先日、ネットのニュースでこんなのがありました。
新海誠『君の名は。』監督自らが執筆した小説も大人気 72万部突破へ
へぇ、
そんなに評判いいんだ、新海誠監督も凄い人気だなぁ。
なんて思って、ついでに
Huluで、どれどれ・・・って「言の葉の庭」まで見て首を傾げたりしてたんですが・・・その
記事の中に何気なく、その他のKindleの小説タイトルも出てたんです。
3位『ソードアート・オンライン (18) アリシゼーション・ラスティング』川原礫[著](KADOKAWA)
おおっ、
ソードアート・オンラインの川原先生も相変わらず人気だなぁ~!2017年には
映画も公開だし、楽しみ楽しみ・・・
ん・・・ん??・・・んん??
Kindleでソードアート・オンラインだと!?
今まで頑なにKindle化してなかったソードアート・オンラインだとっ!?
しかも、
K❍boより安い価格設定で、20%のポイントバックだと!?
ガーン!!!
Σ(゚口゚;
調べてみたら
今年の7月末から、電撃文庫のKindle化されていなかった作品、ソードアート・オンライン、アクセル・ワールド、魔法科高校の劣等生・・・等がKindle化されているとのこと。
一体どうしたんだ!KADOKAWA!
お前にはBookLiveが有るというのに!
例え数十億の赤字であろうと!
凸版印刷の旗のもと、城を枕に討ち死にしようと誓った中ではなかったか!
(嘘です(笑))
と、言っても、コレはもう致し方ない、段々
日本の企業も
「考えるのをやめた」
って状態になってるんじゃないかと私なんて感じてしまうんです(^_^;)。
Amazonって言えば、
アメリカ発のアメリカに本社があるアメリカの企業です。
日本のコンテンツ事業者としては
完全に黒船で、
せっかく国内でコツコツと作り上げた流通網や販売手数料徴収体制を横取りされてしまい、
「冗談じゃない!」って感じで色々な対抗措置を取ったりしてきたんですよね。
例えば、
Kindle端末の家電量販店ボイコット事件とか(笑)。
一番滑稽で一番空気だったのは、いつぞやの
「ジャパゾン発足!」でしたけど、
2013年に政府の肝いりの上鳴り物入りで登場したこのサービス、
飛ぶ鳥どころか殆ど卵の状態のまま事実上立ち消えになってます(^_^;)、ってか
覚えてますか?電子書籍って物理書店で買えるんですよ!すごい便利でしょーーっ!(棒)
でね、
何をやっても勝つのはAmazonなんですよ、そりゃもう仕方ないよね、
だって誰が使っても便利で早いんだもん。
2015年の時点で、
日本のプライム会員の推定会員数は600万人って言われてます。
でね、伸び率が凄くて、
二桁の率でどんどん会員数が伸びてるんだそうな、
2014年~2015年で日本のプライム会員は1.5倍増ッて言うんだから、もしかしたら
既に1000万加入かも知れないよ?
Amazonはプライム会員数を公表してませんから、あくまでも予測とか憶測ですが、
1000万加入なんて事になったら、強制加入みたいな
NHKの加入者ですら3500万なのに、ホントに
大変な事態です(^_^;)。
あの
コストコですら、日本の会員数は450万人なんですよ。
こうなるともう
一時期のヤ❍ダ電機みたいなものです、その
系列店舗で扱わなければ販売していないのと同じって状態ですよね。
つまり、Amazonで売らない商品は商品にあらずと・・・
そんな状況がヒタヒタと近付いて居るような気がして仕方が有りません。
こうなってしまうと、下手な浅知恵休むに似たり。
長いものには巻かれておけ・・・で、
日本のコンテンツ提供企業が
「考えるのをやめた」
んじゃないかと・・・
そんな邪推をしてしまうんですよね。
Amazonの凄い所は、損するギリギリまで・・・と言うか
損してもギリギリまで全力で攻め続けるって所です、
ですからライバルは不安になって守りに入ってしまい、どんどん後方に置いてかれてしまうんですね、
Amazonは物流拠点まで自社で用意して、販売自体を自分でやったりしてますけど、ライバルと言われていた
楽天は赤字の臆病風に吹かれて事実上物流事業から撤退してしまいました。
なんでそんなことが出来るのか?ってのはやっぱり
プライム会費と言う絶対安心の収入源があるからです。
Amazonは詳細を公表してませんから、具体的な収支内容をコレコレ幾らとは判らないのが実情ですが、
同じ様な会員制のコストコが収支を公開してるので、十分
参考にすることが出来ます。
実は
コストコは全世界で13兆円の売上が有りますが、
原価と経費もトントンで、
全世界で1000億円ほどしか儲けが出てません(^_^;)、で、売上とは別に
会費収入が3000億円弱有って、
毎年4000億の利益が出てると言う状態になってます。
つまり、
会費がなかったら設備投資も怪しい、まさしく会費で支えられてる企業なんですね、それでも
継続率は9割と高率をキープしてて、
お客さんが満足して買い物して年会費を払ってるって言う状態になってます。
Amazonも全く同じで、プライム会員になると
物凄くお得で、特典だらけ!
買い物体験も早くて送料無料で便利で安い!
もう、
ヤメる人なんて居るわけもなく、
毎年会員が増えちゃうって感じになってます。
その位、
会費という固定収入は強烈に企業に働くものなんですね。
そんな
会員が日本国内に600万・・・
更にAmazonのタチが悪いのは(笑)
全てのサービスをワンストップで行えてしまうと言う部分です。
フィギュアを買おうと、家電を買おうと、プライムビデオで映画を見ようと、プライムミュージックで音楽を聴こうと・・・そしてKindleで本を買おうとも!
全部一つのIDで済んでしまうんです。
これじゃ
もう他のサービスはお手上げです、
映画見るために別のIDで、音楽を聴くために別のサービスで、オタグッズを買うのに別のサイトに、本を読むのも別サイト・・・その上、ユーザーインターフェースはバラバラで、イチイチ操作や規約を把握しなくちゃなりません!
Amazonなら一発で済むのに!
コンテンツや商材を提供する側も、
Amazonで売らざる負えないんですよ。
ユーザーがAmazonから出てこないから、他の所で売ってても売れないんです(^_^;)。
ユーザーがAmazonに依存すると、国内の企業もどんどんAmazonに依存し始める・・・
Amazonの支配がまた一歩進んだか・・・
全ての流通をAmazonに!!!
その時こそプライム会費の値上げだ!!!
一気に
倍に!年額8000円!
そして
潮が引くように会員もやめて・・・・・
行ったりはしない!(^_^;)。
だって、
オレ、会費が倍になってもやめないもん、
月に650円じゃ十分お得だし。
ええい!じゃ、3倍の1万2千円に!
コレで流石にやめる・・・
のはHuluかも(笑)、そんだけ高くなれば、動画配信もアメリカ並みにコンテンツも充実するんでしょ?
アメリカは12000円なんだもん、
そしたらHuluに年間12000円払ってるから、そっちヤメるわ。
ってな感じ(^_^;)、まぁ
値上げの部分は私の個人的な感想ですけど、
倍にしてもプライム会員やめる人、結構少ないと思います。
そう
つまり、
値上げしてもAmazonやめますか?それとも他の単体サービスやめますか?って選択になって・・・、
ますますAmazonの寡占化が進むんじゃないかと、私なんて思っちゃうんですね!
KADOKAWA電撃文庫のKindle化を知って、
ますます支配の足音が強く聞こえてくるような・・・
そんな気分になりました。
<同調せよ!迎合せよ!追従せよ!服従せよ!心酔せよ!傾倒せよ!崇拝せよ!弾圧してあげるから♪>
Posted at 2016/09/17 18:51:35 | |
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