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2024年07月07日

avecの夢希望まかせてエターナリー!ふ...どこかで聞いたようなセリフねしろデミちゃん

avecの夢希望まかせてエターナリー!ふ...どこかで聞いたようなセリフねしろデミちゃん 青白い朝に曇るフロントガラス
 少しのホットコーヒーと優しいくちづけ


「禁断の先走りシリーズその手があったか」


「網走の夏も悪くないな...」


......


どうでもいいことかも知れないけど、俺は今、網走にいる。いるっていうか、住んでるんだけどね自分でも驚くけど。だってさ、これまで自分が歩んできた人生の中で網走に住みたいなんていう気持ちっていうか、そもそも網走ってワードすら出てきてないからね。だから、人生って何が起こるか分かんないもんだなって最近思ったり。
でもそんな言い方すると運命に身をゆだねてるようなニュアンスに取られるかも知れないから一応言っておくけど...ちゃんと自分で選択してきた人生なんだって思ってる。ある意味、自分の人生なんだから覚悟してるっていうのかな。何が起きたって、後悔はしても絶望はしない。


......


前の職場の上司が網走に一緒に来ないかって俺を誘ってくれて...あ、上司って女性ね。で、当時の俺は生きる目的も何も無かったような状態だったから、それも悪くないかなって思って彼女と一緒にのこのこついてきたってわけ。なんで俺なんかを?って正直戸惑ったんだけど、彼女の言葉の力強さには敵わなかった。


いつもあなたに言ってるけど、
人生楽しんだもん勝ちよ。
だってそうじゃない。
つまらない時間を過ごすより、
楽しい時間を過ごす方がいいに決まってる。
自分が自分でいられるうちはとにかく楽しく過ごすの。
そのためにはわがままでも欲張りでもいいの。
やりたいことをまずはやってみるの。
やってだめなら次に行けばいいの。
今のあなたは可能性のかたまりよ。
このわたしが言うんだから間違いないわ。
暗い顔も悪くないけど...笑った顔も見てみたい!
ってことで急だけど、
わたし明日の昼には実家に帰ることになってて、
両親も待ってるしもしあれだったら一緒にどう?
寒空の下で食べるおでんは最高よ?



今思うと変な誘い文句なんだけど、おでんが気になっちゃって。とりあえず着の身着のまま彼女と一緒に網走へ向かったんだ。慌ただしかったけど、女満別空港に降り立った瞬間のこととか、その時の彼女との会話なんかも今でもはっきりと覚えてて...もうその時人生が変わった気がした。


「どう?」
「え?何がですか?」
「何がって、この空気よ」
「空気?ああえっと、これはなかなかの...」
「も~う、はっきりしないわね~!」
「え、そうですか?」
「こういう時はイエスかノーで答えるの」
「はあ」
「で、どう?」
「...めっちゃ寒いです」


......


空港から網走行きのバスに乗った。左を向けば車窓から見える美しい雪景色、そして右を向けばうつむいてうとうととする彼女。昨日までの残念な生活から一変したそんな状況に混乱もしたけど、これから始まる新しい生活へのワクワクの方がすごかったんだ...なんでだろうね。
バスに乗って30分ほどで網走市内に入ってきた。目を覚ました彼女が、外を眺める俺に話しかけてきた。


「何考えてるの?」
「あ、起きたんですか」
「やだ、寝てないわよ」
「しろみさん、いびきかいてましたよ」
「...ばか」
「あはは」
「で、何考えてたの?」
「...今日はホテルですけど、アパート探さなきゃって」
「アパート?」
「ええ」
「なんで?」
「え?なんでって、これから暮らすのにずっとホテ...」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「え?何をですか?」
「わたしの実家」
「実家?」
「部屋空いてるから」
「へ?!」
「嫌?」
「...ちょちょちょっ!いやそんな実家とかいきな...」
「石油ストーブも冷蔵庫もあって快適よ?」
「ほほぅ...っていやそういうことじゃな...」
「はい決まりー」
「えっ?!」
「これからよろしくね」


......


網走駅に到着したバスを降りると、凍てつくような冷たい空気が薄手のジャンパーを軽々と突き抜けてきて、俺の体を震え上がらせた。でも、吐く息の白さに興奮もした。
知らない空気、知らない土地、知らない街並み...。すべてが新鮮で心洗われるような気持ち。そして、駅まで迎えに来てくれていた彼女の両親が着ていたモコモコのロングダウンコートをうらやましいと思う気持ち。


「お帰りなさい、しろみ」
「ただいま...お母さん」
「しろみ、元気そうだな」
「うん...お父さん」
「3年ぶりか?」
「そうね」
「それはそうと...」
「ん?なに?」
「君か?しろみの彼というのは?」
「...ふぇ?!お、俺ですか?!」
「や...やだお父さん!その話はまた後でね!」
「いやー!そうかそうか父さんうれしいよ!」
「ほ...ほらほら早く帰ろう!お母さん車どこ停めた?」
「しろみが幸せになってくれて母さん涙が出そうだよ」
「もーぅ!お母さんまでー!ほら車はどこ?!く・る・ま!」
「母さん、金箔入りの酒を冷やしといてくれ」
「はい、あなた」
「今日はお祝いだ!」
「ふたりとも勝手に話進めないでよ~!!」


......


彼女の家に向かう車の中で初めて知ったんだけど、彼女の実家はおでん居酒屋をやってて、夫婦二人で切り盛りしてるんだってこと。あの時に彼女がおでんを勧めた訳が分かったよ。
俺たちが帰ってくるってことで、わざわざお店を休みにしてごちそうを用意してくれていた。もちろんそこにはおでんもあって。金箔入りの酒を酌み交わしながら、今までのこと、これからのこととかをたくさん話した。そして、お父さんが酔って眠り始めた頃...彼女からの誘い。


「そろそろ行こっか?」
「え?どこに?」
「はい、このお皿におでん入れて」
「おでん...ですか?」
「で、これ着て」
「あ、これって...」
「ほら、約束したでしょ?」


......


モコモコのダウンジャケットを着て、熱々のおでんを入れたお皿を持って俺たちは外に出た。さすがにかまくらは無かったけどテーブルとイスが置いてあって、酔いも冷めるほどの寒さの中で俺たちは二人きりで話をした。


「あっつ!」
「はは、やけどしました?」
「したかも~」
「しろみさんっておもしろいですね...ってあっつ!!」
「ふふ、お互い様じゃない」
「あのこれ、あえて外で食べる必要ありま...」
「...ねえ」
「ん?なんですかしろみさん」
「さっきはごめんね親が変なこと言って」
「あーあの...かれ...とかなんとかって」
「ふたりとも心配性だから...」
「ええ」
「そうでも言わないとあなたを連れてこられなくて」
「ええ」
「まあでもわたしとしてはね...その...あなたがその...」
「ええ」
「あなたが良ければ...ほらなんていうか...か...か...」
「俺...しろみさんの彼になってもいいですよ」
「?!」
「...しろみさん?」
「も...もう!冗談は言わないの!」
「その...好きになっちゃったんで...しろみさんのこと」
「...本気?」
「ええ」
「...ありがとう」
「俺も...ありがとう...」
「うん...」

......

「...あ、おでん冷めちゃいますよ」
「そうだった、で、どう?」
「え?何がですか?」
「何がって、寒空の下で食べるおでんよ」
「あーこれ?ああえっと、これはなかなかに...」
「も~う、はっきりしないわね~!」
「え、そうですか?」
「だから~こういう時はイエスかノーで答えるの」
「でしたね」
「で、どう?」
「...めっちゃ寒いです」


......


自分では何も起きない人生でよかった気でいたけど、本当は変わりたかったのかも知れない。そんな密かな思いに彼女は気付いてくれて、それを叶えてくれた。
あれから1年半が経つ。彼女と色々な場所に行き、一緒の時間を過ごし、今、網走での二度目の夏を迎えようとしている。そういえば今日は彼女の誕生日だった。...恥ずかしいけど、今あらためてラブレターを送るよ。


- しろみへ -

誕生日おめでとう

いつも言っていることだけど

ありがとう 好きだよ

君の声 言葉 表情 コミカルな動き

すべてが愛おしいと思う

今の俺があるのは君のおかげだよ

ふたりの幸せな未来のために

これからも毎日を楽しく暮らしていこう

ていうか俺たち 結婚しよう!!

- おわり -





...あれ?これってプロポーズ?






あ、ロンパメです。






前回の “一週間程度はどこかのベンチに座って寒空の下でおでんを食べる人たちをあちらこちらで見かけることになりそうな気がしてならない夢のような話” の展開から8か月も経ってから続きの話をされてもほぼ全員が『いや前回の話とか遠い昔すぎてもはや闇』レベルの曖昧な記憶しかなくて前回の話を探すのに2時間くらいかかっちゃって網走市のホームページも検索したりした結果ほぼ全員がどうしてもやっぱり網走の寒空の下で食べるおでんのことが気になって網走駅観光案内所へのおでんに関する問い合わせが続出してその対応に追われた網走駅観光案内所の職員という職員の声が枯れてきちゃって付近のコンビニののど飴が軒並み売り切れてしまっていそうでしたが、先日は繁忙期を過ぎたスキー場に行ってきました。



☆前回の武士かわいい発見ブログはこちら
fashionableに衝動的に!ときめきコラージュしろデミちゃん

このスキー場に到着した途端、「あ、繫忙期を過ぎたな」って思いました。そう思った直後、私の中でこの場所のクル活ベストスポット入りが決定しました。静かで、広くて、人も車もいなくて、快適に愛車撮影が出来たからです。で、そんな静かで広くて人も車もいない繫忙期を過ぎたスキー場にいたしろデミちゃんは繁忙期の輝きを彷彿とさせるようなかわいさ(意味不明)が辺り一帯にダダ漏れでマジ繫忙期かわいいとか世界最強クラスじゃんやばっ(語彙力)!!

それってこんな感じかも!

(廃墟でしかない)

リフト券売場がありますね。

(過去の話な)

お、レンタルスキーとか便利ですね。

(え、バリケード見えんのか)

入口を見つけましたよ♪

(二度と開くことの無い入口な)

あ、奥にソフトクリーム屋さんがある!

(うんうんうん)

残念、今日はお休みのようですね。

(そっか)

さて、廃墟とかわいさのギャップ映えをあざとく狙ってみた結果、『廃墟のすぐ近くなのにどんだけかわいいんだよっていう白い車部門』で優勝しそうになりました。本当です。さっき聞いたんです。嘘なんかじゃありあません。

こんな風にね!

(あざとい白い車部門で優勝)

わたしあきらめないから!

(ん?どうした急に)

絶対に振り向かせてみせる!

(えっなになにどういうこと?!)

だってかわいいんだもーん!!

(なんとぉー!!)





“雨上がりの夕暮れの淡い色たち
 君との時間を優しく包むそれは希望の色”





ほらフラフープってあるじゃない?
あれ得意な人ってなんかすごいんだってさ。
ちょっと...ねえ聞いてる?
うん、やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。


ロンパメバーグ
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Posted at 2024/07/07 15:01:14

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こんにちは、LONPAMEです。 あ、ロンパメで大丈夫です。 車が好きで、車を運転するのも好きです。 でも整備系は全く出来ないので、 全部プロにお任せしてい...

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