
それは空からやってきて破壊の限りを尽くした。
ビームの直撃を受けて、爆発する町並み
溶け行くビル
倒壊する東京タワー
人間は無力。
なすすべも無く。
館長 庵野秀明 特撮博物館 を見に行ってきました。
平日午後だったのに、入場で30分待ちとは。
昔、テレビで見ていたウルトラマン。それ以前の全然知らない特撮物から。
その撮影に使われたミニチュアやマスクが飾ってあり、 番組を知らなくても面白い。
時代を感じさせる展示物。でも、今よりも夢がいっぱいあったような。
こんな設定、科学的には㌧でもですが、それだけに下手にリアルさを目指すと絶対に
考えつかない。だからこそ、夢がいっぱいと感じるのかもしれない。
そして、ミニチュアの展示ゾーンの最後付近に展示してあった破壊シーンのミニチュア。
国会議事堂の破壊された姿。
この造りこみにはマヂ圧倒されましたよ。ここまで特撮技術は進んでいたのか。
それで、いよいよ本目的の、映画「巨神兵東京にあらわる」を観ました。
当初、過去のミニチュアと着ぐるみを使ったどこかチープさを感じるのを予想してました。
確かに、当初はミニチュアであることが分かったり、あえておもちゃを使っているのが
分かったりしていました。
しかし、その後の破壊シーンは、CGを一切使っていないのが信じられない位の迫力。
久々に映画の世界に飲まれました。
プロトンビームを受けて溶解して爆発するビル。これがCGで無いとは信じられない。
その後、この巨神兵、中の人がいないのを知って驚き。外から人が動かしていると。
確かにこんな細身の体に入れる人なんてまずいないと思う。
日本の特撮技術はここまで進んでいたのか。
最初の頃の、あえておもちゃと判るようなことをしていたのはスタッフの遊び心かなと。
これは、後世に残していくべき技術だと思う。いや、ここまでくると芸術。
久々にすごいのを見せていただきました。
で、東京タワーを破壊するのはお約束なのね・・・
Posted at 2012/10/06 23:17:37 | |
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