富山のかわのブログ一覧

※９月８日にさかのぼりアップしています。

最近は暑すぎるのと、子供たちとの予定が合わないためジクサーでちょこっと出かけています。
地形マニアの私は、氷見市の十二町潟が気になり行ってみました。

場所は、この辺り氷見市街地の西側になります。

今は、普通に陸地になっているのですが、縄文時代前期の６千～５千年前にはこの辺りは縄文海進と言われた時に海面が上昇し（５～６ｍ）海だったそう。
それが水位が下がると共に一帯が潟となって残ったとの事。

現在は、ほんの少ししか残してないですが、干拓によるものです。
幕末から明治にかけて排水の為の東へ直線的に人工的な川（仏生寺川：当時は新川）を莫大なお金をかけて作ったのだそう。
今は、汐留水門と排水機場により強制的に海に配水し乾田化されている。

富山県には、こう言った地域が射水市（富山新港）周辺にもあります。

 

暑い中、ジクサーでブブブーと走って行ってみました。

北側の入口。

観光ガイドもあります。

県内では有名な大伴家持（おおとものやかもち：奈良時代の国の役人です）の歌が書かれています。

この時は、この一帯がまだ海のような状態っだったようで布勢の海と呼ばれていたようです。

今は、北側の一部だけ残されています。

デザインされた橋がかけられています。

それにしても水草が多すぎ。汗

橋を渡ってみます。

ちょっと振り返ってみる。

西側の水草だらけ。

もはや、何が何だか。

さらに進み、潟と並行している万尾川。

ほぼ流れていません。汗
こりゃあ、水が溜まるわ。

さらに進むと蓮のようなものが。

オニバスだそうです。
花が少し咲いていましたが、あまり元気がなさそう。

これは、別の蓮。

柚が植えてありました。

ちゃんと実がなっている。因みにうちの柚は、ここ２０数年間一度も実がならない。汗

正月の鏡餅にミカンと一緒に乗せる、あの葉っぱです。

ちょっと気になり撮ってみました。(笑)

蓮だらけ。

時期が過ぎたのかまだなのかわかりませんが花は咲いていませんでした。

何故か、スズメの大群が木にとまって留まっています。

こんな感じで通路は整備されていますが、結構劣化気味。

とにかく、潟と言うこともあって水生植物だらけです。

野鳥が結構寄ってくるようで高倍率レンズを構えて撮影している方が数人いました。

天然記念物のイタセンパラと言う魚がこの辺りにいるとの事。

能登地震の影響なのか橋との境目が仮処置だけでこんな感じです。
まだまだ、地震の爪痕が残ってます。

橋を渡って戻りそのそばには、かなり朽ちているのですが、かつては、網を垂らしておいて魚が入ったところで引き上げてとっていたそう。

出来てから、かなり経っているので全体的には、こんな感じですね。
それにしても歩いているだけで熱かったです。帰りは、バイクに乗ると風で汗がすーっと引いていくのでした。