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Ｓ耐開幕戦　鈴鹿

500kmのレースが終了

オーリンズランサーエボＸは
あやうくデビューウィンするところでしたが

色々有って２位でチェッカー
３位にもエンドレスのエボＸが入って
エボＸ２台が完走し表彰台へ

２クラスの優勝は３７号車のシーケンシャルエンドレスアドバンランサーでした

こんな精神的に疲れたレースは久しぶり

レースの詳細は・・・数日後にレポートします

Ｓ耐開幕戦　鈴鹿

昨晩は小雨がパラついた鈴鹿
今日は良い天気

朝のフリー走行が終了

各チームとも急速にセッティングを煮詰めて来た感じで
２クラスの車両は予選よりも接近したタイムになったようだ

１１号車も次々とプログラムが更新されて
良い方向に向かっている感じ



ちょっと心配だったのは隣のピットの６号車
初のポールポジションゲットで
Ａドライバーさんは朝一からなんだか小っちゃく膝を抱えて丸まってるし
Ｂドライバーさんの顔も引きつって見えた

フリー走行でもピットを出ては戻って来る繰り返しで
金曜日の１１号車状態に見えたけれど
最後の最後にしっかりクラス２番手のタイムをさらっと出した

普通に走れば普通に勝てると思うんだけど
なかなかそれができずにメイクドラマしてしまうチームだからちょっと心配



１１号車はとにかく完走してデータをたくさん残して欲しいし
６号車は普通に走って良い結果を出して欲しい

ようやく各チームのドタバタが落ち着いて
レースの現場らしくなって来たけど

今年は２クラスは今のところエボのワンメイクなので
昨年までと違ってちょっと緊張感が足りないかも

Ｓ耐開幕戦　鈴鹿

金曜日の練習走行ではデビュー戦らしいトラブルが頻発した１１号車

Ｓ－ＡＷＣが過敏になる問題には
フロントＬＳＤのイニシャルトルクを落とせば良いというような
話も聞こえていたのだが

ドライバーが選択したのは
フロントＬＳＤのイニシャルトルクアップだった

予選だけなら
扱いにくくなっても少しでもタイムアップを図りたいということだったのかもしれない

最終的にはフロントＬＳＤのイニシャルトルクは上げたけれど
ＡＣＤの制御を弱めて全体の制御を緩やかにして
もてぎでの公開練習の状態に近づけたセッティングになったとか

はたして一発勝負の予選では
乗りやすい状態になり金曜日の練習走行を上回るタイムとなり

ＡＹＣの油圧ポンプのオーバーワークが無くなり油温も低下し
電力消費も減ってエンジンの燃料圧力の低下現象も消えたようだ

３歩進んで２歩下がったって感じ

とりあえず良い方向には進んでいる感じだけれど
予選を走った感じではタイヤのたれが早いように感じるとか
車体重量のハンデは決勝ではボディブローのように効いてきそうな不安は残っている

何となくエボワゴンを思い出させる状況

デビュー戦の決勝はどうなるのでしょうか？

Ｓ耐開幕戦　鈴鹿

公式予選が終了

今年もＡ、Ｂドライバーのタイムを合算したタイムが
予選順位となる

４台の１クラスの後につけた２クラスのトップは６号車
新菱オートのエボⅨ

唯一２分１５秒台を叩き出したＢドラさんに拍手

２クラスは全体に昨年と比べて低調で６号車の後には３クラスが２台続く

２クラスの２位は３７号車
昨年の１３号車のシーケンシャルエンドレスアドバンランサー
Ａ、Ｂドライバー共に２分１７秒台

この後にも３クラスの車両が入り
２クラス３位は５６号車の眠眠打破ランサー
今年はＦポン等で活躍した服部尚貴選手がＡドラとなり
ランサーに慣れてくれば面白い存在になりそうだ

それに続いたのが１１号車のオーリンズランサーエボＸ

その後にＲＳオガワの２０号車、もう１台のエボＸの１３号車と続く



例年ならば２戦目となる鈴鹿が開幕戦となった今年は各チーム共
やや準備不足の雰囲気の中で昨年からあまり変化の無いチームが上位を占めたようにも見える

昨年あと一歩で優勝のチャンスを逃して来た６号車がうまく逃げ切れるのか
デビュー戦のエボＸはどんな結果を出すのか

混乱の開幕戦になりそうな気もする

Ｓ耐開幕戦

初歩的なトラブルを解決する間にも
予想されたやっかいなトラブルも顔を出して来た

Ｓ－ＡＷＣによる積極的にクルマを曲げる４駆システム

積極的に曲げようとするあまり
ちょっとしたステアリングの動きに過敏に反応して
全く不安定な状況に陥る

市販車であればエボとは言え多分にダルな部分が残っているものだけれど

レース車として仕上げられたクルマは
タイヤのグリップも高いし
車体の剛性も高い
ステアリングも小径

ステアリングがちょっとでも動けば
クルマは敏感に察知して積極的にクルマを曲げようとしてしまう
直進したくてもクルマの揺れがステアリングに伝わればクルマが反応する
それを修正しようとすれば逆方向に過剰に反応する

常にシステムが動いてしまうので作動油の温度は急激に上昇してリスクを高める悪循環

エボＸが現代のクルマとして衝突安全性能を高めるために
ステアリングコラムの構造が複雑になって
結果的に遊びが多めになっていそうなところも悪循環に拍車をかけているかもしれなそう


エンジンの方も出力アップの方向を煮詰める前に燃料圧力が落ちてつまづく

大体新しく作ったクルマではどうしても燃料タンク内や配管に細かいゴミが残って
トラブルを引き起こすものなのだけれど

もしかすると
駆動系のトラブルで制御系が常に仕事しているので電力を食いすぎているのかもしれない
これも悪循環なのかも


ということで
覚悟していたとおり各部をばらして対策に大忙しのメカニックの皆さん


明日の予選はタイムはともかく
対策効果が見えるデータがとれること希望