アップサンプリングというのがありまして。
CDの録音をハイレゾ相当に引き上げるんです。
サンプリング周波数(一定時間内でどれだけ音の強弱を測るか)
量子化ビット数(音の強弱を何段階で表すか)
それらをCDよりも大きくする。
簡単に言うと、入れ物を大きくするって感じでしょうか。
サンプリング周波数を大きくすると、高音域まで記録できますし
(この周波数の半分まで記録できるといわれてます)
量子化ビット数を大きくすると、記録できる大きな音と小さな音の差が大きくなります。
でも、すでに入っていた情報がそれで増えるわけではない。
入っていない高音域の差は推測して埋めたとしても、本当の情報ではないわけです。
よく言われる「
ニセレゾ」というものですね。
スマホの音楽プレイヤーにはDSD変換再生という機能を持つものがあり、
たとえは、
HF PLAYER。
これを使って、DSD対応のアンプに出力すると確かに音が違うんですよ。
音が明瞭になるように感じます。
またもや、岡本真夜のAloneで聴き比べ。
聴き比べに使ったのはアルバム版です。
こちらは、CDを
TEAC Hi-Res Editor を使って単に192Khz/24Bitのハイレゾ化したもの。

高音域の補正はしていないから、100KHz弱まで記録できる性能があっても
CDが記録できていない22KHz以上の情報はないですね。
ないものはないんです。
自分の耳では違いが感じられないです。
こんどは一旦DSD2.8に変換して、それから再度192Khz/24Bit化してみました。

まえ、
DSDに変換したら息遣いがわかるようになったと書いたもの。
40KHz付近にあるDSDの特徴である人が聞こえない超高音域に追い出されたノイズがわかりますね。
人がギリギリ聞こえる超高音域(20KHz)付近も比較すると変わっているんですよ。
だから音が違って聞こえたんですね。
DSD変換再生、できるならやってみる価値はあるんじゃない?ってお話でした。
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Posted at
2017/07/29 02:10:17