あけましておめでとうございます。
m(_ _)m
いやぁ、
やっと観ましたよ、
新海監督の新作劇場アニメ、
「君の名は」
ともかく、
息を呑むほど美しい映像と、
最後にホロリと来る感動的なストーリーで
良かった。
スターウォーズで寝そうになってた
かみさんも、
「思っていたよりも、ずっと良かった」
と言う、
最大限の賛辞をしていたし、確かに現時点で
日本の興行収入歴代4位の200億円超えは伊達じゃあないって感心しました。
・・・って、単体で
「君の名は」だけ観ると良い映画なんですけどね(^_^;)。
それでも
オイラはヒトコト言いたい。
新海誠監督!
あなたは
何回同じネタで引っ張るんだ!
ほしのこえ
から始まって、
秒速5センチメートル
言の葉の庭
君の名は
と・・・
運命系ののカップルがどうのこうの・・・って・・・何回目?(^_^;)。
何か
恋愛に対してトラウマでも有るのか?と、
変に穿った見方をしてしまうじゃないですか。
(奥さん美人なのに!(笑))
なーんて
良い映画だなぁ~って
思いながらも、
ちょっとだけ「またかよw」って思っちゃいましたよ。
女性と男性の精神が入れ替わるってのは、
アニマ・アニムスを思い起こさせて、更に
ヒロインが「母親に似て美人」で
ヒーローが「東京のイケメン」ってなると、お互いの
「理想の人」を感じざるおえません。
この「理想像」と「アニマ・アニムス」って言うの
で連想したのが岬 兄悟先生の「魔女でもステディ」や「女神にグッバイ」等の
ラヴ・ペア・シリーズ。
アニメ化もされたけど、こちらも
かなりエッチな内容で、
「理想の彼女」が突然現れて、ドタバタすると言うSFラブコメ小説でした。
とり・みき先生がイラストを提供してたりして、
今のラノベの先祖みたいな感じでしたね。
(Amazonで1円なので興味のある大人の人は是非(^_^;)。)
君の名はを観て1985年の魔女でもステディとか思い出してしまうって言うのは・・・
この手の
「運命の人」的ストーリーが、普遍的なテーマで、人と人との
出会いには何か理由があるのでは?って言う
誰しもが想う気持ちが人々の中でずっと持たれているって事じゃないか?
なんてね(^_^;)、私みたいな
オッサンオタクは直ぐ思ってしまう訳です。
何度も言いますが、
映像はともかく綺麗で、
デジイチで撮影してフォトショップで彩度を上げた様な絵を連続で観てる様な感じでしたし、
ストーリーも伏線入れまくりの回収しまくり、
セリフの一言一言が噛み合って、
ラストは
運命の糸が結ばれ「一言」で纏める等、
お見事としか言い様がない、
爽やかなカタルシスを感じてホロリと来てスッキリする。
ネタバレで小説を読んでても、また
何度見ても、良い映画だと思います。
状況的にも、変に
商業主義的な臭いのしない清々しさで、新海監督のファンだと公言する主演の神木隆之介君をはじめ、
スタッフ・キャストが出来る事を全部ぶち込みました!と言う惜しみのないパワーが画面から伝わってきます、更に
主題歌・挿入歌も良かったわ、
RADWIMPSは新海監督が「好き」ってだけで決まったらしいけど、好きこそもののなんとやら・・・
計算も打算も余り感じられない一体感が実に気持ちよかった。
ディズニーのファンには悪いけど、
プロモーションでゴリゴリに魅せるタイプの映画が多い昨今、
監督が作りたい「オリジナル作品」と言う、作品性で観客を引っ張った映画は、近年無かったんじゃないですかね?
皆が惹かれる理由も何となくですけど・・・
自分と一緒に居る
パートナーや関係者が、「何処か忘れてしまった世界」で強く惹かれ合う存在で、運命的に出会った人だとしたら?
人と人とを結ぶ力に理由を与えて、
勇気をもらえるような、
そんな作品だからヒットしていると思いたいです。
ところで・・・
ちょっと
「またかよw」的な部分での懸念が一つ・・・
これだけの
大ヒットを飛ばして、配給会社や海外からも大注目!新海監督おめでとう!
な、雰囲気ですけど・・・
今後は
「次回作」での周囲の
ファンや社会から強い期待と注目をされてしまう訳で、
余計なお世話ですけど、大丈夫なのか?って・・・
良くも悪くも「作品性」で印象に残り、「君の名は」は
今までの作品の集大成的な部分も感じる所もあるので、
いろいろな意味で次もまたのびのびと制作できるのか?って心配になります。
同じ様に「オリジナルの作品性」で先に世に出て、ランキングトップに君臨する宮﨑駿監督は既にかなりの年配者ですが、
新海監督は若手と言っても良い年代。
周りから余計なチャチャが入って、変な方向に転んだりしないでほしいなぁと・・・
願ってます。
これからも良い作品を出して欲しいと思うし、
また共感させてもらえる作品が観たいですね。
ホントに余計な心配ですけどね。
ちなみに・・・
公然の秘密ですが、
配給会社の管理が悪かったのか、何と
中国ではネット配信や海賊版で既に見れちゃうというウワサがありますwwww。
無論公開前にw。
ところがこれも変?な話で、
中国での映画公開も蓋を開けてみたら日本映画歴代トップの90億円をあっという間に突破して、大入りとなり、
日々記録を塗り替えロングラン決定って言う事態になってしまいました(^_^;)。
海賊版自体も公然と売られている(200円程度)らしいのですが、
中国の観客は海賊版を買うのを「我慢して」(笑)映画館に足を運んでいると言う珍しい(?)
現象まで起こっているそうです。
私も「新海監督作品だし、話題作だから」と映画館に行った部分もあり、
皮肉なことに映画の
「作品性」こそが、
最強の不正コピー対策・海賊版対策・レンタルビデオ待ち対策になってるのでは?とも思わせるフシも感じてしまいました。
それにしても、
日本の邦画歴代興行収入ランキング上位4本が全てアニメ、更に
その内3本は原作脚本監督も一人がこなし、
人物から背景まで全てを創作した、
オリジナル作品と言う現実を見て、
日本の映画界は何を思うのか?
日本はアニメの国なんだなぁ・・・と
想うと共に・・・
何処かから
借りてきた原作の、
俳優人気だけに頼った見るに耐えない汚物を増産する日本映画の現状に漬物石でも投げ込んでくれる機会になればと!
願わずにはいられません。
お正月のイオンシネマはそこそこお客さんも入ってて、
「君の名は」は未だ人気衰えずって感じですね、
実に良いことだと思います。
<今作、音楽も統一感があって、シーンごとにビッタリハマってた!ほぼRADWIMPS独占って言うのは実に良い選択だったと思う、何回も使えない手だけど(^_^;)、次回作は音楽のコラボも話題になったり?>
Posted at 2017/01/05 00:38:14 | |
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