
昨日の
KonaLinuxの解析ですが、
どうも腑に落ちないところがあって
今度はVolumioで実際にどう動いているかを確認しました。
DSD音源は、CDとかで使われているPCM音源と元から違うものです。
CDは細かく切り刻まれた時間の中での音の強さを記録するのに対して、
DSDは音のある・なし「のみ」をPCMよりはるかに細かく切り刻んだ時間で記録
それを密度として記録するそうです…自分も勉強中よくわかってませんが
両方とも一長一短がありまして、手軽さを求めるにはPCM音源です。
DSD音源は超癖がありますが、空気感・静けさは癖になる。
再生させるのが難しいのがチャレンジ精神をあおるもの<私だけ?
さて、DSDの表現を引き出すネイティブ再生には2種類の方法があります。
一つは直接DSDデータとして渡す方法。
画面では「DSD Direct」 (以下Direct)と書かれてるもの
もう一つはPCMの形式にだまして渡す方法。「DSD Over PCM」です。
DoPと呼ばれているものですね。なんでPCM形式にするかというと、
途中の経路の関係でPCMの形式でないと通らない場合があるとのこと。
さて、DoPですが、これはちゃんとDSDとして送っています。
formatにあるビット深度ですが、
DoPの場合、16BitにDSDマーカーが8Bit加わって24Bitとなります。
なので、16Bit × 176400Hz = 2822400Hz → 2.8224MHz
ちゃんとDSD信号として再生してます。
ただ、DSDマーカー分があるので実際に送られるデータは4.2336MHz分
結構無駄が多いです。
自分の場合ラズパイに載せてあるSRCはDoPに対応しないようで音が出ません。
(信号変換用の基板。PCM形式をDSD形式に変換するもの)
対して Direct の方はDSDではありません。
24Bit/192KhzのPCMに変換して再生しています。
ちなみに、DSDとして再生してるとこうなります。
formatのところに「DSD」の文字がありますね。

こちらはUSB DACを使用。
ラズパイとSRC(DAC)の接続に使っているI2Sの場合、データは送る一方。
受け取り側から返す仕組みがありません。
なので、SRC側から情報をもらってPCM変換にしているとは考えにくい。
ラズパイにドッキングするタイプのDACでDSDを再生するにはDoP一択
ということですね。
Posted at 2020/02/10 23:07:26 | |
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