なんで、わざと音を出していない領域を作っているのに、
うちのシステムでは音が抜けて聞こえないんだろう。
こういう不思議なことが起きるから、オーディオって面白いんですよね。
自分の設定、
スコーカー 2.5Khz 18db/oct
スーパーツイーター 10Khz 6db/oct
グラフにするとこんな感じ。スピーカーの担当する周波数帯、見事につながっていませんね。
当然、普通なら、高音スカスカの音になってしまいます。
アンパン万さんのシステムで同じ設定をしてもらいましたが、
予想以上のスカスカさ。聞くに堪えない音になってしまいました。
でも、うちのシステムでは、全くそんな感じを受けないんです。
測定してみるとこんな感じ。
ソースはドリカムの「大阪LOVER」。ドラムが力強い曲です。
ちゃんと音が出ています。
わざとスピーカーの担当する領域を思いっきり空けているとは思えないですよね。
サブウーハーが倍音成分で中高音を補うという記事をネットで見ました。
サブウーハーって普通はLPFをかけるから音声信号には高い音が含まれません。
でも、倍音成分で中興音域を補える。
これも同じなんでしょうね。
うちのスコーカー、高音部に変な癖があるスピーカーだなと思っていたんですが、
実はそうではなかった。元々、倍音成分が伸びる特性を持っていたんですよ。
音の刺さりは、自分がスーパーツイーターで「余計に」高音域を足していたのが
問題だったみたい。
アンパン万さんのスコーカーは、逆に倍音成分は少なく、入力信号に忠実なタイプ。
マルチスピーカーを組むなら、アンパン万さんのほうが使いやすいですね。
自分のは、倍音をうまく制御しないときつい音になってしまうから。
でも、高音がきつい(人の耳が敏感)な領域の音を消してあげるだけで、
スピーカーが勝手に倍音成分でいい感じに補ってくれるのは使いやすいかも。
逆に、音を足してあげると耳に刺さるヘンな癖が出てしまいます。
制御が難しいつうか、私では出来ない。だから、アタック感を求めるには向いていないけど、
自然な聞きやすさを目指すには結構向いているスピーカーなのかなと思います。
これがスピーカーの個性なんでしょうね。
Posted at 2014/04/29 01:22:22 | |
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