2008年11月05日
今日は告別式、そして火葬。父の肉体がこの世から消える。
何処かの温泉旅館に見える控え室。
眠っているように見える父。お棺をコンコンとノックする。おはよう。
振り返ると、食い散らかし、飲み散らかした机の上に苦笑。生前出来なかった、飲みを伴う旅行。それが、最後に実現できた。
軽く昨日の残り酒を飲み、自分をリラックスさせる。クマ親父さんの言われたとおり、肩の力を抜かなくてはいい儀式はできない。
旅行気分はここまで。さあ、これから準備だ。やらないで後で後悔するなら、やって失敗しよう。参列者の前で恥かいてもいい。とにかくベストを尽くして父を送る。

Posted at 2008/11/05 08:27:47 | |
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2008年11月04日
本日はお通夜。
新聞のお悔やみ欄に載っているのを確認。自分が依頼した事とはいえ、またひとつ父の存在を消していくような感じがする。
納棺の儀を終え、父の永遠の旅立ち準備が完了。
もうだめだ、自分が抑えられない。satokoの胸で泣き崩れる。自分の背中を優しく叩いてくれたsatokoに励まされ、ようやく自分を取り戻し、眼鏡についた涙を拭き取る。
そう、泣き崩れる前にやるべきことがあるんだ。
いよいよお通夜の儀がはじまる。100名以上参加してくれた。
参列者、そして自分を心配してくれているみんカラはじめネットで知り合った方々の気持ちに応えたい。立派に父を送る。喪主として、息子として胸を張れるように。
焼香の時、いつもより長く礼をする。感謝の気持ちで自然と長くなった。次にひとつひとつ香をくべる。その時、反省、後悔の念は伝えない。自分たちは前に進んでいく。安心してくれ。と父に伝えるため。
儀式中、幾度も込み上げる気持ちを抑え続ける。そして、お坊さんの話し
先に戒名に込めた父の姿の話をお願いしていた。そして話がその部分に移る。予想していた通り耐えられない。涙が頬をこぼれ落ちる。
参列者の皆様が帰るのでご挨拶。掛けてくれる言葉。終わり付近は涙止まらず。いつ泣き崩れてもおかしくないが、なんとか自分を保つ。
それから食事を振る舞う。挨拶は、言いたいこと纏めたのに言えない。思いっきりどもりまくる。そのかわり、言える言葉の一句一句心を込め伝えるようにした。
今回の自分の出来についての自己採点はしない。父の葬儀は一回のみ。その時ベストを尽くした。それだけでいい。
明日もベストを尽くしたい。
目が痛い。自分を抑えているつもりであるが、かなり泣いている。でもまだだ。まだまだ。
泣き崩れるのはベストを尽くしてやりとげてから。その姿を父に見せて、思いっきり泣こう。頑張れ、自分。

Posted at 2008/11/05 00:01:21 | |
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2008年11月04日
父が亡くなって3日目
本日はお通夜。
天気は晴れ。父の永遠の旅立ちに相応しい。
しかし、先ほどまで手紙などの整理。父のそばにいなかった。父には申し訳ないけど耐えられなかった。何かしていないと…
妹と弟も自ら手伝ってくれる。気持ちは私と同じだろう。
父が書き残したメモが見つかった。亡くなった後の事が書いてある。最後付近は震える文字で。涙が溢れてきた。整理を中断して一人になる。
今まで数々の方から聞いた、生前の父の話。
そのたび取り乱さないよう耐えていた。自分は喪主。父を送らなければならない。だから、泣き崩れるわけにはいかない。
今、一人でブログ書いている。その手が何度も止まる。涙で携帯の画面が霞む。
そのたび自分を保つように自分に言い聞かせる。でも、もう限界を越えそうな自分を感じる。
今日と明日が重要な時。自分のベストを尽くして父を送る。

Posted at 2008/11/04 12:43:49 | |
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2008年11月03日
父の戒名に入れた言葉。
本人に一番ふさわしい言葉を選んだ。
前の日記に書いた、裏表どろどろの世界。そこを純粋に生きた父。
今日も忙しい中、父と無言の会話を取り交わし、今までの日々を思い返す。
父は裏表なかった。陰口も言わなかった。そして、虚勢をはることも無かった。
どろどろの世界の中で、純粋に皆に想いを寄せつづけていた。父の苦しみと偉大さ。
自分は父の足元にすら及んでいない。耐えられない。
泥の中から美しい花開く蓮のように、純粋で偉大な想いを持つ父。最もふさわしい言葉と思う。
喪主として、息子として最高の文字を選んだと自負している。
最近、涙流す時が増えた。なんとか自分を保ってくれ。まだまだ頑張れ自分。
明日はいよいよお通夜。大事なとき。父を送ったら想いを解き放とう。それまで頑張ってくれ。

Posted at 2008/11/03 23:23:37 | |
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2008年11月03日
父が亡くなって2日目
出来る限り父のそばにいる。色々な思いと共に。
まだ自分を抑えられてる。ただ、遺影を作るためのアルバムからの写真探し。父の笑顔、一緒に写っている成長していく自分。思いが盛り上り抑えられなくなりそうだった。
昨日の事を思い出しつつ、ブログ書く携帯の画面が涙で滲む。いつ、アルバムを見れるようになれるだろうか。
父をじっと見てると布団が呼吸で動いているような気がする。気のせいだけど。また、父と添い寝した時、呼吸の音がしたような気がなんども。なかなか寝れなかった。まだ現実を受け入れられていないのだろう。
死亡届を書いた。一筆一筆心を込めて、送る気持ちで。これで父の戸籍が抹消される、父の存在がまたひとつ消える。
組の人、親族と今後の葬儀を打ち合わせ。でも、ほとんどお任せ。自分で決められない情けない喪主。
自分は葬儀のこと殆んどなにも知らない。それがもどかしい。でも、周りが支えてくれている。本当に有難い。
事実、一人では無理。協力を頂きながら、父を後悔の無いように送りたい。
コメントは後で返します。

Posted at 2008/11/03 08:31:43 | |
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