• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2018年04月12日 イイね!

沖島への旅

沖島への旅晴れた火曜日の10日に、滋賀県に旅行した。
行き先は近江八幡市の沖島。琵琶湖に浮かんだ270人の人口を抱える小島だ。
朝11時に東海道線瀬田駅に集合と言われて、とても天気の良い休日(私にとっての)だったので、自動車を出すことにした。








最近の私のマイテーマは、平日遊びの活用である。これに準シニアのと冠詞が着いているようなイメージだろうか。

ここで電車で来た参加者と私が先に合流することになった。後で判ったが、全員で5名である。60代前半が3人、50代が私を含めて2人。平均年齢は61歳くらいであろう。


最初に立ち寄ったのは、集合の遅れと船の時間などで、琵琶湖岸にある古刹、長命寺になった。西国三十三カ所に当たる有名な寺らしい。











私はこのところ、日曜日の休日に旧車のイベントに全く行かなくなった。
行っても新しい発見や刺激は無いに等しいし、同じ循環の人間関係から得るものも
少ない。人生の残り時間も短くなってくると、卒車か、卒イベントになっても仕方が無い。


この参加者の方々は、知的な面でも面白く、民俗学のフィールドワークをされて
大学で講師をされている方の導きで、私は参加してみることになった。

これは他の集まりへの批判でないことを断っておくが、私も30代や40代の頃は
当時珍しかった自動車のイベントや、その後のオフ会の流れに馳せ参じた。

しかし還暦まで数年の今、私を満足させてくれるものは、教養とか文化だと思う。
この行事に、たまたま旧車に乗って行っただけであるが、同年代には大いに受けた。

そう言う意味で、非日常の一日ツアー、観光もあるが知的な集まりの、実際の
看板は、同好の志の写真撮影会である。



猫が駐車場に多い。昼食を食べていると、寄ってくる。




長命寺のボルボV70。 もう懐かしいクルマになってきた。





ブログを再開してから、いろんなことを書かせてもらったが、自動車趣味の現状は
見通しが暗い。その一つが、人材が入って来ないような、狭い文化意識にあると思う。
私はそこから先に、一歩距離を置くことにして、このところ、準シニアの遊び方。
平日活用法について、実践と考察を繰り返すことにした。


自動車の趣味というより、趣味車の活用は、そういう時のビジターの会話の話題くらいで良いではないか。



午後2時過ぎに沖島に渡る船に乗り込んだ。自動車は無料の駐車場に停めて置く。
そういう使い方なので、超エンスー車は乗っていけない。ランチアフラミニアでは、気が気で無いであろう。





15分ほどで淡水湖唯一の有人の離島に着いた。ここからが印象深く、記憶に残る休日になった。









島の概要は近江八幡市の市域に属するが、長い間に石切り場で栄えた島であり、
今は淡水湖漁業で暮らす場所である。島の中は昭和40年代後半のママの暮らしが残っていると言って良い。

別の所に解説的なことは書いてしまったので、興味が湧いた方は調べて欲しい。

午後5時まで島内を回っていろんな風景の写真撮影を行った。
この島の歴史と定期航路が開設して以来、何度も渡っている方の解説で
非常に興味深い話をいくつも聴けたことが、とても良かった。



純粋な島というものは減ってきており、架橋が出来ると、島の暮らしは一変する。

この不便さをなぜ維持し続けているのかは、落武者の歴史も尾を引いているようだ。

私の不便な車で30年以上同じカーライフを維持していることと、島の暮らしが
古い民家中心で、コンビニどころか商店も島外に行かないと無いという禁欲ぶりが
どこか通底しているように共感出来た。




たとえば、旧車に乗る者が浮かれているのは、ヘンではないかと思ったりする。
「金が無いからずっと同じ車なんです」くらいの自制で、ひけらかさない。
集まる時は非合法の集会くらいのノリで、こっそり目立たずにやる。
だから代官山は私は恥ずかしい以前の、それすら感じない感覚のずれた行事だと
思っている。



旅の帰りは、同じ方面の隣の市に住む方を乗せて、名神〜新名神を新規開通区間を乗せてあげて走った。

この吃驚した島の一日が終わり、帰りの船を降りて、車で家まで帰るのに長い時間も
かからないという事実。
私のクルマが1971年製ということとか、その辺りのことも、行事を楽しむのに役立てたと思う。

Posted at 2018/04/12 06:28:00 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「日産、ダイハツ、トヨタ、そしてテスラとBYDと http://cvw.jp/b/176891/47573049/
何シテル?   03/06 04:50
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/4 >>

1234 56 7
8 91011 121314
15161718192021
2223242526 2728
2930     

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation