気持ちが暗くなる話が多いので、笑顔になれた「よかった探し」。
こんな感覚も直ぐに風化してしまうのでメモしておきます。
自分のブログだもん、自分の気持を書く。
笑顔云々の内容はこの時期に不謹慎だと思う人も居るかも知れませんが、平にご容赦を。
バス待ちの人、高島屋さん、ありがとう!
3月11日、関東地方にも地震は伝わりました。
その時、うちのバーさんは何を思ったのか、高島屋1階で一人で買い物してたんですよね(笑)。
震度6の揺れ+立て続けの余震で、交通機関は麻痺状態、電車は結局終日運休。
一瞬にして携帯電話は不通になり、勿論バーさんのドコモ電話も全く通じず、家族は心配してました。
バーさんも、何とか連絡しようと、公衆電話に並んだそうな。
古い人なので、公衆電話は災害に強いって事を思い出したらしい。
そんな訳で、その時はまだ通じていた自宅の電話には連絡がついたんですが、交通機関が止まってるので帰るに帰れなかったんですよね。
足の悪い身障者のバーさんは動くに動けず、高島屋の入口近くでオロオロしてたら、高島屋の人達が屋内に誘導して休ませてくれたそうです。
高島屋はまぁ結構中高年に人気がある百貨店ですが、お客や道路に居る人の為に1階を休憩所として開放してくれたんだそうな。
ですから、沢山の中高年の人達が床に座って状況が改善するのを待つことができたそうです。
高島屋さん!ありがとう!
その後、通りのバスが動き出したので、バーさんはバス停に移動しました。
ところが、当然の様にバス停は大混雑、大行列!半端じゃない長さになってて、とても乗れそうに無いし、タクシーも同様でどうしようもありません。
バス停の行列を眺めてオロオロしていたら、バス待ちの人が杖をついているバーさんを見つけて声をかけてくれたんだそうです。
何人かのサラリーマンの人達が、自分も待っているのに最寄り駅行きのバスが到着すると、バーさんを自分達の前に入れて、直ぐバスに乗せてくれたんだそうです。
おかげでバーさんは最寄り駅まで1時間で到着し、最寄り駅のバス停はそれほど混乱してませんでしたので、自宅前行き(^^;)のバスに直ぐに乗れて家に帰り着いたそうです。
すっかりかみさんに高島屋まで迎えに行かせようと覚悟してた私は、5時頃たまたま繋がったバーさんの家の電話に本人が出てびっくらこきました。
その夜は沢山の人達が帰宅難民になり、会社や駅に泊まっていたのはご存知のとおりです。
うちのバーさんが駅に泊まる事になったら・・・と想像するだに恐ろしい。
名前も知らないですが、自分自身の家や家族も心配だったでしょうに・・・
バス待ちでバーさんを乗せてくれたサラリーマンの方々!
本当にありがとう!
交通整理のおまわりさんありがとう!
3月11日11時頃、私が最寄り駅に着いてみたら、駅の周囲は大停電(^^;)。
コイン駐輪場の自転車は出庫することが出来ず、仕方ないので家に向かって歩き出すと、信号機まで止まってました。
そこには既に警察官が手信号でニンジンを振りながら交通整理してました。
辺りは真っ暗で、自動車のライトが妙に眩しかったです。
交差点には既に何人かの人が横断待ちしてました。
そして、おまわりさんが歩行者を通すために道の車を止めようと、手信号とホイッスルを振って車を止めようとしたんですが・・・
そこに遠くから凄い勢いでエスティマが!
アブナイ!って思ったんですが、慌ててブレーキを踏んだエスティマは横断歩道上でやっと停止。
おまわりさん微動だにせず、その距離数メートル。
そして、何事も無かったかのように淡々と歩行者を誘導。
いや、仕事だからとか制服の威力だとか色々言われるかも知れないけど、真っ暗な中の手信号での交通整理なんて誰も慣れてませんし、エスティマの人も迎えに行ったりするために急いでたかもしれないし、単純に見落としたのかも知れないし・・・。
「命がけなんだ・・・」
と、私は見て感じました。
人命の為に命がけで働く人がここにも居るんですね~。
おまわりさん!ありがとう!
ポコポコ煙突??
計画停電の街中で、どのビルも電気が消えてました。
停電すると信号機まで止まってしまうのを初日に見てしまったので、出先から外に出て、駅まで歩くのにはかなり不安がありました。
特に5車線の交差点を渡らなくちゃ行けないので、こりゃ下手すると命がけだな・・・とか思ってましたが・・・。
実際に交差点に行くと、普通に信号機が点いてる。
あれ?ここは停電対象地域じゃないのかな?
とか思ったんですが、この大きな交差点のはるか先の小さな交差点の信号機は暗いままです。
もちろん、周りのビルも商店も照明が落ちてます。
車の音だけで、妙に静かなんですよね。
首を傾げながらも、普通に信号機の「通りゃんせ」を聞きながら、横断したんですが・・・
ポコポコポコポコ・・・
何だか壊れた「でんでん太鼓」を鳴らしている様な変な音が聞こえてきます。
なんだ?この音??
って思ったら、道の反対側の茶色い箱の方から聞こえてくるようで、箱の上の銀色の部分から盛んに白い煙を上げてます。
最初は「何だありゃ??蕎麦屋の屋台かな??」
いや、そんなバカな、何時の時代の人間だよ俺。
なんて・・・頓珍漢な事を考えてしまいましたが、次に信号機を救済するための自家発電装置だと気が付きました。
近づいてみてみると、ポコポコポコポコ言いながら、盛んに煙突から煙を吐いてます。
その先の大通りの信号を見ると、ずっと先まで大通りだけキチンと信号が点灯してます、更に驚いたのはどうも時差式で連動して動いてるようなんですね。
その上、自動的に自家発電に切り替わったらしく、その通りだけ交通に淀みが無いんですよね。
これは凄いと思いました、そして感動しました。
自動切換えの無停電電源装置なんて、1日2日で用意できるもんじゃありませんから・・・しかもこれだけ大規模だと綿密に計画された設置計画があって整備されたものと言うのは容易に想像できます。
「停電になれば信号機が止まるのは仕方ない」程度の認識でしかなかった私は、何年も前から大規模災害、大規模停電を予測して、着々と準備して居た人がいると言う事に驚きを感じました。
各地の交差点で事故が多発している状況で、この自家発電装置は何と有難い事でしょう。
少なくとも私は安全に道を渡れました。
自転車の親子連れとか、学生も普通に渡ってました。
命を渡す小さな煙突です。
無骨な茶色くて四角い箱ですが、ポコポコ言いながら一生懸命頑張ってる信号機くんを見ていると・・・
なんだか可愛く思えて来て、思わず笑っちゃいました。
笑いながらウルウルして来ました(^_^;)。
今後はLED信号が増えるでしょうし消費電力が減りますから、エンジン発電も良いですが、ソーラー発電で電池に充電して停電対応とかの信号機も増えるといいなぁとは思いました。
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自転車置き場のおじさん。
あいさつが増えた街
そして、被災地の最前線で働いているプロの方々。
ただただ無事で活躍される事をお祈りしています。
被災地以外でも嫌なこと恥ずかしいこと悲しいことイッパイ有りますが、
涙を燃料に。
笑顔を潤滑油に。
心のエンジンを動かして
折れないように、忘れないように。
<自分を責めないで、明日を信じて>