2008年02月11日
さて、今回のコンパクトクラスイッキ乗りですが、非常に国産らしい出来だと思いました。
こういうクルマを買う人たちが、街乗りを重視するようにハンドルを軽めに作って、シート自体もホールド性が高い長距離向きより、短距離での快適性が高いように若干柔らかめ、そしてサイドサポートを薄くしておく事による乗降性の向上も図られていました。
安いものだからそれなり、は確かに正しいですがちゃんと使う人の立場にも立っています。
騒音レベルとか、そういう「上級感」は確かに高い値段になればなるほど、静かで快適ではありつつも結局コンパクトカーらしく仕上がっていました。
コンパクトカーで全てを済ませる、つまりオールマイティカーになりつつありますが、ほとんどの人は街中を優先して乗る事が多いのだな、と今回のイッキ乗りで思いました。
という訳で、決して安いからそれなりって事はありませんでした。
ちゃんと使い方に応じた、そして予算に応じたクルマが、どれを取ってもちゃんと手に入ります。
これだけの車種が揃っているのですし(他にセダンでベルタ・フィットアリアもある)、あとは使い方次第でいいクルマが選べると思います。
という訳で、コンパクトクラスはこれにてシメます。
Posted at 2008/02/11 22:44:23 | |
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自動車関連 | 日記
2008年02月11日
さて、しばらくご無沙汰でしたがコンパクトクラスの残り、トールサイズコンパクトの紹介を。
その前に、ワンモーション2BOXで紹介し損ねたクルマから。
トヨタ・イスト
試乗したのは180G(189.0万円 [税抜180.0万円])。
運転し始めると、さすが今回の中で一番排気量が大きいだけあって、静かで力があります。
ボディ剛性感も高く感じます。ホイールサイズが16インチの割にサスペンションもしっかりしているようで、不安感もゴツゴツ感も無く走ります。ロードノイズも比較的押さえてある仕上がりでした。
ステアリングはやはり例に漏れず軽めの仕上がり。ちょっとノートを思い出すような仕上がりでした。
しかし1.8Lは格上の車種だけあって、1.5Lもいつか乗ってみたいと思います。
さて本題に戻って、トールサイズコンパクトのまとめを。
だいぶ時間が経ってしまったので、印象は多少薄くなっています(汗)
トヨタ・ラクティス
試乗したのはGグレード(155.4万円 [税抜148.0万円])
ドライビングポジションをあわせて路上に出ると、まるでミニバンのようにアイポイントが高いです。
運転していると、CVTのフィーリングは強いです。唸る割に前には進まない、そして加速中もエンジン音は変わらない。そういう印象です。
そしてエンジン音そのものも結構大きい印象です。
ボディ剛性感は高め、ただしおろしたての新車だったのでなんともいえません。
16インチホイールはガツンと衝撃を伝えますが、ボディはしっかり受け止める印象です。
設計年次が新しく、また設計自体もそれなりにしているクルマだとは思いました。
トヨタ・ポルテ
試乗したのは初期型の150r(157.5万円 [税抜150.0万円])。走行距離3.2万kmのものでした。
1.5Lはポルテの上級エンジンですが(1.3Lと1.5Lの2バリエーション)、運転すると結構ガーガーうるさいです。
さすがにドライバビリティの面で不足している印象は受けませんでしたが、この煩さは1.5Lの印象を裏切られるような音レベルでした。
そしてボディ剛性感は並。ウィッシュ(2.6万km走行)と比較すればさすがに弱いと感じますが、150万円の値段とこの大きさ、そして走行距離と経時劣化を考えれば、思ったよりシャッキリしている印象です。
肝心の電動スライドドアはガバッと、まるで切り取ったかのごとく大きく開いてくれますが怖いのが故障と事故時。運転席側ドアは後席の乗降を考慮していないのか、事故時の後席乗員救出性は低いかもしれません。電動スライドドアはある種の「諸刃の剣」です。
日産・キューブ
試乗したのは15M(147.84万円 [税抜140.8万円])。
運転する前にハイトアジャスターをいじると、コレはマーチと同じく座面のみ上下するタイプでした。
折角「走るリビングルーム」とか宣伝しているのですから、ハイトアジャスターもちゃんとしたものを装着して欲しい次第です。
走り出すと、1.5Lのマーチと思えば概ねアタリ。つまり1.2Lのマーチに比べてちゃんと静かになり、ドライバビリティはちゃんと格上になっています。
当然運転していても基本的にマーチと変わらないのですが、ボディ剛性感はこっちの方が大きくなった分だけ落ちた印象です。
ウワモノ、特に頭上部分(各ピラーとルーフ)が特に弱い印象を受けました。
パッケージング面ではAピラーが立っていて広々感はマーチより上ですが、これではその広さ感も相殺してしまう、そういう印象のボディでした。
ホンダ・モビリオスパイク
試乗したのはAU(152.25万円 [税抜145.0万円])。
これまたドライビングポジションを合わせようとするとハイトアジャスターが、今度はない!
Wグレードには標準装備のようですが、適正ドライビングポジションを取る為にも是非全車標準装備にして欲しい次第です。
運転すると、これまたキューブと同じように、フィットのウワモノだけ変えた印象をうけます。
先代フィットは運転した事が無いですが、キューブと同じということはつまり「上が弱い」印象です。
そして足回りは、荷物積載時を想定しているだけあってかなり固めです。
設計自体が古いのか、あるいは思想が間違っていたのか、ちょっとトラックっぽい印象のクルマでした。
ダイハツ・クー
試乗したのはCXリミテッド(170.1万円 [税抜162.0万円])。
ベースは同じようにパッソですが、これまた同じように「パッソの上だけ被せ換えた」印象が強いクルマです。
これまたキューブと同じように、上側が何となく捩れる、又は重心位置が上がっている分だけロールするような、何となく頼りない印象です。
シートはハイトアジャスター装備のベンチシート。bBにはハイトアジャスターが装備されていませんのでご注意を。
他はパッソと変わらず、しかし15インチアルミホイールを装着しているので、何となくシャシー自体も弱い印象を受けます。
大径ホイールは正直私の好みと反するのですが、乗り味でもちゃんと現れたのがこのクルマでした。
という訳で、残りはまとめです。
Posted at 2008/02/11 22:43:36 | |
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