、日本酒の熱燗・・・


ぐひ～こたえられんな～



 
散々パチンパチンやって銀杏を堪能したあとは、シリコンスチーマーを食洗機で洗ってオシマイ。

封筒のゴミも出なくて良いやね。



銀杏爆発との長きに渡る戦いもやっと終わりを迎えました。



＜世の中で一番許せない物は・・・銀杏の入ってない茶碗蒸し！！だったりして？(^_^;)＞

 

*注*ちなみに銀杏は食べ過ぎると中毒の危険があるそうです！(^_^;)。
未就学児は不可、小学生は６個くらいまで、大人は４０個位までが中毒にならない目安だそうですわ。

気をつけながら楽しみたいっす。